デイリーニュース

  • 炭素取引スキーム"REDD"は誤った気候変動対策と語るブラジル先住民指導者

    REDD(Reducing Emissions from Deforestation and Forest Degradation 森林の伐採と縮小による温室効果ガス排出を削減する構想)と呼ばれる炭素取引スキームが物議をかもしています。この構想に対し、アフリカのみならず、南米、特にアマゾン地域で抗議が始まっています。ブラジルの先住民グループ、フニクイ連盟(Federation of the Huni Kui)代表のニナワ・フニ・クイ首長に話を聞きます。同氏はREDDへの反対を表明するために、リマの国連気候サミットに駆けつけました。

    dailynews date: 
    2014/12/10(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 南米からアフリカへ 気候変動に対する「資本主義的」解決策は破滅への道

    ペルーのリマで開催中の国連気候サミットの会場から放送しています。高官会議が始まったところです。9日、ボリビアのエボ・モラレス大統領は、代表団に向け、気候変動に対処するグローバルな合意に先住民の知恵を採り入れるよう呼びかけ、危機の根源である資本主義への取り組みを欠いているとしてサミットを批判しました。ナイジェリアの環境アクティビストで「母なる大地の健全財団」(Health of Mother Earth)代表のニモ・バッセイに、気候会議の現状について話を聞きます。バッセイは、To Cook a Continent: Destructive Extraction and the Climate Crisis in Africa (『大陸を料理する アフリカの破壊的採取と気候危機』の著者です。合意草案に含まれている炭素取引はアフリカで森林破壊を増幅させ、農民の強制移住や食糧危機を引き起こす可能性があると、バッセイは語ります。

    dailynews date: 
    2014/12/10(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「これは犯罪だ」:上院報告書でCIAの残忍な拷問が明るみに ブッシュ政権訴追に向け新たな呼びかけ

    上院情報委員会は、9日、CIA調査の主要部分を編集した500頁の要約を公表し、これにより9・11同時多発テロ以降の米国の拷問プログラムの生々しい詳細が明らかになりました。報告書は、2002年から2006年までの間に世界各地の秘密拘置所でアルカイーダその他の容疑者を拷問したにも関わらず、襲撃計画をただのひとつも阻止できなかったと断定しています。また、水責め、ほうきの柄を使った性的脅迫、医療として不必要な「直腸栄養法」、など、拘置者に対して行われる拷問法の詳細なリストが記載されています。さらに、CIAがアフガニスタン、リトアニア、ルーマニア、ポーランド、タイで秘密軍事施設を、グアンタナモの海軍基地に「ストロベリーフィールド」と呼ばれる秘密施設を運営していたことを認めています。これまでのところ、CIAの尋問プログラム関係者で刑事訴追されたのは、内部告発したジョン・キリアコウのみです。キリアコウは2007年に、同プログラムを直接に知る人物として、その存在を初めて公表した人物ですが、30カ月の刑を宣告されて服役中です。ヒューマンライツ・ウォッチの顧問で広報担当のリード・ブロディに話を聞きます。ブロディはブッシュ政権の高官に対する犯罪捜査を求めた2011年の報告書をはじめ、対テロ戦争における拘置者虐待に関する複数の報告書を手がけた人物です。

    dailynews date: 
    2014/12/10(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 世界中からの気候正義活動家らがフィリピンとの団結を表明

    国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)では多くの抗議行動が行われていますが、その中の一つは、台風「ハクピート」が12月第1週末に襲ったフィリピンとの団結行動です。この台風で約90万人が避難を余儀なくされました。チリ、アフリカ、ニュージーランドからの参加者から話を聞きます。彼らは一様に、COP20の交渉団がとっている態度には、すでに気候変動の影響を受けている国々にとって気候問題取り組みを急ぐことがどれほど必要とされているかが反映されていないと言います。

    dailynews date: 
    2014/12/9(Tue)
    記事番号: 
    6
  • 地球規模の気候交渉は実現可能 ただしそれが地球のニーズを満たすには一般市民の圧力が必要

    地球温暖化の一因となる温室効果ガスの排出量削減を求める地球規模の合意について世界中の代表者らが会議をしている、ペルーのリマでの国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)から放送を続けます。2014年の同会議の最初の草稿が発表されました。ボリビアの元国連大使で、同国の気候変動交渉責任者を務めたこともあるパブロ・ソロンから話を聞きます。現在「フォーカス・オン・ザ・グローバル・サウス」(Focus on the Global South)の代表を務めるソロンは、ペルーで行われた「自然の国際的権利法廷会議」(International Rights of Nature Tribunal)で司会を務めました。

    dailynews date: 
    2014/12/9(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 先住民の女性たち:地球を守る者たちが気候変動の最前線から発言

    12月9日は、世界の貧困層の70%を占める女性に対する気候変動の不均衡な影響を認識する日である、国連気候変動会議「ジェンダー・デイ」(Gender Day)です。気候変動に対する解決策を共有するために12月8日に会場外に集まった世界中の先住民女性のパネリストたちの声を聞きます。「女性のための地球と気候活動ネットワーク」(the Women’s Earth and Climate Action Network)によって主催されたこのイベントには、化石燃料企業による搾取から地球を守る最前線にいる先住民の女性指導者たちが集まりました。演説者の中には、エクアドルのサラヤクのキチュワ族の指導者パトリシア・グアリンガと、彼女の姪のニナ・グアリンガもいました。サラヤクのコミュニティは2012年、外国の石油企業が彼らの土地を侵害することを許したことに対し、エクアドル政府を相手に起こした米州人権裁判所での訴訟で、勝訴しました。

    dailynews date: 
    2014/12/9(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「地球の心臓」アマゾンが大きく脅かされるなか その流域国で初の気候変動会議

    2014年のペルーでの国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)は、アマゾン川流域の国で今回初めて開催されました。ペルーの国土の70%以上はアマゾン盆地内にあります。アマゾン地域に対する長年の脅威の中で行われている今回のペルーでの国連気候変動会議の重要性について、「アマゾン監視団体」(Amazon Watch)の設立者で代表のアトッサ・ソルタニから話を聞きます。ソルタニはまた、利益を生みはするが二酸化炭素を多く排出するエネルギー資源を保有する発展途上国が直面している問題と、米国が環境問題において次世代にとって責任ある世話役になれるかどうかという問題について語ってくれます。「我々がアマゾンを失うとき、我々は排出量を生み出すだけでなく、アマゾンの熱帯雨林という気候安定化作用をも失うのです」と、ソルタニは言います。「我々は転換点に来ています」。

    dailynews date: 
    2014/12/9(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 『企業征服者たち』:気候変動を推進し、そこから利益を得る多国籍企業のやり方を新たな報告書が暴露

    ぺルーのリマで行われている国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)からの放送を続け、Corporate Conquistadors: The Many Ways Multinationals Both Drive and Profit from Climate Destruction(『企業の征服者たち:多国籍企業が気候破壊を引き起こし、そこから利益を得る多くのやり方』)という新たな報告書を発表したばかりの「欧州企業監視団体」(Corporate Europe Observatory)のパスコ・サビドに話を聞きます。「今回COP20 ということは、我々は20年間、我々が必要とする公平で進歩的な気候交渉を進めることなく会議を続けてきたということです」と、サビドは言います。「その大きな理由の一つは、国家レベル、そしてこうした国連会議の両方における化石燃料企業の攻撃的なロビー活動にあります」。

    dailynews date: 
    2014/12/9(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「彼らは我々の暮らしを破壊した」:国連気候変動会議で活動家らがシェル社とシェブロン社に抗議

    ペルーのリマで行われている国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)で12月8日、石油大手のシェル社とシェブロン社が会議のパネリストとして講演するよう招待されたことに抗議して、抗議者らが場内に押し寄せました。デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、マイク・バークは、シェル社の気候変動顧問であるデビッド・ホーンが登場するイベントに、会議に参加している代表者ら数十人が入り込もうとしたその場に居合わせました。

    dailynews date: 
    2014/12/9(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 森林保護を行い殺害されたペルー先住民の妻ら 国連気候変動会議で正義を求める

    森に住み、森林破壊から森を守ろうとしている先住民をはじめとする環境活動家にとって、ペルーは4番目に危険な国であるとの報告書をグローバル・ウィットネスが発表したことを受けて、今年の国連気候変動会議のホスト国ペルーに、厳しい視線が注がれています。ペルー国内では2002年以降に少なくとも57人の環境活動家が暗殺されており、最近では新規投資と開発を引き付けるために森林保護を後退させる法案が可決されました。本日は、9月に違法の伐採業者を止めようとして殺害されたとされている活動家エドウィン・チョータとホルヘ・リオスの未亡人であるフリア・ペレスとエルヒリア・レンギフォに話を聞きます。チョータは死の直前、自らの命がいかに危険にさらされているかを説明し、政府に対し、彼のコミュニティーを含む複数のコミュニティーへの保護拡大を要請していました。現在、彼の妻は熱帯雨林からリマへ来て、正義を呼びかけています。

    dailynews date: 
    2014/12/8(Mon)
    記事番号: 
    4

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