26日、ノースダコタ州知事ジャック・ダリンプルが3つの法案に署名し、事実上中絶を禁じることになる法律が発効しました。これは、少なくとも妊娠3カ月以内の中絶を合法化した40年前のロウ対ウェイド裁判の判決に正面から法的挑戦を仕掛けたものです。法令の1つは胎児の心音が聞こえた時点で中絶はできないとするものです。これは妊娠6週もしくはそれよりも早く起こることことさえあります。もう1つの法令はダウン症などの遺伝子疾患を理由にした中絶を禁じるというもので、これは全米初の州法です。3つ目の法令はノースダコタで唯一存在する中絶クリニックを閉鎖に追い込もことを目的としたもので、州内で中絶手術を行うすべての医師は近隣病院への入院特権【訳注:患者を特定の病院へ入院させることのできるその地方での医師の権利】も持っていなければならないと規定するものです。同州で唯一の中絶手術提供者であるレッドリバー・ウィメンズ・センターの所長タミー・クロメナカーに話を聞きます。また、この反中絶法案に反対票を投じた共和党議員の1人にも話を聞きます。