デイリーニュース

  • マーク・ラモント・ヒル 「トランプは再選に向け支持基盤の白人ナショナリストと最高裁判所をアテにしている」

    【20/10/28/2】総選挙が1週間後に迫りましたが、トランプ大統領による、ペンシルベニア州など負けることのできない激戦区に対する、投票監視の呼びかけを検証しましょう。トランプは「すべてを自分を大統領の職から降ろそうとする左翼の陰謀のように描写しています。」こう語るのは、フィラデルフィアのテンプル大学でメディア研究と都市教育の教授を務めるマーク・ラモント・ヒルです。「トランプが、このような『軍隊』を作ろう、自分が組織する治安部隊に参加をと、白人ナショナリストの支持者に向かって呼びかけるのは、彼がはっきりと自分の劣勢をわかっているからです」。

    dailynews date: 
    2020/10/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 問題は警官ではない:フィラデルフィアの警官がウォルター・ウォレス・ジュニアを射殺 マーク・ラモント・ヒルが示す警察廃止の正当性

    【20/10/28/1】10月26日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで、メンタルヘルスの問題を抱えた27歳の黒人男性ウォルター・ウォレス・ジュニアが警官2人に射殺され、警察の廃止を求める抗議活動が2晩目となりました。この銃撃事件は、メンタルヘルスなど社会福祉事業への予算を数十年にわたって削減し、そのいっぽうで、警察部門への予算を増やし続けてきたことが引き起こしたものだと、作家で活動家のマーク・ラモント・ヒルは指摘します。ヒルは、「手に持っているのがハンマーだけであれば、すべての問題は釘のようにしか見えない」と自説を語ります。ヒルはテンプル大学のメディア研究と都市教育論の教授で、“We Still Here: Pandemic, Policing, Protest, and Possibility”(『私たちはまだここにいる:パンデミック、治安維持、抗議、可能性 』 )の著者です。

    dailynews date: 
    2020/10/28(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「抗議デモだけが社会運動ではない」「黒人の命も大切」の共同創設者アリシア・ガルザが語る力を築いて行使する方法

    【20/10/27/3】「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の共同創設者アリシア・ガルザは、彼女の新刊The Purpose of Power(『力の目指すもの』)の中で、人々がいかに影響力を築き、変化を起こすことができるかについて説明しています。「抗議デモだけが社会運動ではありません。」と、彼女は言います。「当然ながら、もっと強い力をより多くの人々の手に握らせることも社会運動の目的なのです。」

    dailynews date: 
    2020/10/27(Tue)
    記事番号: 
    3
  • アリシア・ガルザ トランプが人種差別の炎を煽る中で白人至上主義者による武装攻撃の標的となる

    【20/10/27/2】「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の共同創設者アリシア・ガルザは、今回の大統領選でトランプ大統領は「制御するつもりのない炎を煽り」極右過激派を刺激していると言います。ガルザは最近、連邦捜査局(FBI)の捜査官が、武器の不法所持で逮捕されたアイダホ州の白人至上主義者の家にあったリストの中に彼女の名前を見つけた、とFBIから連絡を受けました。「人種に関する恐怖は常に支配の道具とされてきました。人々が社会変化のために闘っているときには特にそうです。」と、彼女は言います。

    dailynews date: 
    2020/10/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • バレット承認:「黒人の命も大切」の共同創設者アリシア・ガルザが語る共和党による最高裁の権力掌握

    【20/10/27/1】トランプ大統領による指名からわずか30日後、11月3日の大統領選の8日前、右派の判事エイミー・コーニー・バレットは米国連邦最高裁判所の9人目の判事として宣誓式に臨みます。今回の慌ただしい承認は、最高裁が「中立的機関ではなく、非常に政治的である」ことを示している、と言う「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の共同創設者アリシア・ガルザに話を聞きます。ルース・ベイダー・ギンズバーグ連邦判事の死からわずか6週間後に後任としてバレットが承認されたことで、おそらく今後数十年間にわたり最高裁は6対3で保守派の多数が固定され、性と生殖に関する権利、公民権、環境保護、医療保険制度改革法(Affordable Care Act)、そして2020年の大統領に重要な結果をもたらす可能性があります。「エイミー・コーニー・バレットが10月26日に承認されたことは、懸念すべきことです。特に、彼女にはこの役割の資質が全くないこと、そして性と生殖に関する正義と権利から、公民権、人種差別まですべてのことに対する彼女の極端な考え方を考慮すれば尚更です」と、「ブラック・フューチャーズ・ラボ」(Black Futures Lab)の校長で、「スーパーマジョリティ」(Supermajority)の共同創設者でもあるガルザは言います。

    dailynews date: 
    2020/10/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • トランプの国のムスリム 短編映画『ナトゥルズ食料品店』が語るバージニア州在住パレスチナ系家族の物語

    【20/10/26/2】大統領選挙は最終週を迎えました。短編ドキュメンタリーNatours Grocery(『ナトゥルズ食料品店』)を制作した映像作家ナディーン・ナトゥルに話を聞きます。この短編映画は、トランプのアメリカに住むパレスチナ系アメリカ人家族の話です。ナディーンの両親は移民で、2016年の大統領選で圧倒的にトランプに投票したバージニア州の非常に保守的な町、アポマトックスで食品店を経営しています。ナトゥル一家は、客との対立を避けるため政治や宗教について話すことはないと言います。しかしナトゥル家が地域住民との絆を築く努力をする一方で、トランプ大統領の反移民、反ムスリム発言がアポマトックスでの反動を刺激します。「ドナルド・トランプの当選で、移民やムスリムに対する差別的発言が人々の会話の主流となっていくのを見てきました」とナトゥルは言います。「人々の態度が変わっていくのを本当に見ることができました」。『ナトゥルズ食料品店』は、PBSの短編ドキュメンタリー番組「POV・ショーツ」で本日公開されます。

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    2020/10/26(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「彼らは私の子宮を取りたかった」: 移民税関捜査局の医療虐待の生存者は告発の後国外追放された

    【20/10/26/1】ジョージア州アーウィン郡収容所でインフォームド・コンセントを欠くなどの「憂慮すべきパターン」が疑われる婦人科系の外科手術がおこなわれていたことが、独立医療調査チームがこのほど議会に提出した報告書で明らかになりました。ある看護師が9月におこなった内部告発が議会および連邦調査を促したのです。これまでに黒人やラテン系が過半数を占める女性19人が、移民税関捜査局(ICE)に収容されている間に不妊手術を含む不必要な婦人科治療や手術を強制されたと証言しています。アーウィン収容所における医療虐待やネグレクトのサバイバー、ジャロミー・フロリアノ・ナバーロから話を聞きます。ナバーロは、後に虐待報告に含まれることとなったマヘンドラ・アミン医師による医療虐待のニュース源となった人です。「アミン医師は、診察初日から私には手術が必要だと言いました」とナバーロは言います。「彼らは本気でした。理由は何でもよかったのです。私の子宮を取り出したかったのです」。ノースウエスタン医療センター産婦人科助教マギー・ミューラー医師からも話を聞きます。新報告書を作成した独立医療調査チームのメンバーでした。ニューヨーク選出の民主党下院議員アドリアーノ・エスパイラートからも話を聞きます。ヒスパニック議員連盟代表団の一員として、アーウィン収容所を9月に訪問しました。

    dailynews date: 
    2020/10/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「これは犯罪だ」 政府は国境で引き離した子供545人の親を見つけられないとバイデン候補がトランプ候補を非難

    【20/10/23/3】テネシー州ナッシュビルで行われた第2回目で最後の大統領候補者討論会では、司会者のクリステン・ウェルカーが越境移民に対する政策と移民家族引き離しについてトランプ、バイデン両候補に質問しました。トランプ大統領は討論中に質問をそらし、繰り返しオバマ・バイデン政権が(移民を収監する)「檻」を作りあげたと述べ、また米国に保護を求める子供たちは「十分に保護されている」と誤った主張をしました。しかし、トランプ政権の「ゼロ・トレランス」政策は、「国境で子どもたちを家族から引き離しました」と、「難民移民の教育と法務支援のセンター」(the Refugee and Immigrant Center for Education and Legal Services)の権利擁護部門「ライシス・アクション」(RAICES Action)アドボカシー主任のエリカ・アンディオラは言います。「でもトランプ大統領は、それを彼はそれを認めようとしません」。

    dailynews date: 
    2020/10/23(Fri)
    記事番号: 
    3
  • トランプ候補は「黒人の命も大切」運動への攻撃を正当化 バイデン候補は過去に犯罪取締強化法案を支持した過ちを認める

    【20/10/23/2】22日(木)の大統領候補者討論会で、トランプ候補とジョー・バイデン候補は人種と刑事司法をめぐるそれぞれの経歴をめぐって論争しました。トランプ大統領は、刑事司法改革の取り組みを推進しながらも、同時に 「厳罰主義」のレトリックへの依存は継承しています。トランプ大統領はまた、バイデン候補が「1994年の犯罪法」(クリントン大統領が推進した過去最大規模の犯罪取り締まり法)の法案を起草し、また米国の大量投獄を強化する他の立法も支持したことを非難しました。このことについて、バイデン候補は「間違いだった」と認めました。カラー・オブ・チェンジ政治活動委員会(PAC)の広報担当者ラシャド・ロビンソンは、バイデンが非を認めたことは、政治家に対し人種正義に関して継続的に圧力をかけていくことの重要性を浮き彫りにしたと述べています。「民主党はこの問題をトランプへの嫌悪に落とし込むだけではだめです。それだけではなく、彼らは引き続き、人々の生活を変え、道をふさいできた障害や垣根を取り払うための政策を打ち出し、戦い続けなければいけません」とロビンソンは言います。

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    2020/10/23(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 候補者討論会でトランプはコロナ感染のリスクやワクチン開発について虚言  米国の超過死者数30万人はパンデミックのせい

    【20/10/23/1】2020年大統領選の候補者討論会のため、ドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデン前副大統領が22日(木)テネシー州ナッシュビルで顔を合わせました。大統領候補者討論会は第2回目で、これが最後になります。初回の対決ではトランプ候補がルールの順守を拒否し、バイデン候補の発言を少なくとも128回中断しましたが、今回はそれよりもよりも抑制された討論会となりました。NBCのクリステン・ウェルカーが司会を務め、COVID-19についての両候補への質問から始まりました。バイデン候補はトランプ大統領が繰り返しパンデミックの深刻さを小さく見せてきたことを非難しました。一方、大統領は自分の危機対応を自慢し、新ワクチンが数週間以内に配布可能な状態になっていると誤った主張をおこないました。疫学者のアリ・カーン医師は、ネブラスカ大学医療センターの公衆衛生学部の学部長で、CDC(疾病簡易予防センター)の公衆衛生対策室の元責任者です。彼は、COVID-19にどう対処すべきかをめぐる政治的な対立は、他の病気では「考えられない」ことだろうと言います。また、トランプ政権が狙っているのは、「集団免疫」を獲得するためにウイルスを米国中に大流行させる戦術であり、そんなことは残酷であり、科学的に不健全だとカーン医師は述べます。「これ以上に不道徳で破滅的なアプローチはありえません」

    dailynews date: 
    2020/10/23(Fri)
    記事番号: 
    1

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