デイリーニュース

  • 化石燃料投資撤退運動の高まりを受け 国連交渉官たちは「ゼロ排出」の未来を検討

    史上初めて、国連気候変動会議に出席した代表たちが化石燃料を2050年までに全廃することについて話し合っています。これは化石燃料抽出から利益を得ているエネルギー産業との最終対決を仕掛けることになります。350.orgのジェイミー・ヘンに、国連会議の状況、投資撤退運動の世界的高まり、12月8日からの週に『コルベール・レポート』でオバマ大統領が行った発言がキーストーンXLに疑問を投げかけていることなどについて聞きます。

    画像クレジット:Flickr.com/James Ennis

    dailynews date: 
    2014/12/12(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 反対意見の封殺 国連は気候会議の抗議者に「キーストーン」「ケリー」「米国」などのことばの使用を禁止

    環境団体サステインUS (SustainUS)の若手活動家アリサ・ジョンソン=カーツに、国連気候変動会議が抗議者たちにバナーとスローガンを事前に提出し承認を得ることを義務づける規則について聞きます。ジョンソン=カーツによると、この規制は政府高官やプロジェクトなど特定の名前に触れることを禁じています。「私たちが提出しようとしたバナーには、矢印の一方にキーストーンXLの名が、もう一方に生存可能な未来という言葉が書かれていましたが、受け取りを拒否されてしまいました」とジョンソン=カーツは言います。市民団体は会議場内の出来事からますます隔離されています。「そのくせ、会議にやって来る化石燃料企業にはほとんど何の制約も課されていないのです」と、番組ゲストのジェイミー・ヘンはコメントしています。ヘンは、気候団体350.orgの共同設立者でコミュニケーション責任者です。

    dailynews date: 
    2014/12/12(Fri)
    記事番号: 
    3
  • アル・ゴア元副大統領 オバマ大統領にキーストーンXL申請却下を要請 米交渉団長ケリー長官は無言

    12月11日気候変動に対処する行動を情熱的に訴えたジョン・ケリー米国務長官は、国連気候変動会議に出席した米政府代表としては、2009年のコペンハーゲン会議にオバマ大統領が出席して以来、最高位の高官です。ケリー長官は30分にわたる演説を行いましたが、その中で、多くの人々が懸念しているキーストーンXLタールサンド石油パイプライン建設計画の申請についてまったく触れませんでした。ケリー長官はこの予算額80億ドルのパイプライン計画の承認に関し、オバマ大統領に最終的な進言をする立場にあります。エイミー・グッドマンはケリー長官の演説に出席していたアル・ゴア元米副大統領に、なぜオバマ氏にキーストーンXL計画の申請却下を望むのかを質問しました。グッドマンはケリー長官と米国の気候交渉官トップのトッド・スターンにも同じ問いを投げましたが、二人とも返答を拒否しました。

    dailynews date: 
    2014/12/12(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「我々は惨事への道を歩んでいる」 ケリー米国務長官 国連気候変動会議で緊急の訴え

    ペルーのリマで開催中の国連気候変動会議は、会議日程の最終日に入りました。排出削減量および世界最大の汚染国が貧困国の気候変動対策をどれほど支援すべきかをめぐる富裕国と途上国の間の深い溝は埋まっていません。11日、ジョン・ケリー米国務長官はリマに飛び、2015年パリで意欲的な取り決めが成立するよう、すべての国に努力を促す熱のこもった訴えを行いました。「惨事に導く進路」を反転させるための時間はなくなりつつあるとケリーは述べました。

    dailynews date: 
    2014/12/12(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ペルーでの環境保護は命がけ:国連気候サミット開催国は 環境保護活動家にとり 世界でも危険度の高い場所

    国連気候サミットがペルーで行われていますが、同国は環境保護活動家にとって、世界第4位の危険度です。9月だけでも4名の活動家が殺害されました。ペルーのアマゾン熱帯雨林地域の奥地では、先住民活動指導者のエドウィン・チョタが、同地域でおこなわれている違法伐採対策についてブラジルで行われる会合に向かう途中、待ち伏せのうえ襲撃されるという残酷な事件がありました。違法伐採関係者たちは、チョタおよび、一緒にいた活動仲間のホルヘ・リオス、フランシスコ・ピネド、レオンシオ・キンティシマを殺害の上、死体を切断したとされています。ペルーでは2002年以来、チョタを含め、少なくとも57人の環境保護活動家が暗殺されています。ペルー政府は先日、森林保護を後退させる法案を通過させ、それによってこうした事件が増加しています。「グローバル・ウィットネス」(Global Witness)の一員として環境管理運動を行い、新たな報告書Peru’s Deadly Environment(「ペルーの命がけの環境保護」)を執筆したクリス・モイに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/12/11(Thu)
    記事番号: 
    5
  • ペルー人デモ参加者:気候サミット会場エル・ペンタゴニートは1993年 兄弟が消息を絶った場所

    リマで行われる国連気候サミットは、「小ペンタゴン」(El Pentagonito)と呼ばれるペルー軍本部が会場となっています。1975年に、独裁者フアン・ヴェラスコ・アルヴァラードにより建設されたこの場所には、暗い歴史があります。アルベルト・フジモリ政権のもとでは、ペルー軍が政治犯の拷問と尋問に同基地を使用しました。兄弟ケネス・アンズアルド・カストロが、フジモリ政権下の1993年に行方不明になった、マーリー・アンズアルド・カストロに話を聞きます。昨年、「米州人権裁判所」(Inter-American Court of Human Rights)は、ケネスの強制失踪の責任は、ペルー国家にあると判断を下しました。ケネスの消息は、現在も不明のままです。マーリーは、12月10日にリマで行われた気候マーチに、「忘れない」という意味の”No Olvidamos”と書かれたプラカートを手に参加しました。ケネスは学生運動に関わっていた、とマーリーは語ります。「私が今日、若者に混じり(気候マーチに)参加したのは、ケネスと同じ精神を感じるからです」とマーリーは言います。「ですから私にとっては、ケネスの精神が現在も引き継がれているのを目にする機会なのです」

    dailynews date: 
    2014/12/11(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 背広組みに呼びかける街の声 リマに集まる企業の会合に が環境正義を求める抗議者たち

    ペルーのリマでは、12月10日、国連気候変動会議に参加している世界の指導者たちへ気候変動に対する更なる対策を求め、数千名が行進しました。行進終了後、リマの別の側で開かれている「世界気候サミット」(World Climate Summit)と呼ばれる企業が集まる会合会場に、数百名が自発的に向かいデモを行いました。デモクラシー・ナウ! のプロデューサー、ルネ・フェルツによる現場取材です。

    dailynews date: 
    2014/12/11(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 利益よりも人間を優先せよ:ペルーの「民衆の気候マーチ」に 首都リマで数千名が参加

    12月10日、世界中から集まった気候正義活動家が、リマで「民衆の気候マーチ」を行いました。ウガンダ、モザンビーク、オーストラリア、カナダ、ペルー、ナイジェリアその他からの参加者の声を聞きます。「私たち市民は不正に対し、団結し立ち上がったのです。私たちはもう沢山だ、と声をあげるのです」と、「環境権アクション/フレンズ・オブ・ジ・アース・ナイジェリア」(Environmental Rights Action/Friends of the Earth Nigeria)事務局長ゴドウィン・ウィ・オジョは言います。「気候変動枠組み条約集結国会議(COP)で交渉が行われている。先進国は、人よりも利益を優先させています。それに対し私たちは『違う、利益よりも、人々を優先させるべきだ』と主張します」

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    2014/12/11(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「私たちは生ける屍のようなもの」:ラテン・アメリカの先住民グループ 企業による環境破壊を非難

    ペルーで開催されている国連気候変動会議(COP20)の最終日が近づく中、12月10日、リマの中心街で数千名が地球温暖化への対策実行を求めて行進しました。街で行進に参加した人々、ラテン・アメリカ全域で気候変動を加速させている企業活動と地球温暖化の両方の影響に最前線でさらされている先住民と僻地コミュニティの人々、の声を紹介します。

    dailynews date: 
    2014/12/11(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 国連サミットで高官会議が開始されたのを受け 抗議者たちはリマで歴史的な気候マーチに集結

    国連気候サミット開催中のリマのダウンタウンで抗議者たちが集結し、南米史上最大の気候マーチに向けた準備をしています。デモクラシー・ナウ!は、マーチに向けて組織化の主要ハブとなっているCasa de Convergencia TierrActiva (カサ・デ・コンベルヘンシア・チエルアクティバ)ハウスを訪れ、抗議者たちの準備のようすを取材しました。

    dailynews date: 
    2014/12/10(Wed)
    記事番号: 
    4

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