米軍内部告発者として訴追されているブラッドリー・マニングの軍事予備審問で22日、弁護人・軍検察双方の最終陳述が行われました。この予審はマニングが米軍の機密ビデオ及び外交公電記録をウィキリークスに漏洩したとされる件で軍法会議にかけられるべきかどうかを決めるものです。「(弁護側は)ブラドリー・マニングが漏洩したと疑われている機密情報を機密扱いに分類した当局者が実際に……次に証人台に立つことになると示唆しています。彼らは繰り返しこれは国家安全保障を脅かすと言っているので、宣誓の下で証言させてみるのです。もし同じことを言ったなら、それはきっと偽証罪になるでしょう」と話すのはニュースブログサイト「ファイアドッグレイク」(firedoglake.com)のブロガー、ケビン・ゴツトーラです。彼はマニングの予審を傍聴していました。彼が指摘するには、検察側は「マニングをアルカイダ幇助に結びつけました。それは突き詰めれば国家安全保障に関するジャーナリズムを犯罪だとすることです……彼らの言っていることは、国家安全保障関連の情報をインターネットに載せた者は誰でも、敵に協力したとして訴追される可能性があるということです。たとえば無人機攻撃に関して報じたりとか、どんなことでも、軍の作戦に関することを報道すれば、それはアルカイダも読むわけですから、敵を助けたことになってしまいます」