デイリーニュース

  • 「あと何人いるのか?」 2014年だけでも世界で116人の環境擁護者の殺害された 多数が中南米で

    「アースデイ」特集を続けます。近年、環境活動家の殺害事件が増加し、最大の被害を受けているのは先住民コミュニティです。環境団体「グローバル・ウィットネス」による新しい報告書によると、2014年には、少なくとも116人の環境活動家が殺害されたということです。1週間に2人以上が殺されたことになります。そのうち4分の3は、中南米で起きました。ごく最近もホンジュラス北部での鉱山開発に反対する抗議のさなかに先住民トルパン族の指導者3人が銃殺され、ホンジュラスは、環境活動家にとってもっとも危険な国になっています。「グローバル・ウィットネス」の活動家で新報告書 How Many More? (『あと何人くらいいるのか?』)の作成者でもあるビリー・カイトに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/4/22(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 「アースデイ」特集: ダム・プロジェクトに反対して闘ったビルマの写真家 ゴールドマン環境賞を受賞

    次は、2015年「ゴールドマン環境賞」のアジア地区の受賞者ミント・ゾーに話を聞きます。ゾーはビルマのジャーナリスト兼活動家で写真とアートを用いてイラワジ川のダム建設に対する抗議活動を組織しました。このダムが建設されていたら、先住民1万8000人が立ち退きを余儀なくされ、さらに数百万人に影響が及ぶおそれがありました。

    dailynews date: 
    2015/4/22(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ケニアの母親 鉛汚染反対運動でゴールドマン環境賞を受賞 母乳で子供が病気になったことがきっかけ

    「アースデイ」が45回目を迎えた今年、世界で最も権威ある環境賞で、環境分野のノーベル賞とも言われる「ゴールドマン環境賞」の2015年アフリカ地区受賞者となった、ケニアの活動家フィリス・オミドに話を聞きます。オミドは、ケニアのモンバサで住民を有毒化学物質に汚染させていた鉛工場を閉鎖させる抗議活動を組織しました。息子も鉛中毒の被害者のひとりでした。オミドは、「正義ガバナンスと環境行動センター(Center for Justice Governance and Environmental Action)」の創設者です。

    dailynews date: 
    2015/4/22(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「命と自由を賭けるに値するリスク」:米国会議事堂の庭先にジャイロコプターで着陸した選挙改革活動家

    先週15日に、郵便配達人ダグ・ヒューズは、ジャイロコプターと呼ばれる超軽量動力飛行機で、米国の国会議事堂の緑地に着陸するという市民的不服従行動を実践し、全米のトップニュースになりました。着陸した時、ヒューズは各連邦議員に宛て、政治腐敗を正し、選挙資金改革を行うよう促す手紙を持っていました。その手紙は、現国務長官であるジョン・ケリーの上院議員としての最後の演説から引用されたもので、「果てることのないカネの追及は、我が国の民主主義自体を盗むことになりかねない」という言葉で始まります。ダグ・ヒューズは、ナショナル・モールと呼ばれる公園の国会議事堂近くに直陸後、逮捕され、国防飛行禁止区域への侵入、および未登録航空機を操縦した罪で、最高4年間の禁固刑を科される可能性があります。ダグ・ヒューズは、現在、自宅監禁中で、GPSモニターの着用を強制されていますが、選挙資金改革の必要についての発言を続ける決意を固めています。

    dailynews date: 
    2015/4/22(Wed)
    記事番号: 
    1
  • すべてのプエルトリコ人との戦争:米国によるぺドロ・アルビス・カンポスと国民党弾圧の裏側

    多くの人々にはドン・ペドロとして知られた、国民党の元党首で、プエルトリコ独立運動の指導者ペドロ・アルビス・カンポスの死後50周年を記念する式典が4月21日に行われています。アルビス・カンポスは米国の植民地支配への反対運動を組織したために、約26年間を獄中で過ごしました。彼は米国がプエルトリコを占領する7年前の1891年に生まれました。彼はプエルトリコ人で初めて、ハーバード・ロー・スクールを卒業しました。プエルトリコに戻ると、彼は残りの人生を独立運動に捧げることを決心し、1930年にプエルトリコ国民党の党首になりました。1965年に死去するまで、この地位に就いていました。アルビスは1936年、他の国民党の指導者らと共に、陰謀と治安妨害罪で投獄されました。彼が投獄されたことでプエルトリコ全土で抗議行動が行われました。パーム・サンデー(カトリックの枝の主日)の1937年3月21日、警察はアルビス・カンポスの投獄に抗議する平和的な行進の参加者らに発砲し、21人のプエルトリコ人が死亡、200人以上が負傷しました。この事件はポンセ虐殺として知られるようになりました。ようやく釈放されたものの、アルビス・カンポスは1950年に再び逮捕されました。10月30日に始まった国民党による反乱の数日後のことでした。ペドロ・アルビス・カンポスはその後の人生のほとんどを獄中で過ごしました。

    dailynews date: 
    2015/4/21(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ギリシャ財務相ヤニス・バルファキス:緊縮という薬は効いていない 新療法が必要だ

    債務返済期限が迫る中、ギリシャの資金はまもなく底を尽きつつあります。同国はなんとか持ちこたえようと奮闘し、すべての国家機関に対し手元資金を同国の中央銀行であるギリシャ銀行に預けるよう命じました。ギリシャは欧州の債権団から救済資金の最後の分割払い金を受け取ることになっていますが、同国の新政権を担う、反緊縮を掲げる左派連合シリザ党は、その条件に懸念を示しています。債権団はギリシャに対し、労働市場の再編と年金の削減を行うよう圧力をかけていると報じられていますが、シリザ党はそれとは反対に、低賃金労働者への年金支給額を増加させました。ユーロ圏の財務相らは4月24日、ギリシャへの緊急資金を拠出するかどうかを決める予定です。この資金なしでは、ギリシャは数週間のうちにデフォルト(債務不履行)に陥いる可能性があり、ユーロ圏離脱の恐れもあります。アテネからギリシャの財務相ヤニス・バルファキスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/4/21(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 新作記録映画(T)ERROR 無実のアメリカ人を標的にするおとり捜査をFBI密告者が暴露

    本日はFBIがテロ対策のおとり捜査において、密告者を使う闇の部分に光を当てた衝撃的な新作映画を時間いっぱい取り上げます。おとり捜査の工作員は、潜在的なテロリストを事前に発見しテロを根絶するために利用されます。9/11テロ事件以来、少なくとも158名がおとり捜査を使って起訴されました。しかし、標的になるのはほとんどの場合、「知的障害や精神障害の者、困窮している人たち」など不適当な人々だと批判されています。映画 (T)ERROR(『(T)エラー』)は、いくつかの主要なテロ事件で鍵となる役割を演じた特定の密告者の内側に迫り、彼が最新のおとり捜査を遂行する過程を映像に収めています。この映画が実現したのは、二人のインディペンデント映画制作者が、秘密捜査で「シャリーフ」と呼ばれるサイード・トーレスの行動に異例の接近を許されるようになったからです。トーレスは63歳の元黒人革命家ですが、FBIの密告者になって、イスラム教に改宗した白人ハリーファ・アラキリ(Khalifah al-Akili)を監視していました。トーレスは監督の一人リリック・カブラルと顔見知りで、自分が密告者であることをカブラルに告白した後、自分の経験を、上司には内緒で打ち明けることに合意しました。

    dailynews date: 
    2015/4/20(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 冤罪が晴れたルイジアナ州のグレン・フォード がんで危篤 ボランティアが集まる

    ルイジアナ州では、元検察官マーティー・ストラウドが元死刑囚グレン・フォードと面会し、誤って殺人罪で起訴したことを謝罪しました。昨年、新たな証拠の採用で彼が犯人ではないと州司法当局が認めたため、フォードは死刑囚房から30年ぶりに釈放されました。ストラウド元検事はシェリーブポート・タイムズ紙上の公開書簡でルイジアナ州当局に対し、ステージ4の肺がんを患うフォードに賠償金の支払いを拒むのを止めよと呼びかけました。本日は、フォードの友人ジャッキー・スメルからフォードの訴えの最新情報を聞きます。

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    2015/4/17(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 故ハーマン・ウォレスが42年間を過ごした小さな独房 展覧会で再現

    ニューオーリンズを拠点にしているアーティストのジャッキー・スメルに、投獄されていたブラック・パンサー党員の故ハーマン・ウォレスとのコラボ作品について聞きます。2013年10月にデモクラシー・ナウ!で報じたように、ウォレスは有罪判決が覆され、42年近くの独房生活から解放された数日後に亡くなりました。彼は1972年にアンゴラ刑務所の看守を殺害したとして有罪判決を受けた「アンゴラ・スリー」のひとりです。ウォレスは無罪を主張し続け、自分たちは積極的な政治活動が原因で罠にはめられたと主張していました。スメルとのコラボレーションによる「プロジェクト・ウォレス」は、彼女が彼に「30年以上も6フィート×9フィートの空間に住んでいた男性は、どんな家に住みたいか」と質問したところから始まりました。彼の回答は、#76759: Featuring the House That Herman Built.(『76759 番 ハーマンが建てた家』)という展示で見ることができます。この展覧会は今週ブルックリン公共図書館本館で開催され、ウォレスが収容されていた独房の実寸大のレプリカや、スメルとウォレスが交わしたやり取りの一部、ウォレスの読書リストに載っていた図書が展示されています。図書館のメインロビーには彼がデザインした夢の家が展示されています。

    dailynews date: 
    2015/4/17(Fri)
    記事番号: 
    3
  • NBCは2012年のリチャード・エンゲル誘拐報道で米国支援の自由シリア軍の役割を隠ぺい?

    NBCニュースが新たな物議をかもしています。今回は同社の主任外国特派員リチャード・エンゲルが焦点です。2012年、彼とNBCニュースチームの5人のメンバーはシリアで武装集団に拉致され、5日間拘束されました。釈放直後、エンゲルはNBCニュースで拉致を行った犯人について「政府軍のしわざです。バッシャール・アル=アサド大統領に忠実な人たちです。彼らはシーア派イスラム教徒です」と語りました。今週、ニューヨーク・タイムズ紙の調査によって促される形で、エンゲルは先の説明を撤回し、彼を拉致していたのは実はスンナ派の戦闘員たちで、米国が支援する自由シリア軍と同盟する勢力だったと修正しました。15日に掲載された記事の中でエンゲルは、拉致者たちは「シーア派のシャビハ武装軍団だと我々に思い込ませるよう手の込んだ策略を使った」と言います。ニューヨーク・タイムズ紙の調査によれば、NBCは誘拐について、報道した以上に事情を把握していたとしています。本日はカリフォルニア州立大学スタニスラウス校の政治学教授アスアド・アブハリール(As’ad AbuKhalil)に話を聞きます。彼は「アングリ―・アラブ・ニュース・サービス」というブログを運営しており、エンゲルの監禁と釈放をめぐる状況が2012年12月に最初に報道された時点で、深い疑念を示しました。

    dailynews date: 
    2015/4/17(Fri)
    記事番号: 
    2

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