インディアナ州とアーカンソー州は、全国的な激しい抗議を受けて、LGBT(性的少数者)に対する差別を事実上合法化していたいわゆる「宗教の自由保護法」の修正を可決しました。2日には両州の知事が署名し、修正法が成立しました。インディアナ州の「宗教の自由回復法」は今回の改正でレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの従業員や賃借人、顧客、議員を保護する条項を新たに盛り込みましたが、教会や学校では適用外となります。アーカンソー州の修正法は、既存の「宗教の自由保護法」を、元同州知事ビル・クリントンが米国大統領として署名した連邦法に忠実に似せた形で作られています。しかし評論家は、今回の反LGBT法の修正は、LGBTの権利を拡大するものではないと批判します。有名な俳優で同性愛者権利擁護活動家であるジョージ・タケイに話を聞きます。彼は先週、インディアナ州の反LGBT法を非難するボイコットを呼びかけました。「はっきりとしたメッセージをインディアナ州に送るだけでなく、米国の他の地域でも私たちの重要な市民的価値が侵食されていくのを止めたいのです」とタケイは説明します。
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