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2012年5月11日(金)

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  • 司法省がアリゾナ州マリコパ郡の保安官ジョー・アルパイオと彼の保安官代理たちをフェニックス地区でラティーノ住民への人種偏見に基づく行動特徴分析(人種プロファイリング)を行ったとして告訴しました。アルパイオが補佐官たちと、正規移民であるなしに関係なく執拗にラティーノを標的にし、邪魔する者には誰彼なく報復していたと、司法省は主張しています。フェニックスから「アリゾナをよくする市民の会」(Citizens for a Better Arizona)代表のランディ・パラズに話を聞きます。「何が起きているのか、とうとう明らかになるのだと信じています」とパラズは言います。「連邦政府と司法省が介入してアルパイオ保安官に責任を取らせることに拍手を贈りたい。地元の司法捜査当局がやろうとしないのですから」

  • 先住民族の権利に関する国連特別報告官のジェイムズ・アナヤは米国に住む先住アメリカ人の窮状に関して国連史上初めての調査を率いてきました。アナヤの勧告には、米国が4人の大統領の顔が彫られた有名なラシュモア山のあるサウスダコタ州ブラックヒルズなど、いくつかの土地を先住民部族に返還するようにとの助言も含まれています。こうした動きは今日も続く先住アメリカ人に対する体系的差別への取り組みを進めるだろうとアナヤは言います。「この国の先住民族たちはみな……貧困や劣悪な衛生環境、教育機会の欠如、社会病理なとに苦しむ比率が、国民の中の他の集団に比べてはるかに高い」とアナヤは言います。「この状態は彼らが苦しんできた不正の歴史に関係しているのです」

  • 世界中からやってきた何百人もの先住民指導者や活動家たちが今週、国連の先住民族問題常設フォーラム第11回会合に出席します。アラスカのイヌイット人でアンカレッジのアラスカ大学で政治科学を教えるダリー・サンボ=ドローと話します。彼女はこの常設フォーラムの副議長でもあります。北極圏における環境の荒廃と脅かされる土地所有権から、蔓延する性的暴力の問題まで、サンボ=ドローはこんにちアラスカ先住民が直面する様々な苦難について語ります。「様々な政治や経済の課題において、米国の先住民たちはどん尻にいます──昔からずっとそうです」とサンボ-ドローは言います。「アラスカの先住民コミュニティや米国各地の先住民コミュニティが抱える問題が、優先課題を探知するレーダーに引っかかっることは決してないのです」

  • 今週最後に取り上げるのはメキシコの詩人ハビエル・シシリアへのインタビューの後半です。昨2011年、シシリアの24歳の息子フアン・フランシスコが麻薬密売人たちによってメキシコのクエルナバカで殺害されました。息子の思い出のためにシシリアは「正義と尊厳ある平和のための運動」(Movement for Peace with Justice and Dignity)を創設して麻薬戦争の終結を訴えています。シシリアは現在米国におり、今年8月に1カ月の平和キャラバンを開始します。彼はすでに昨年、同様のキャラバンをメキシコで指揮してきました。「私たちは怒り狂っている。戦争は私たちに何ももたらしていない──問題の解決にはなっていないんです」とシシリアは言います。「アメリカの人たちに気づいてもらう必要があるんです。麻薬を消費するたびに、銃を使用するたびに、見えないところで、私たちが死者という代償を払っていることを自覚してほしい」
    前半のインタビュー視聴はここをクリック

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