デイリーニュース

  • トルコのクーデター事件で街に抗議に出た人々が支持したのは民主的なプロセスだ 大統領ではない

    戦車や攻撃ヘリ、戦闘機を動員して権力奪取をねらった兵士たちのクーデターの試みから3日目を迎えたトルコでは、今も危機的状況が続いています。クーデターが始まったのは、タイイップ・エルドアン大統領が海辺のリゾートで休暇を過ごしていた時でした。軍内部で政権に反抗する一派が、エルドアンから民主主義を守るために行動に出たと述べています。エルドアンは、大統領を拘束しようとする兵士らが海辺のホテルに到着する直前にそのホテルを離れ、拘束を間一髪で逃れました。その後、クーデターのさなかにアイフォンの通話アプリ「フェイスタイム」を通じて国民に語りかけました。その中でエルドアンは、街に繰り出して抗議せよと自分の支持者に呼びかけ、その後イスタンブールに戻りました。クーデターは失敗し、トルコ政府は司法と軍部の高官を含む6千人を逮捕しました。イスタンブールから、ボアズィチ大学政治学部のコライ・チャリスカン准教授に話を聞きます。「人々が一丸となって立ち上がった今が、この国の民主主義の制度を築くチャンスかもしれません」とチャリスカンは言います。

    dailynews date: 
    2016/7/18(Mon)
    記事番号: 
    4
  • コーネル・ウエスト: 「ネオリベラリストの災い」ヒラリー・クリントンではなく緑の党のジル・スタインを支持する

    コーネル・ウエストは民主党の綱領起草委員会の活動のためにフィラデルフィアに向かいます。しかしウエストは、選出がほぼ決まっている民主党候補を支持することはないと宣言しています。ウエストが、なぜヒラリー・クリントンではなく、緑の党のジル・スタインを支援することにしたのかを語ります。

    dailynews date: 
    2016/7/18(Mon)
    記事番号: 
    3
  • コーネル・ウエスト: 警官による殺害によって高まった緊張を終わらせるためには正義と説明責任が必要だ

    バトンルージュで起こった警官3人の殺害事件と全米に広がる警察の横暴に対する最近の抗議活動について、ユニオン神学校教授のコーネル・ウエストと語り合います。「平和が必要だと当局が訴える時、私はそうだと答えます」とウエストは語ります。「しかし求めるべきなのは緊張関係がないことではなく、正義と説明責任があることでなければなりません」

    dailynews date: 
    2016/7/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アルトン・スターリングの警官による殺害から2週間 バトンルージュで3人の警官が射殺される

    住民のアルトン・スターリングが警官に射殺されて以来、警察の横暴への抗議が1週間以上にわたって続いていたバトンルージュで17日、銃乱射事件が起き、警官3人が死亡、3人が負傷しました。報告によると、警官らは発砲の緊急通報で現場に赴き、待ち伏せしていた銃撃犯に襲われました。当局は銃撃犯をミズーリ州カンザス・シティのギャビン・ロングと特定しました。ロングはアフリカ系アメリカ人で、2005年から2010年まで海兵隊に勤務し、軍曹まで昇進しました。軍記録によると、2008年6月から2009年1月までイラクに派遣され、善行賞など数々のメダルを受賞、除隊の際には名誉除隊の称号を受けています。バトンルージュから、警官によるアルトン・スターリング殺害事件が起きた7区選出のラモント・コール市会議員に話を聞きます。

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    2016/7/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • クレッグ・スティーブン・ワイルダー:奴隷のおかげで発展した ジョージタウンと米カトリック教会

    イェール大学の事件は、ジョージタウン大学が過去の奴隷貿易への関与の清算に取り組む中で起こりました。1838年、ジョージタウン大学は、カトリック教会の将来への基礎固めの資金を得るため、著名なイエズス会司祭たちに所属し奴隷状態にあったアフリカ系アメリカ人272人を売却しました。最近、同校はワーキンググループを設立し、売却された奴隷の子孫に対し、どのような義務を負っているのか検証を開始しています。Ebony & Ivy: Race, Slavery, and the Troubled History of America’s Universities.(『エボニーとアイビー:人種、奴隷制、そしてアメリカの大学の問題ある歴史』)の著者クレッグ・スティーブン・ワイルダーに話を聞きます。

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    2016/7/15(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 独占:イェール大学の人種差別的なステンドグラス窓を壊した皿洗い コーリー・メナフィーに聞く

    ここ数週間、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の抗議が全米に広がっています。本日の番組の締めくくりは、イェール大学の皿洗いの物語です。彼は、同大学の人種差別の歴史を自らの手で、正確には手にしていたほうきの柄で破壊しようと決めました。イェール大学で8年間近く働いてきたコーリー・メナフィーは、6月、イェール大学の学生寮カルフーン・カレッジの食堂を掃除していた時、テーブルの上にあがり、奴隷にされたアフリカ人が大きな綿花の梱包を運んでいる姿を描いたステンドグラス窓をほうきの柄で破壊しました。メナフィーはこの絵は人種差別的で屈辱的で、毎日目にするのが嫌になったと主張しました。カルフーン・カレッジの名は史上最も顕著な奴隷制擁護者の一人だった、ジョン・C・カルフーン米副大統領に由来しています。長年にわたり、学生たちは大学当局に対し、建物の名を変えるように要求してきました。イェール大学警察はメナフィーを逮捕し、無謀な危殆化罪(他者を死または重大な障害の危険にさらしうる無謀な行為)と器物損害で提訴しました。しかし、13日、イェール大学の学生と地域社会の人々がメナフィー支援のデモを行った後、大学当局は彼を不起訴処分としました。

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    2016/7/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • プエルトリコのペイデイローン:債務危機の内幕 ウォール街が果たす衝撃の役割

    6月30日、オバマ大統領は、米連邦政府が任命する監理委員会を設立し、広範な権力を付与してプエルトリコ経済を運営させるPROMESA(プエルトリコ監視・管理・経済安定化)法案に署名しました。同法案支持者は、これによりプエルトリコは720億ドルにのぼる債務を秩序だって再編することができ、壊滅的な債務危機への対処に役立つと主張しています。一方で、プエルトリコ住民から民主的な管理権限を奪い、旧式な植民地支配へ逆戻りさせると批判する声もあります。プエルトリコには本当に720億ドルの債務があるのでしょうか。だとしたら、誰に?リファンド・アメリカ・プロジェクト(ReFund America Project)が発表した新たな報告書によると、プエルトリコが抱える債務の半分近くは、この自治領が実際に借りた金ではなく、ゴールドマン・サックス、シティグループ、メリル・リンチ、モルガン・スタンレーをはじめとするウォール街の大企業が裏書きした債券に投資した投資家への金利です。プエルトリコ住民が大規模な緊縮財政に直面する中、債券所有者らはぺイデイローン・スキーム(アメリカの消費者金融が給料を担保に提供するローンサービス。金利が非常に高い)まがいの信じられないほどの利益を得ようとしています。プエルトリコのサン・フアンから弁護士兼政治家で独立運動リーダーのカルロス・ガリサが詳細を話してくれます。

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    2016/7/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 仏革命記念日に襲撃 84人死亡 対テロ戦争は「 自己達成的予言」?

    フランス南部のリゾート地ニースでフランス革命記念日の祝日を祝う人々が襲撃され、84人超が死亡しました。目撃者の話では、大型トラックに乗った男が祝祭の花火見物に集まった群衆に突っ込み、人々をなぎ倒しながら1マイル(2キロ弱)走行を続けました。この襲撃に関しどの組織も犯行声明を出していません。フランスのメディアによると、トラックを運転していたのはニース在住でチュニジア系フランス人のモハメド・ラフエジ・ブフレルです。15日未明、フランソワ・オランド仏大統領は、8カ月前に130人の犠牲者を出したパリ同時多発テロ後発令された非常事態宣言を延長すると発表しました。フランスのニースからパレスチナ系アメリカ人劇作家イスマイール・ハリディ、パリからはフランス人の人権と市民的自由を擁護する活動家ヤッサー・ローアティが番組に参加します。

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    2016/7/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • エディ・グロード教授親子:白票を投じよう 現状維持への支持票は黒人の命を危機にさらす

    来週から米国2大政党の全国党大会がはじまりますが、ルイジアナ州バトンルージュのアルトン・スターリング、ミネソタ州ファルコン・ハイツのフィランド・カスティールの、アフリカ系アメリカ人男性2人が警官により射殺された事件をきっかけとする、警察の非道行為に対する抗議活動が全米で続いています。人種差別の是正は、2016年大統領選の重要な争点の一つです。民主党と共和党がそれぞれ、ヒラリー・クリントン元国務長官と、不動産王ドナルド・トランプを候補に選んだことで多くの人が疑問に思っているのは「人種差別是正政策をより推し進めるのはどちらの候補か?」ということです。プリンストン大学のエディ・グロード教授からは、どちらも期待できないという答えが返ってきます。プリンストン大アフリカ系米国人学部のエディ・グロード教授と、ブラウン大学で学ぶ彼の息子のラングストンに話を聞きます。グロード教授は、「激戦区州以外の州の有権者、民主党派が多数を占める青の州、または共和党派が多数を占める赤の州在住の有権者は、白票を投じるべきです」と言います。

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    2016/7/14(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 黒人の父が息子に宛てた手紙:「すすり泣くアルトン・スターリングの息子を見て、お前のことを思った」

    ルイジアナ州バトンルージュでアルトン・スターリングが、ミネソタ州ファルコン・ハイツではフィランド・カスティールが警察に射殺された事件の後、プリンストン大学のエディ・グロード教授は息子宛てに手紙を書きました。その冒頭にはこうあります。「親愛なるラングストン、記者会見ですすり泣くアルトン・スターリングの息子を見て、おまえのことを思った。公の場で、記憶に刻み付けられるような悲しみの儀式がまたもや行われることになったのだ。再び警察が黒人を殺した。涙するあの子を見て、おまえのことを思わずにはいられなかった」息子がそれに返事をし、親子はその往復書簡をタイム誌で公開しました。グロード親子に話を聞きます。プリンストン大学のエディ・グロード教授と、ブラウン大学で学ぶラングストン・グロードです。

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    2016/7/14(Thu)
    記事番号: 
    4

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