デイリーニュース

  • 警察が“賞金稼ぎ”? アルバカーキの警官らが直面する抗議と一連の射殺事件をめぐる調査

    ニューメキシコ州アルバカーキでは、警察による発砲事件が立て続けに起きていますが、一番最近起きた同様の事件のあと激しい抗議が巻き起こっています。警察のヘルメットに装着されたカメラで撮影された映像は、複数の警官が、ホームレスの男ジェームス・ボイドを殺害する場面が映っています。ボイドは野営していたその場所で、警官に降伏しているように見えています。ボイドが自分の所持品を拾い上げ、向きを変えると、警官らは照明手榴弾を投げつけ、数ヤード先から彼に向けて6発の実弾を発砲しました。アルバカーキ警察署は2010年以来、37件の発砲を起こし、そのうち23件で死者が発生、現在連邦政府による調査を受けています。連邦捜査局(FBI)は4月第1週、ボイドの殺害について調査していることを認めました。また、司法省はすでに同市の警察の発砲事件について1年以上調査しています。AP通信の記者で、3月30日の抗議行動を取材中に催涙ガスを浴びせられ、同警察の複数の発砲事件を追っているラッセル・コントレラスに話を聞きます。社会正義活動家のノラ・タチアス=アナヤからも話を聞きます。彼女の甥であるジョージ・レビー・タチアスは1988年、運転中に警察に射殺されました。

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    2014/4/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 特別放送:エジプト活動家アラー・アブド・エル=ファタが語る 投獄と政権の「世代まるごとに対する戦争」

    本日はデモクラシーナウ!の世界特別放送として、エジプトを代表する反体制運動家の一人、アラー・アブド・エル・ファタへの4ヶ月近い投獄後初めてとなるロングインタビューをお送りします。オープンインターネットの運動家で政治活動家のファタは、長年エジプト変革のために闘争の最前線に立ち、エジプトの過去4人の統治者によって繰り返し弾圧されてきたという武勇伝があります。今後数ヶ月以内に刑務所に戻る可能性がある中、ファタはデモクラシーナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースに彼の状況、エジプトの未来、未だに続く活動家への弾圧について話しました。「彼らは逆上したように判決を下しています」とファタはエジプトの軍事政権指導者について言及しています。「これは私だけではありません。まるで世代まるごとに対しての戦争かのようです」。オマール・ロバート・ハミルトンとシェリーン・タドロスに謝意を表します。

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    2014/3/31(Mon)
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    1
  • 拷問をめぐる対論 CIAの秘密牢獄の法的根拠付けの責任者 vs 人権弁護士

    CIAの秘密拘留と尋問に関する米上院情報委員会の6000ページにおよぶ報告書の機密解除をめぐり同委員会とCIAとの間で衝突が起きています。本日は、CIAの元最高法務責任者代行ジョン・リゾーと人権弁護士スコット・ホートンとの討論をお届けします。折しも、オバマ政権が9/11同時多発テロ事件後のCIAの活動への調査を終了した件で、27日、国連人権委員会が同政権を批判したばかりです。27日に発表された国連の報告書は、「国連人権委員会が懸念をこめて指摘したいのは、CIAが秘密に行う特別拘禁引渡しプログラムの遂行に伴って引き起こされた強制失踪、拷問、その他の残酷で非人道的な扱いに関する全ての報告済み調査が2012年に終了されたことである。これにより、わずかな件数の刑事訴追が下級工作員に対してなされただけで幕引きになってしまった」と述べています。リゾーは、ジョージ・W・ブッシュ政権時代の大半にわたり法務顧問代行を務め、9/11同時多発テロ事件後の米国の尋問・拘禁プログラムについての法的根拠を整備した中心人物でした。最近、Company Man: Thirty Years of Controversy and Crisis in the CIA (『組織の男:CIAの危機と30年間にわたる論争』)という本を出したばかりです。

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    2014/3/28(Fri)
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    1
  • 「未知の既知」:悔悛ないイラク戦争立案者ドナルド・ラムズフェルドを描く 新ドキュメンタリー

    アカデミー賞受賞歴のあるドキュメンタリー映画監督エロール・モリスに、元米国防長官のドナルド・ラムズフェルドとの33時間に及ぶインタビューを基にした新作The Unknown Known(『未知の既知』)について話を聞きます。映画のタイトルは、2002年にラムズフェルドが記者たちからイラクの大量破壊兵器の証拠不足について質問を浴びせられた、悪名高い記者会見を暗に指しています。今作はモリスの長編ドキュメンタリー作品10作目になります。モリスはThe Fog of War: Eleven Lessons from the Life of Robert S. McNamara(『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』)でオスカー賞を受賞。他にもテロ容疑者に対する拷問があったとされるアブ・グレイブ刑務所を描いたStandard Operating Procedure(『スタンダード・オペレーティング・プロシージャー』)、ダラスの警官殺害容疑で誤認逮捕され有罪判決を受けたランダル・アダムスを描いたThe Thin Blue Line(『シン・ブルー・ライン』)があります。今回の作品は、米軍の少なくとも4400人の死亡に加え、推定50万人のイラク人を出すことになった米によるイラク侵攻から11年目を記念する月に公開されます。

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    2014/3/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • モンタナで中絶実践の診療所 火炎ビン攻撃、法的規制、今度は破壊行為の標的となり閉鎖

    通常のサービスに加え、中絶サービスも提供しているモンタナ州のある診療所が、所内のほぼ全ての物と表面を、侵入者に組織的に破壊または切りつけられ、閉鎖に追い込まれました。オール・ファミリー診療所(All Families Healthcare)では、水道設備から暖房装置に至るまで破壊され、植物も根こそぎ引き抜かれ、家族写真にも穴をいくつも開けられました。破壊行為を行ったと見られるザカリー・クラント容疑者は、中絶反対グループ「希望をかけた妊娠のための聖職者会議」(Hope Pregnancy Ministries)元役員の息子です。母のトワイラ・クラントは、息子の逮捕の後に役員を辞任しました。家庭医としての活動の中で数十年にわたり中絶を実践、今回また新たな妨害を受けている、オール・ファミリー診療所の所有者スーザン・ケイヒルに話を聞きます。ケイヒルが以前勤めていた別の診療所は、1994年に火炎瓶攻撃にあいました。その翌年にはモンタナ州議会が、「スーザン・ケイヒル法」(Susan Cahill Law)として知られる、同州内での準医師資格者による中絶医療行為を禁止する法案を通過。同州内で中絶医療を行う、唯一の準医師資格者がケイヒルでした。その後、モンタナ州最高裁は、ケイヒルが中絶医療を行う権利を認めています。

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    2014/3/27(Thu)
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    1
  • 癒える権利: 米国のイラク侵攻から11年 戦争がもたらす癒えない傷に 米国からの賠償を求める

    米国がイラクに侵攻してから今月で11年経ちます。26日ワシントンでは、イラク市民と米国イラク戦争退役軍人グループが集まり、国内外における戦争の恒久的影響に対する責任を米国政府に求めます。本日は、「癒える権利イニシアチブ」(Right to Heal Initiative) の2人のメンバーに話を聞きます。ジョイス・ワグナーは「反戦イラク帰還兵会」(Iraq Veterans Against the War)の共同ディレクター、ヤナール・モハメドは「イラク女性自由機構」(Organization of Women:s Freedom in Iraq) 代表です。モハメドは先日バクダッドで何千もの署名を集め、米州人権委員会に公聴会を要求しましたが却下されました。

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    2014/3/26(Wed)
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    3
  • オバマ大統領 中東ジハド軍国主義の資金源 サウジアラビアを訪問

    サウジアラビアは、シリアやイラク過激派の資金源であり武装援助に関わっているにも関わらず、オバマ大統領は今週アブドラ国王と会談するため同国を訪問する予定になっています。この訪問は、オバマの海外訪問日程の中でも唯一の中東・湾岸国への訪問となっています。多くのアナリストたちがシリアでの紛争は、サウジアラビアとイランの間での代理戦争となったと述べています。サウジアラビアとジハード主義グループのつながりは何十年も前に遡ります。9.11のハイジャック犯19人のうち15人が サウジアラビア人でした。 9.11委員会による報告書は、アルカイダの主要資金源として、サウジアラビアを指しています。そして2010年にはウィキリークスが、イスラム主義過激派組織の世界最大の資金源をサウジアラビアであると特定した米国の外交ケーブルを掲載しました。また国会議員や人権団体は、オバマがサウジアラビアの女性、宗教的少数派や政治活動家たちの待遇を改善するうよう求めるよう呼びかけています。本日はインデペンデント紙中東特派員のパトリック·コウバーンに話を伺います。

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    2014/3/26(Wed)
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    2
  • エジプト裁判所による弾圧 モルシ支持者の集団死刑宣告 ジャーナリスも裁判にかけられる

    近代歴史上最大規模の死刑判決を下したエジプトは、国際的な批判に直面しています。24日、失脚したモハメド・モルシ大統領の529人の支持者たちが、昨年夏に起きた一人の警察官の死に対して死刑判決を受けました。裁判はわずか二日間で終わり、被告の大多数が裁判に出席していませんでした。例外的に迅速な裁判と厳しい判決は、既に何百・何千という死者と逮捕者を出した、エジプトの軍事政権によるモルシ支持者への弾圧がさらにエスカレートしたことを示しています。また、もう一つ注目されている裁判は、アルジャジーラの3人のジャーナリストのピーター・グレステ 、 バヘル・モハメドとモハメド・ファフミの裁判で、彼らはすでに3カ月近く投獄されたままで保釈も拒否され続けています。彼らはテロ組織に所属するか支援しているとして告発されています。一方、 エジプトを代表する活動家の二人が、100日間の投獄の後に釈放されました。アラー・アブド・エル・ファタとアーメド・アブデルラーマンは、軍事政権の抗議行動禁止法に違反したとして起訴された活動家グループのうちの二人です。彼らの他にも23人が保釈されましたが、来月には彼らに対する裁判が行われることになっています。本日は、カイロからデモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースに話を聞きます。

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    2014/3/26(Wed)
    記事番号: 
    1
  • FBIはなぜライアン・シャピロの動物の権利に関する論文が国家安全保障を脅かすとレッテルを貼ったのか?

    ライアン・シャピロは過去数十年にわたり、第一線の情報公開活動家として活動し、何万もの極秘とされた文書を発掘してきました。彼の活動は、政府がいかに政治運動、特に動物と環境権利に関する運動に潜入し監視しているかに焦点を当てています。現在彼は、連邦捜査局(FBI)に対して700件の情報公開法(FOIA)請求をし、約35万の文書を求めています。この粘り強さから、米司法省は彼を“最も多作な”請求者と呼んでいます。彼は1年に換算すると、1日に2件の請求をしているのです。また、FBIは、マサチューセッツ工科大学での彼の論文研究が「取り返しがつかないほど国家安全保障を損なう」と主張しています。シャピロから、FOIA請求を通した政府文書取得における彼の方法論と、そこから明らかになってきた動物の権利を求める運動家らに対する弾圧の詳細について話を聞きます。

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    2014/3/25(Tue)
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    3
  • FBIはなぜ「ヒューストンを占拠せよ」を監視し、その後抗議活動の指導者らに対する狙撃計画を隠したのか?

    情報の 透明性を求める活動家ライアン・シャピロから、2011年の「ヒューストンを占拠せよ」(Occupy Houston)に対する連邦捜査局(FBI)の監視を巡って明らかになりつつある問題点について話を聞きます。問題の焦点は、FBIが占拠せよ運動の指導者らに対する暗殺計画疑惑について何を知っていたか、そしてなぜFBIがこの情報を共有しなかったかということです。この暗殺計画は最初、情報公開法(FOIA)請求を通して「市民の権利保護パートナーシップ基金」(The Partnership for Civil Justice Fund)が入手した大幅に編集された文書によって明らかになりました。この文書には、ある個人が「テキサス州ヒューストンでの抗議者らに対して狙撃攻撃に従事することを計画していた」と記されていました。シャピロがさらなる詳細を求めると、FBIは17ページの関連記録を見つけたと言ってそのうちの5ページを彼に渡しましたが、情報の一部は編集されていました。シャピロは、FBIはFOIAの免責を不適切に行使したとしてFBIを訴えました。連邦区判事のロズマリー・コリヤーは3月第3週、シャピロに同意し、FBIはなぜ記録を公表しなかったか説明する必要があると判決しました。

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    2014/3/25(Tue)
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    2

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