デイリーニュース

  • 世界のファースト・レディ:エレノア・ルーズベルトの影響 ニューディールから国連人権宣言まで

    2020年は、女性に投票権を保証するアメリカ合衆国憲法修正第19条の成立から100周年にあたります。それを記念し、新しい10年の幕開けを米国政治上 最も影響力をもつ女性の1人、エレノア・ルーズベルトに関する新年特別番組で飾りたいと思います。エレノアは、夫のフランクリン・D・ルーズベルトが大統領に就任した1933年から、彼が第4期在職中に亡くなる1945年まで、アメリカ合衆国のファーストレディーを務めました。夫の死後も活動を続け、米国の国連総会への代表となり、国連の世界人権宣言の起草を主導しました。 ハリー・トルーマン大統領は後に彼女を「世界のファーストレディ」と呼びました。受賞歴のある歴史家で、ジョン・ジェイカレッジおよびニューヨーク市立大学大学院センターの歴史および女性研究の著名な教授であるブランチ・ウィーゼン・クックに話を聞きます。彼女は元ファーストレディ、エレノア・ルーズベルトについての3部構成の決定的伝記の著者です。

    dailynews date: 
    2020/1/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 世界を変えるためにリスクを受け入れる危険な女性たち:エイバ・デュバーネイ、アイジェン・プー、アビゲール・ディズニーやその他多数

    メディア業界の第一人者パット・ミッチェルは、多くの「業界初」を持つ人物です。彼女は、PBS、CNN、そして以前は「テレビとラジオ博物館」として知られたパーリーメディアセンターの初の女性社長でした。彼女は現在、サンダンス・インスティテュートと女性メディアセンターの委員長です。ミッチェルが、彼女の新たな回顧録<cite>Becoming a Dangerous Woman: Embracing Risk to Change the World(『危険な女性になること:世界を変えるためにリスクをとる』)の中の自身の物語を伝え、彼女がその中で紹介することを選んだ女性の何人かについて語ってくれます。「いかなる状況においても初めての人、あるいは唯一の人となることは、挑戦の難しさが一段上がります。なぜならそこには、より厳しい世間からの注目があるからです」と、彼女は言います。「女性指導者たちにとっては、女の指導者であるということだけで評価される恐れが常にあったことを意味しています。」

    dailynews date: 
    2019/12/31(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ユダヤ人コミュニティが「白人ナショナリスト政権」によって刺激された反ユダヤ攻撃を非難

    超正統派のユダヤ教徒が多く住むニューヨーク州郊外のモンゼイで、ラビ(ユダヤ教指導者)の家でのハヌカ(ユダヤ教の祭日)の祝典の最中に山刀で5人の信者に切りつけた容疑の男に対し、連邦検察官は憎悪犯罪で起訴しました。連邦検察官によると、容疑者のグラフトン・トーマスは、アドルフ・ヒトラーと「ナチス文化」に言及し、かぎ十字の絵が描かれた日記をつけ、携帯電話には「なぜヒトラーはユダヤ人を憎んだのか」という複数のオンライン検索の跡があったということです。トーマスの家族と弁護団は彼が精神疾患であるとしています。ニューヨークのアンドリュー・クオモ知事は、今回の攻撃を「国内テロ」と呼びました。ニューヨーク州のユダヤ人議員の中には知事に対し、緊急事態を宣言することと、正統派ユダヤ教徒が住む地域を「明確に警護し保護する」ために州兵を配備することを求める者もいます。今回の事件は、ニューヨークで最近3週間の間に起こった反ユダヤ的事件の13件目に当たります。この直前にはニュージャージー州ジャージーシティにおいて、ユダヤ教徒向けスーパーマーケットで3人を殺害した2人の男を数時間の銃撃戦の末に警察が射殺するという事件も起きています。新たなAP通信のデータベースによれば、2019年の大量殺人事件の件数は、少なくとも1970年代まで遡って、どの年よりも多いことになります。

    dailynews date: 
    2019/12/31(Tue)
    記事番号: 
    1
  • マイケル・ムーア第2弾 トランプ 2020選挙 労働者階級を代表するのは「怒れる老いた白人男」ではない

    著名な映画監督マイケル・ムーアは先週デモクラシーナウに出演した際、自分たちを支える有権者をワクワクさせるような候補者を民主党が擁立できないとすれば、トランプが再選されるだろうと予言しました。トランプ大統領はこれに反応し、「マイケル・ムーアは2016年も同じ予言をした。誰もマイケルをバカだと言わなかった!」とツイートしました。しかしムーアの指摘は、トランプがツィートで示唆したような単純なものではありません。ムーアは、米国の労働者階級の大半が女性、非白人、若者であり、その全てが民主党に投票する傾向のある層であると指摘しているのです。ムーアはバーニー・サンダースを支持していますが、民主党がこうした有権者および「メディケア・フォー・オール」のような大胆な提案に焦点を当てればトランプに勝つことができると言ったのです。

    dailynews date: 
    2019/12/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 映画『ベッドラム』が描く 数十年にわたる医療資金の不足によって刑務所が「事実上の精神病院」になった経緯

    米国では刑務所や拘置所が「新たな精神病院」になっているのでしょうか。新たに公開されたドキュメンタリー映画が映し出すのは、メンタルヘルスに問題を抱えながら十分な医療サービスを受けていない人々のあいだで、異常に多くの者が刑事司法制度の手に委ねられ、適切な治療を受けていない状況です。収監されている男性の15%、女性の30%以上が統合失調症、重度のうつ病や双極性障害といった深刻な精神疾患を患っています。彼らの多くにとっては、刑務所が最初のメンタルヘルス治療を受ける場所になります。ドキュメンタリー映画Bedlam(『ベッドラム』)は、ひどい資金と人材の不足でまるで手が回らないロサンゼルス郡の緊急精神科サービスを、5年間にわたって撮影しています。ここは、数千人の精神病患者が詰め込まれている刑務所です。映画はまた、重度の精神疾患を患う人々の家庭の様子やホームレステントの生活も収録しています。この映画はサンダンス映画祭で初上映され、来年4月にPBSの番組『インディペンデントレンズ』で放映される予定です。

    dailynews date: 
    2019/12/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • マイケル・ムーア:米国人は他国よりも高い医療費を払うが それが「税金と呼ばれていないだけ」

    2020年大統領選と、有権者にとっての重要な問題について、オスカー賞受賞の映画監督マイケル・ムーアに引き続き話を聞きます。国民皆保険が米民主党大統領選のスローガンになるずっと前の2007年、ムーアは映画『シッコ』で営利目的の米国ヘルスケア・システムの短所を指摘し、国民皆医療保険制度への切り替えを求めました。ムーアは大統領候補者の討論会では「真の問題点が問われることはありません。税金がどれだけ上がるか、彼らはいつもそこだけにこだわる」と、討論会の司会者が国民皆保険のために増税するか否かだけを問題にすることを指摘します。

    dailynews date: 
    2019/12/26(Thu)
    記事番号: 
    2
  • マイケル・ムーア:大統領弾劾に反対する共和党は「絶滅しつつある恐竜」 それでもトランプが2020年に再選する可能性はある

    米上院はトランプ大統領弾劾裁判のルール設定をしようとしていますが、少なくとも1人の共和党議員がこの手続きに懸念を表明しています。アラスカ州選出のリサ・マーカウスキー共和党上院議員は12月24日のインタビューで、ミッチ・マコネル上院多数党院内総務がホワイトハウスと「緊密に連携する」と約束したこには困惑していると語りました。党の方針に異を唱えるマーカウスキーの発言は珍しく、共和党議員はこれまで一致団結してトランプ大統領を支えてきました。マコネルが弾劾公聴会のルールを定めるには51票が必要です。共和党は上院で53議席と僅差で多数派を維持しています。オスカー賞受賞の映画監督マイケル・ムーアは、下院ギャラリーの最前列で歴史的大統領弾劾の決議投票を目撃しました。弾劾プロセス、2020年大統領選、そしてなぜ今ならトランプが再選されると思うのかについてムーアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • オプラ・ウィンフリー、アンジェラ・デイビス、タナハシ・コーツなどとトニ・モリソンの生涯を祝う

    今日は特別番組として、8月に肺炎の合併症のために88歳で亡くなった、米国で最も影響力のある作家の1人トニ・モリソンを追悼します。1993年、モリソンはノーベル文学賞を受賞した最初のアフリカ系米国人女性になりました。彼女はまた1988年に代表作のひとつ『ビラヴド 愛されし者』でピュリッツァー賞も受賞しています。トニ・モリソンは1931年にオハイオ州ロレインで生まれました。彼女は39歳の時に初めて、デビュー作となる小説『青い眼が欲しい』を出版しました。シングルマザーとして2人の幼い息子を育て、ランダムハウスで書籍編集者とし生活の糧を得ながら書かれた小説でした。編集者としての彼女は、アフリカ系米国人とフェミニストたちに場を与え、文学の舞台を広げるのに貢献したことで高い評価を得ています。モリソンの著作の多くは、アメリカの黒人女性の体験に焦点を当て、その作品は人種と歴史、特に大西洋を横断した両大陸での奴隷制の罪と、共同体の潜在的な回復力に深く関わるものでした。2012年、オバマ大統領はモリソンに大統領自由勲章を授与しました。彼女の逝去に際しオバマは「トニ・モリソンは国の宝でした。彼女の作品は美しいだけではなく、深い意味をもち、私達の良心を刺激し、より大きな共感をと呼びかけるものでした」。

    dailynews date: 
    2019/12/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 『危険な女性になること』:メディア業界の伝説的人物パット・ミッチェルが語る世界を変えるためにリスクを受け入れること

    メディア業界の伝説的人物パット・ミッチェルは、新刊Becoming a Dangerous Woman: Embracing Risk to Change the World(『危険な女性になること:世界を変えるためにリスクをとる』)の著者です。彼女はこの本の中で、祖父の電気もない小さな綿花農場での生い立ちから、PBS、CNN、パーリーメディアセンターの初の女性社長になるまでの人生の物語を共有しています。ミッチェルは彼女の本の中で、他の「危険な」女性の声として、ステイシー・エイブラムス、アイジェン・プー、エイバ・デュバーネイ、メアリー・ロビンソン、アビゲール・ディズニー、クリスティーン・シューラー・デシュライバー、キンバリー・クレンショー、ゾーヤ、モニーク・ウィルソン、ローラ・フランダース、ジャクリーン・ノボグラッツ、サンディー・トクスビィグ、ルース・アン・ハルニッシュ、メーガン・ファローンを含めています。「私たちの一番危険な行動は実は、協力して事に備え、助け合い、お互いの大事な場面に立会い、支援し合い、助言し合い、互いを称揚することです」と、ミッチェルは言います。「私たちは危険な時代に生きています。そしてそんな時代は私たちに、そうした試練に立ち向かうためにより危険になることを要求しているのです。」

    dailynews date: 
    2019/12/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ジェーン・フォンダ逮捕を語る「私たちは気候緊急事態の中にいます。私には体を張るしか選択肢がありません」

    歴史的な熱波によってもたらされた森林火災がオーストラリアを脅かし、高潮がベニスに浸水の脅威を与え、フィリピンがクリスマスの日の台風に備えるなか、女優のジェーン・フォンダが率いる継続的抗議行動「火災訓練の金曜日」(Fire Drill Fridays)は気候危機への対応を求めています。長年の政治活動家、フェミニストで、2度のアカデミー賞受賞者であるジェーン・フォンダは、彼女の82歳の誕生日の前日の12月20日金曜日に、人生5度目の逮捕を経験しました。スウェーデンの若い気候活動家グレタ・トゥンベリの影響もあって、フォンダは「火災訓練の金曜日 」運動を始めてからほぼ毎週金曜日はワシントンDCで活動してきました。彼女は他の140人以上と共に、ハート上院議員会館内で逮捕され、デモ参加者は彼女が連行される際、「お誕生日おめでとう」と歌いました。ジェーン・フォンダは12月、ニューヨークタイムズ紙に"We Have to Live Like We’re in a Climate Emergency. Because We Are"(「私たちは気候の緊急事態にいるように生きなければならない。なぜなら本当にそうだから」)というタイトルの論説を書きました。彼女はその中で次のように書いています。「私が抗議行動の力を信じているという事実は何ら驚くべきことではありません。

    dailynews date: 
    2019/12/24(Tue)
    記事番号: 
    1

Pages