ラテンアメリカで最も高く評価された作家の一人であるエドゥアルド・ガレアーノが4月13日、ウルグアイのモンテビデオで74歳で亡くなりました。ウルグアイ人の小説家でジャーナリストであるガレアーノの名前は、ベネズエラのウゴ・チャべス大統領がオバマ大統領に彼の古典的作品『収奪された大地―ラテンアメリカ五百年』を1冊寄贈したときに大きく報道されました。チリ、アルゼンチン、そして彼の母国であるウルグアイの軍事政権によって発禁とされたにもかかわらず、『収奪された大地』は1971年に出版されて以来世界中で100万冊以上を売り上げました。クーデターによって軍事政権となったウルグアイから亡命したガレアーノは、その間に南北アメリカの5世紀の歴史を書き直した古典的三部作『火の記憶』の執筆に取りかかりました。彼の著作には他に、『スタジアムの神と悪魔―サッカー外伝 』、Upside Down(『アップサイドダウン』、 The Book of Embraces(『受け入れることについての本』)、We Say No(『我々はノーと言う』) Voices of Time(『時代の声』)、 Mirrors(『鏡』) "Children of the Days: A Calendar of Human History (『時代の子供たち:人類史のカレンダー』)などがあります。