メキシコ南部州の州都オアハカで緊張が高まっています。1年以上前、教職員組合のデモが州政府の弾圧で流血の惨劇になり、ウリセス・ルイス州知事の辞職を求める民衆蜂起となりました。その緊張をずっと引きずったまま、先週、再びルイス知事が数百人からなる重武装の州警察部隊をオアハカに投入したのです。昨年は中止とされた民衆の祭典「ゲラゲッツァ祭」を、州政府と企業主催の祭事とは別に今年は自分たちで祝おうと集まった民衆を解散させるためでした。これで再び1人が死亡し、70人以上が逮捕され、40人以上が重傷を負いました。私たちはオアハカにいるベテランの独立系ジャーナリストで活動家知識人のグスタボ・エステバと話をします。またオアハカを拠点とする活動家で映画制作者のダミアン・フローレスとシモン・セディーヨにも出演してもらいました。