チリのベストセラー作家イザベル・アジェンデは、個人的なエピソードと架空の事柄を織り交ぜる巧みで人を魅了する物語づくりで国際的に知られています。彼女の著作は12冊を超え、これまでの売り上げは全世界で計5100万部に上っています。1982年の小説デビュー作『精霊たちの家』は、激動の政治状況を生きた4世代にわたるチリのある一族を描いたもので、アジェンデ自身の家族をモチーフにしていました。最新作は、その家族の思い出をつづった『The Sum of Our Days』です。アジェンデに自らの著作、家族、チリのミシェル・バチェレ大統領、米国の移民の処遇などについて、スタジオでロングインタビューしました。
米国務省は、イラク・バグダッドでの軍事企業ブラックウォーターとの契約の1年延長を発表しました。2007年9月16日にバグダッドでブラックウォーター警備員が民間人17人を殺害した銃乱射事件に対して、FBIによる捜査が継続する中での発表となりました。しかし、以前に調査を実施した国防総省は、ブラックウォーター警備員が挑発行為も正当な理由もなく銃を乱射したと結論づけています。ベストセラー『Blackwater: The Rise of the World's Most Powerful Mercenary Army(ブラックウォーター 世界最強の傭兵軍団の勃興)』の著者でジャーナリストのジェレミー・スケイヒルに話を聞きました。スケイヒルは先週、ブラックウォーター副社長に9月16日の銃乱射事件について問いただしました。
各国における食糧価格の急騰が、世界の飢餓問題にとって新たな脅威となっています。アフリカ大陸では、ブルキナファソ、カメルーン、コートジボワール、モーリタニア、セネガルなど至る所で食糧価格高騰を端緒とする暴動が巻き起こっています。西アフリカのほとんどの地域で食糧価格は50 %上昇。シエラレオネでは300%も上昇しています。また、米国では過去6ヶ月の間に、小麦、トウモロコシ、米を含む穀物類が41 %急騰しました。Stuffed and Starved: The Hidden Battle for the World Food System(『 飽食と飢餓:世界食糧システムの隠れた戦い』)の著者であるラジ・パテルから話を聞きます。