デイリーニュース

  • USAID(アメリカ国際開発庁)は新たなCIA?反カストロ抗議をたきつけるツイッター・プログラムを密かに構築

    「米国は密かに『キューバのツイッター』を作成し、政治かく乱を狙う」と題する強烈な記事をAP通信が発信しました。USAID(アメリカ国際開発庁)がキューバ政府の弱体化を狙ってニセもののツイッタープログラムを作成したいきさつが明らかにしされています。ZunZuneo―キューバのスラングでハミングバードのツイートを意味する―と呼ばれるこのコミュニケーション・ネットワークは、海外の銀行を通して財政支援を得たペーパーカンパニーによって構築されました。APによると、米国政府はこのプラットフォームを使って「キューバの春」の引き金となる可能性がある政治的コンテンツの拡散を狙っていました。USAIDの文書は、これを「国と社会との間の力関係を再調整する」と称しています。アメリカ国家安全保障アーカイブのキューバ・ドキュメンテーション・プロジェクト責任者、ピーター・コーンブルーに話を聞きます。コーンブルーは、最近、フォーリン・ポリシー誌に「ハバナにいる我々の味方:USAIDはカストロ妥当を計画していたか?(Our Man in Havana: Was USAID Planning to Overthrow Castro?)」と題する記事を書きました。

    dailynews date: 
    2014/4/4(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 薬漬けの米帰還兵:鎮痛剤の濫用で退役軍人局が「ご贔屓のドラッグディーラー」に

    イラクやアフガニスタンに従軍した米兵が直面する苦況を、調査報道記者のアーロン・グランツと共に考えます。グランツはイラク戦争と本国に戻った帰還兵が受ける治療について10年以上にわたり調査しています。4月第1週、調査報道センターはグランツの報道によって由緒あるピーボディ賞を受賞しました。さまざまな精神衛生上の障害や身体的な負傷の治療のために鎮痛剤が処方されるため、大勢の帰還兵が処方箋のいる鎮痛剤の中毒に陥り、彼らにとって局(VA)は、ご贔屓のドラッグディーラーになっています。グランツは、このいきさつを暴露しました。グランツの調査によると、VAによる4つの麻酔剤―ヒドロコドン、オキシコドン、メタドン、モルヒネ―の処方は、過去12年間で270%増加しています。

    dailynews date: 
    2014/4/4(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 『本国に帰った戦争』 :フォートフード基地乱射事件で帰還兵の治療に疑問

    4月 2日に乱射事件が起きたテキサスのフォートフード基地では半旗が翻っています。この襲撃で、射撃犯を含む4名が死亡し、16名が負傷しました。当局の発表によると射撃したのは34歳の陸軍特技兵アイヴァン・ロペスで、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の検査中でした。ロペスはイラクで従軍しましたが、戦闘は目撃していないと当局者は語っています。番組では2人のイラク戦争帰還兵、ライアン・ホレランとマラキ・マンシーに話を聞きます。2人は、「反戦イラク帰還兵の会(IVAW)」のメンバーで、マンシーはフォートフード基地近くの喫茶店「アンダー・ザ・フード・カフェ」の経営者です。「僕もイラクから帰還してフォートフードにいた時、支援をなかなか得られませんでした。医療へのアクセスには制限があり―利用できることになってはいますが、アクセスできるとは限りません」とホレランは説明します。「精神衛生のための支援を得ようとするいかなる行為にも大きな汚点が染み付くので、治療を求めるのがきわめて困難です」。「調査報道センター」で帰還兵および米国内での軍の問題を調査しているアーロン・グランツも番組に参加します。

    dailynews date: 
    2014/4/4(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 元交通安全局長と事故で娘を亡した父親:安全装置の不備を隠蔽したGMのCEOは刑務所に行くべき

    2005年ゼネラル・モーターズ(GM)は、自動車1台につき約1ドルのコスト増を理由に、欠陥のあるイグニション・スイッチのデザイン変更をしないと決定しました。その結果、少なくとも13人が事故で亡くなっており、被害者の数は更に多い可能性もあります。議論の的となっている、GMのCEOメアリー・バーラの公聴会での2日に渡る証言について、2人のゲストに話を聞きます。ケン・ライマーは、18歳の継娘ナターシャ・ワイゲルを、2005年シェビー・コバルトの欠陥車で亡くしました。消費者保護団体のジョーン・クレイブルックは、元米高速道路交通安全局局長です。

    dailynews date: 
    2014/4/3(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「次のシティズンズ・ユナイテッド」:マカッチェン裁判により 富裕層が選挙戦に数百万ドルを注ぎこむ可能性高まる

    「シティズンズ・ユナイテッド裁判の再来」と言われる、4月2日の米最高裁の「マカッチェン対連邦選挙管理委員会(McCutcheon v. FEC)」裁判の判決の話題をつづけます。最高裁の保守派判事たちは、長年つづいてきた、2年周期の選挙戦における連邦候補および政党、政治活動委員会(PAC)に対する選挙資金寄付の上限を取除くと、5対4で判決を下しました。マザー・ジョーンズ誌の上級記者で、選挙戦における資金と、「闇のカネ」と呼ばれる匿名寄付について、幅広く取材をしてきたアンディー・クロール記者に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/4/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • サンダース上院議員:億万長者が「選挙をカネで買う」ことを最高裁が許し 民主主義は弱体化する

    2014年の選挙シーズンが始まろうとしていますが、米最高裁は長年つづいてきた、2年周期の選挙戦における連邦選挙の候補者および政党、政治活動委員会(PAC)に対する選挙資金寄付の上限を取除くとの判決を下しました。合計の上限が無くなることで、これからは寄付者は候補および政党に対し直接数百万ドルを渡すことが可能となります。5対4の判決となった「マカッチェン対連邦選挙管理委員会(McCutcheon v. FEC)」裁判は、米選挙での企業の無制限寄付の水門を開けることとなった、2010年の判決「シティズンズ・ユナイテッド(Citizens United)裁判の再来」と言われています。バーモント州選出の無所属バーニー・サンダース上院議員に、4月2日の歴史的な判決と、選挙プロセスから大型資金を取除こうとする自身の戦いについて話を聞きます。また、サンダース上院議員が2016年の大統領選出馬の可能性についても考慮しているのは「大統領になりたいと、燃えるような願望を胸に毎朝目を覚ますからではなく、数ある巨大な問題が、臭い物には蓋的にうやむやにされるのを見たくないためです」と語ります。

    dailynews date: 
    2014/4/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ドラグネット国家: グーグルとフェイスブックはNSAやソビエト時代の秘密警察よりも多くの個人情報を得ているか

    ピューリッツァー受賞ジャーナリスト、ジュリア·アングウィンに、彼女の新著 Dragnet Nation: A Quest for Privacy, Security, and Freedom in a World of Relentless Surveillance (『ドラグネット国家:絶え間ない監視世界でプライバシー、安全、自由を追求する』) について話を聞きます。彼女は現在はプロプブリカ、そして元ウォールストリート・ジャーナル紙の記者です。インターネット上でプライバシーを保護することへの複雑で困難な過程について話を聞きます。アングウィンによれば、ソビエト時代に東ドイツのシュタージ秘密警察が集めた個人データなど、我々が個人のフェイスブックのプロフィールや グーグル・サーチで明かしている情報に比べれば、微々たるものだということです。

    dailynews date: 
    2014/4/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • IPCC 世界的食糧危機の脅威へ切迫した警告 アクションと対応を呼びかけ

    気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、温室効果ガスが地球温度を上げ異常気象を引き起こし、食料と水の補給源を脅かしていることについて、今までで最も切迫した警告を発しました。「気候変動の影響は、21世紀を通して経済成長を低迷させて貧困削減をより困難にし、食料安全をむしばみ、長い間存続している貧困をさらに引き伸ばし、また新しい貧困の罠を仕掛けようとしていいる。これは特に都市部で顕著であり、飢餓のホット・スポットも出現し始めている」と報告書は述べています。本日は、このIPCC報告書作成にあたった二人の気象学者に話を聞きます。プリンストン大学教授のマイケル・オッペンハイマー教授と、ロンドンの国際環境開発研究所の環境科学者サリームル・ハクです。また、オックスファムの「食と気候ジャスティス」代表のティム・ゴアにも話を聞きます。「化石燃料の中毒者となって、それなしでは生きて行かれなくなったこの世界にとって、化石燃料企業はドラッグ供給者のようなものです」とハクは言います。「しか、しこのまま化石燃料に依存する必要はないのです。実際、我々はいずれこの燃料の使用を止めなければならないのです」

    dailynews date: 
    2014/4/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 戻る権利:家族による抗議行動の後で強制送還されたメキシコ移民が挑む米国への再入国

    2014年初頭に自宅のあるアリゾナ州からメキシコに強制送還されたハイメ・バルデスから、米国への再入国を目指す彼の現在の取り組みについて話を聞きます。バルデスは、米国の移民政策へ抗議するため「フェニックス入国・税関管理局」(Phoenix offices of Immigration and Customs Enforcement)で彼の家族が参加したハンガーストライキへの報復として強制送還されたと言います。「私の家族は全員アメリカにいます。だから私は戻ろうとしています」とバルデスは言います。「我々は、強制送還を止め、移民こう留センターでの差別と不正を止めようというメッセージを大統領に届けようとしています」。彼と別の移民は4月1日、現在「米国カトリック司教協議会」(the U.S. Conference of Catholic Bishops)が国境警備隊と移民を訪問するために3日間のツアーを行っているメキシコ国境の町ノガレスの検問所を越え、彼らの家族に再会することを願っています。

    dailynews date: 
    2014/4/1(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 動物よりひどい人間への待遇:精神病囚人の独房監禁を非難する刑務所制度内部の声

    ニューヨーク市のライカーズ島の施設で2人の囚人が死亡したことを受け、拘置所と刑務所が独房監禁の使用を改革することへの高まる圧力について検証します。独房が下水で水浸しになったときに支給された洗剤1袋を食べて死亡した、精神障害を持つライカー島の囚人ジェイソン・エケバリアの公民権を侵害したとして、刑務官のひとりが、3月5週に逮捕されました。このような事件で逮捕者が出たのは、過去10年以上で初めてのことです。3月にはまた、精神病のホームレスの退役軍人であるジェローム・マードフが、15分毎に点検を受けることになっていた精神監視独房で死亡しました。当局者はAP通信に対し、マードフは独房の気温が急上昇したことで「焼け死んだ」と話しました。エケバリアの父親で、息子のために正義を求めて抗議活動をしているラモン・エケバリアと、ライカー島の独房に収監されていた元囚人のファイブ・ムアリマクに話を聞きます。また、刑務所制度の内側で改革を求めている2人のゲストからも話を聞きます。刑務所内での暴力減少を助けている精神科医のジェームス・ギリガン博士と、テキサス州の刑務官を代表する団体である「テキサス刑務官」(Texas Correctional Employees)の代表ランス・ローリーです。ローリーはテキサス州に対し、死刑囚官房を含む独房の使用を減らすことを求めています。

    dailynews date: 
    2014/4/1(Tue)
    記事番号: 
    2

Pages