イスラエル政府とガザの指導者が停戦に合意したとみられます。3日間続いた衝突で、パレスチナ人25人とイスラエル人4人が死亡しました。パレスチナ当局によると、ガザ地区での死者には2人の妊娠中の女性と14カ月の女の子、12歳の少年が含まれています。衝突は5月3日の金曜日に始まりました。ワシントンポスト紙によると、イスラエル軍は、13カ月目を迎えた毎週恒例のデモ行進「帰還のための大行進」(The Great March of Return)に参加していたパレスチナ人抗議者2人を射殺しました。その後、パレスチナ人が国境近くにいたイスラエル人兵士2人を銃撃し、負傷させました。イスラエルはこれに対し、難民キャンプを空爆、パレスチナ人戦闘員2人を殺害しました。翌土曜と日曜には最も激しい戦闘となり、ガザの武装勢力はイスラエルに向けて約700発のロケット弾を発射、イスラエルはガザ地区の標的350カ所以上を空爆しました。この週末の戦闘は、2014年のイスラエルによるガザ攻撃以来、同地域で起きた最も激しい戦闘とされています。ガザ地区の住民は、停戦は長続きしないのではと恐れています。受賞歴のある人権弁護士で「パレスチナ人権センター」(Palestinian Center for Human Rights)代表のラジ・スラーニがガザ市から番組に加わります。