デイリーニュース

  • 医師アズラ・ラザ著『生まれたばかりの癌細胞』 従来の癌治療「切る・毒・焼く」が失敗である理由

    「切る、毒、焼く」。従来の癌治療である手術、化学療法、放射線治療をそう呼ぶ専門医がいます。毎年、癌治療に1500憶ドルが費やされていますが、癌死亡率は、少数の例外を除き50年前とほほ変わりません。 The First Cell: And the Human Costs of Pursuing Cancer to the Last(『生まれたばかりの癌細胞 癌を最後まで追いかける治療にかかるコスト』)を出版した著名な癌専門医アズラ・ラザと話します。ラザ医師は、癌根絶のための実験や資金配分は癌細胞が成長し転移した後期に集中していると言います。しかし焦点は癌の最初期、すなわち「生まれたばかりの癌細胞」の検出に当てられるべきだと言います。初期に焦点を当てた治療の方が効果的であり、費用も毒性も少ないとラザは言います。

    dailynews date: 
    2019/12/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 民主党候補者討論会でジョー・バイデンがイラク・アフガニスタン戦争支持やグアンタナモ閉鎖不履行を批判される

    19日(木)にロサンゼルスで行われた民主党大統領候補者討論会で、ジョー・バイデン前副大統領は、イラク戦争やアフガニスタン侵攻を支持した過去をめぐってバーニー・サンダース上院議員と論争になり、またオバマ大統領の在任中にグアンタナモ捕虜収容所を閉鎖できなかったことを追及されました。受賞歴のある調査報道記者アズマット・カーンと共に、候補者たちの外交政策における立場を見ていきます。彼はニューヨークタイムズ誌の寄稿者で、ニューアメリカ財団の「戦争の未来」(Future of War)研究員です。

    dailynews date: 
    2019/12/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 民主党大統領候補者討論会で移民問題が取り上げられる 傍らで活動家たちは移民の正義推進の政策を要求

    19日(木)にロサンゼルスで行われた民主党大統領候補者討論会の会場の外では、移民の権利を訴える抗議者たちが「移民の正義の第一日」と書かれたバナーを掲げ、国外追放の執行猶予と移民労働者の保護を要求しました。これに対する大統領候補たちの反応を取り上げ、難民や移民に教育と法務支援を行っているRAICES(Refugee and Immigrant Center for Education and Legal Services)のアドボカシー主任エリカ・アンディオラと共に見ていきます。「今回、移民の話題が取り上げられたことをとても嬉しく思います。過去数回の討論会では、話題にも上がっていませんでしたから」と彼女は言います。

    dailynews date: 
    2019/12/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 民主党大統領候補は白人ばかりに 党全国委員会は立ち止まって非白人を排除する選挙プロセスの修正を

    トランプ大統領の弾劾追訴から1日も経たないうちに、民主党の大統領候補者がロサンゼルスのロヨラメリーマウント大学に集まり今年最後の討議会を行いました。ステージに並んだのは、バーニー・サンダース上院議員、エリザベス・ウォーレン上院議員、エイミー・クローブシャー上院議員、そしてインディアナ州サウスベンド市長のピート・ブーティジェッジ、前副大統領ジョー・バイデン、大富豪のトム・シュタイアーとアンドリュー・ヤンです。ムスリムとして初めて大統領候補者討論会の司会を務めたパキスタン系アメリカ人のアムナ・ナワーズが、ヤン候補に対し、この討論会で唯一の非白人候補者であることについて聞きました。「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers'Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長のクリステン・クラークと、難民や移民に教育や法務支援を行っているRAICES(Refugee and Immigrant Center for Education and Legal Services)のアドボカシー主任エリカ・アンディオラに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • トランプの補佐官へのFBIの監視で 秘密のFAISA制度の標的の大半がムスリムであることが判明

    司法省のマイケル・ホロヴィッツ監察長官は12月18日、FBIはトランプ陣営の補佐官であったカーター・ペイジへの監視を、告発が信頼できない可能性があるとわかり次第、実際の停止より何か月も前に止めるべきだったと発言しました。この発言は上院国土安全保障政府問題委員会で証言されたもので、彼はFBIが偽情報を使いトランプ陣営の補佐官だったペイジへの盗聴承認を得たと証言し、司法省の諜報活動についてより広範囲にわたる懸念を表明しました。この証言の前日には、秘密裡に行われる外国諜報活動偵察法(FISA)裁判所が、FBIはペイジの盗聴承認を得るためにFISAを欺いたと非難、1月までに米市民に対する国内での監視承認申請の過程を改善するようFBIに命令を出しました。ホロヴィッツは、先週FBIの監視承認申請過程に多くの誤りや省略があったとする、最初の報告書を発表しています。米国自由人権協会(ACLU)の「国家安全保障プロジェクト」の弁護士アシュリー・ゴルスキに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 下院の弾劾追訴の後 上院でのトランプの裁判が「いかさま裁判」になる可能性も

    トランプ大統領の弾劾裁判は共和党が過半数を占める上院で行われることになりますが、有罪となるには3分の2の圧倒的多数が必要となります。上院のミッチ・マコネル多数党院内総務は、自分は「公平な陪審員」とはならず、弾劾裁判を大統領法律顧問と緊密に連携して行うつもりだと発言、民主党はマコネルが「いかさま裁判」をする気だと非難しています。NPO 団体「市民のための言論の自由」(Free Speech for People)を通して、トランプ弾劾を推し進めてきたジョン・ボニファスに話を聞きます。ボニファスは、上院で有罪判決が出る可能性は低いものの、18日の弾劾訴追決議は「無法な現大統領」の責任を問うために重要だったと言います。「米上院に完全でフェアな裁判を要求する必要があると私も思います。ミッチ・マコネルが目指しているとみられるいかさま裁判を許すべきではありません」

    dailynews date: 
    2019/12/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「現大統領の責任を問う」:米下院 歴史的決議でトランプ大統領を弾劾訴追

    12月18日、米下院はドナルド・トランプ大統領を弾劾訴追する歴史的な決議案を可決しました。これでトランプは米国憲法に則り重罪と軽罪で正式に訴追された米国史上3番目の大統領となりました。下院は弾劾訴追決議案の第一項目であるトランプの「職権乱用」を230票対197票で可決し、弾劾捜査への協力を拒否したとする第二項目の「議会妨害」も可決しました。ナンシー・ペロシ下院議長は、共和党が過半数を占める上院で公正な裁判が行われることを民主党が確信するまで、この2つの弾劾訴追条項を上院に送るのを差し控えると発言しています。「現大統領の職権乱用の責任を問わなければ、我々は民主主義が死ぬのをただ見ているも同然なのです」と、ワシントン州選出の民主党下院議員プラミラ・ジャヤパルは語ります。「我々の監視の下でそのようなことは許しません」

    dailynews date: 
    2019/12/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 在留資格のない移民に運転免許証認可 ニューヨークとニュージャージーで支持者らが喝采!

    ニューヨーク州とニュージャージー州で、人々が移民の権利獲得の2つの勝利を祝っています。ニューヨークでは16日、ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモが6ヶ月前に署名した「グリーン・ライト法」が発効したことを受け、在留資格のない数千人の移民の人々が運転免許センターで数時間も並んで運転免許証を申請しました。この法律は、在留資格書類のない人々が社会保障番号を提供しなくても、身分を証明する代替書類を使用して運転免許証を申請することを許可しています。一方、近隣のニュージャージー州でも、州議会が16日に、在留資格書類のない人々が運転免許証を申請できる法案を可決しました。ニュージャージー州知事フィル・マーフィーは、すぐに法案に署名すると述べていて、運転する資格がありながら在留許可書類のない州内の約50万人に恩恵をもたらすことになります。また、デラウェア州とカリフォルニア州など他の14州でも、こうした人々が運転免許証を申請することができます。「Make the Road New York(NYよ、道をひらけ)」の組織化担当次席ディレクターで、NY州に新たなグリーン・ライト法可決推進の支援をしたヤリツァ・メンデスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/18(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 弾劾の日?権力の乱用と司法妨害で下院がトランプ訴追を採決

    民主党が完全な多数をしめる下院による弾劾投票に先立ち、18日 全国の都市でトランプ大統領を弾劾を求めて何千人もの抗議者が集結する中、デモクラシー・ナウ!の座談会をお届けします。参加者は、2017年に下院議場で大統領弾劾を求めた最初の下院議員であるテキサス州選出のアル・グリーン議員、ポッドキャスト「アミカス(Amicus)」のホストで、オンラインマガジン「スレート」(Slate)の法律問題担当上級記者兼最高裁判所レポーターのダリア・リスウィック、そしてFake President: Decoding Trump’s Gaslighting, Corruption, and General Bullsh*t(『(フェイク大統領:トランプのガスライティング[訳注:被害者にわざと誤った情報を提示し、被害者が自身の記憶、知覚、正気を疑うよう仕向ける精神的虐待]、腐敗、そして、さまざまなでたらめ)』)の共著者であるマーク・グリーンです。

    dailynews date: 
    2019/12/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「終わりではない」:アル・グリーン議員 共和党上院議員がトランプを救っても、トランプ弾劾訴追はこれが最後ではない可能性も

    ドナルド・トランプ大統領は、民主党が多数派を握る下院で19日に行われる投票で弾劾されるせとぎわに立たされています。大統領が、みずからの利益に貢献するようウクライナにもちかけて権力を乱用し、またその疑惑をめぐる調査要請を拒否し議会妨害を行ったとして、正式に訴追か否かを問う歴史的な投票です。トランプは17日、この投票手続きは彼を大統領府から排除しようとする「クーデター計画だ」とし、激しく非難しました。下院が弾劾の2条項のいずれかを承認した場合、共和党が多数を握る上院では100名の上院議員全員が陪審員となり、有罪判決にはその3分の2という圧倒的多数(67票)が必要となります。一方、17日には全国の都市で、トランプの弾劾に賛成する何千人もの人々が抗議デモに参加しました。多くの人が「弾劾の日」と呼ぶ今日、デモクラシー・ナウ!はワシントンDCに行き、2017年に下院議場でトランプ大統領の弾劾を求めた最初の議員となったテキサス州選出のアル・グリーン議員に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/18(Wed)
    記事番号: 
    1

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