デイリーニュース

  • マンチェスターの爆発はイスラエスとパレスチナの和平プロセスにどんな影響を及ぼすのか?

    イギリスのマンチェスターで、米国の人気歌手アリアナ・グランデの公演の終わりにコンサート会場で起きた爆発で、少なくとも22人が死亡しました。自爆攻撃と見られるこの爆発で、さらに数十人が負傷しました。イスラム国が犯行声明を出しています。「国際危機グループ」(International Crisis Group)のシニアアナリストで、現在エルサレムにいるネイサン・スロールに、イスラエルにおける今回の攻撃の影響について話を聞きます。「今回の事件はパレスチナにとっての現状をより困難なものにするでしょう。というのも、今回のニュースが、パレスチナ人によるテロ行動と、イスラエルとの戦いで戦死した、あるいは投獄されたパレスチナ人の家族への年金の問題に目を向ける手段として使われているからです」。

    dailynews date: 
    2017/5/23(Tue)
    記事番号: 
    3
  • イスラエルの刑務所でハンスト中のパレスチナ人囚人 トランプのイスラエル訪問に抗議

    大統領として初の外遊の一環としてイスラエルを2日間訪れているトランプ大統領は5月23日、ベツレヘムに到着、イスラエルとパレスチナの和平交渉のためにできることは何でもすると表明しました。一方、ヨルダン川西岸とガザ地区のパレスチナ人たちは5月22日、トランプのイスラエルとパレスチナの訪問に抗議し、現在イスラエルの刑務所でハンガーストライキ中のパレスチナ人の囚人たちとの団結を示すために、ゼネストを開始しました。エルサレムから最新情報を聞きましょう。「国際危機グループ」(International Crisis Group)のネイサン・スロールは、イスラエルとパレスチナどちらの双方の指導者たちも、大統領選中にイスラエルについて否定的な発言をしたトランプに何を期待できるか見極めることができないでいるとエルサレムから語ります。「それが本当にイスラエルがトランプに対して抱いている不安の中心です」とスロールは言います。「例えば米国が提案する紛争解決の枠組み、または米国が提案するイスラエルとパレスチナの交渉と詳細折衝のための枠組みといったものに仮にイスラエルが合意意しない場合、トランプはイスラエルに圧力をかけ、米国とイスラエルの関係における実質的な影響を楯に脅しにかかるかもしれないと考えているのです。

    dailynews date: 
    2017/5/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ニューオーリンズで最後の南部連合銅像撤去 学校名と道路標識もそれに続くか?

    ニューオーリンズは最近数週間で、南北戦争時の南部連合の4体の銅像の最後のひとつを撤去しました。防弾チョッキを着て、正体を隠すために顔を覆った作業員たちが、クレーンを使って台座から銅像を撤去しました。ニューオーリンズのミッチ・ランドルー市長は、 各種の脅迫のため夜間作業と普段以上の安全対策を余儀なくされたと述べています。ホワイト・ナショナリストたちは、こうした記念碑の撤去の準備段階中に一連の抗議行動と脅迫を行いました。最も代表的な4つの南部連合の銅像は撤去されましたが、活動家たちはニューオーリンズ当局に対し、白人至上主義者たちに捧げられた同市のすべての銅像、学校名、道路標識を撤去することを求めています。「撤去せよニューオリンズ」(Take ’Em Down NOLA)の共同設立者であるマルコム・サバーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「死ぬところだった」 トルコのエルドアン大統領の護衛に襲撃されたデモ参加者が様子を語る

    米国を訪問していたトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の護衛隊は先週、駐米トルコ大使公邸の外で平和的デモを行うグループを襲いました。現場のビデオ映像によれば、エルドアン大統領はその襲撃の様子を眺めていました。エルドアン大統領が襲撃の命令を下したか否かは不明です。襲撃が起きたのは、エルドアン大統領がホワイトハウスでトランプ大統領の歓迎を受けてまもなくでした。デモに参加したセイイド・リザ・デルシミと話します。デルシミは頭部や鼻を負傷し、救急車で搬送され、縫合手術を受けました。クルド人活動家でメリーランド大学ボルティモア・カウンティ校の大学院生ルケン・イシクとも話します。イシクは先週の抗議活動に参加し、ハフィントン・ポストに"Will Erdogan’s Thugs Face No Consequences for Attacking Us on U.S. Soil?"(「エルドアンの悪漢どもは米国で市民を襲撃して何の咎も受けないのか」)とする記事を寄稿しています。

    dailynews date: 
    2017/5/22(Mon)
    記事番号: 
    3
  • イラン大統領選で強硬派が敗北した二日後 トランプ大統領はサウジ君主と抱擁 イランの孤立化を誓う

    トランプ大統領はサウジアラビア訪問中、湾岸諸国の首脳に向けて演説を行い、イランの孤立化を推進すると誓いました。トランプ大統領は、中東地域の不安定化に対するサウジアラビアの役割には目をつぶる一方で、イランに対しては武装組織や過激派に資金援助し、武器や訓練を提供しているとして非難しました。トランプ大統領の発言は、イランのハッサン・ロハニ大統領が金曜日に大差で再選されることが決まった二日後のことです。ロハニ大統領の主要な対抗馬であった強硬派のイブラヒム・ライシ前検事総長の得票率は38%に留まりました。トランプ大統領のサウジ訪問とイラン大統領選について、全米イラン系アメリカ人会議 (the National Iranian American Council) 創立者で代表のトリタ・パルシに聞きます。新著はLosing an Enemy: Obama, Iran, and the Triumph of Diplomacy(『敵を失う オバマ、イランと外交の勝利』)です。

    dailynews date: 
    2017/5/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • メディア・ベンジャミン 「議会はトランプ政権によるサウジとの武器取引を阻止せよ サウジアラビアは近隣諸国で残虐行為を行っている」

    就任後初めてとなる外遊を開始したトランプ大統領は先週、サウジアラビアに到着し、総額1100億ドルに上る一連の武器売買契約に署名しました。オバマ大統領が締結した1150億ドルの武器輸出に次ぐ取引となります。今回の契約には、オバマ大統領がイエメンの民間人に使用されることを懸念して売却を中止した精密誘導兵器が含まれています。イエメンへの爆撃は現在もサウジアラビアが主導しています。イエメンでは2015年以降、戦闘による死者が1万人に上り、医療や保健、水、下水、その他の衛生施設が壊滅的影響を受けています。売買契約には、戦車、迫撃砲、戦艦、ヘリコプター、ミサイル防衛システム、サイバーセキュリティ技術が含まれています。コードピンク共同創設者のメディア・ベンジャミンに聞きます。著書はKingdom of the Unjust: Behind the U.S.-Saudi Connection(『不正の王国:米国・サウジコネクションの裏側』)です。

    dailynews date: 
    2017/5/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ミシェル・アレグサンダー:ジェフ・セッションの新たな麻薬戦争に強く反発し異議を唱えよう

    公民権弁護士でベストセラーの著者ミシェル・アレクサンダーが、麻薬戦争の強化を図るジェフ・セッション司法長官の新たな圧力について語ります。セッションズは、軽度の麻薬犯罪に対して過度に厳しい判決を求めることがないよう検察官に奨励したオバマ大統領時代の二通の覚書を無効にしました。また、司法省の検察官に対しあらゆる麻薬犯罪に「最も厳しい求刑」を行うよう指示しています。

    dailynews date: 
    2017/5/19(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「麻薬撲滅戦争からのダメージを修復」:大量投獄を終わらせるための「ニューウェイ・オブ・ライフ」をスーザン・バートンが語る

    大量投獄に反対する闘いでリーダー役を果たしている2人の発言者がゲストです。ベストセラーThe New Jim Crow: Mass Incarceration in the Age of Colorblindness(『新たな黒人隔離:カラーブラインド時代の大量投獄』)の著者であるミシェル・アレグサンダーと、投獄されていた女性たちに住居提供やその他の支援を行う非営利団体「ニューウェイ・オブ・ライフ」(A New Way of Life )の設立者で事務局長のスーザン・バートンです。バートンは、新刊の回顧録Becoming Ms. Burton: From Prison to Recovery to Leading the Fight for Incarcerated Women(『ミセス・バートンになるまで:刑務所から回復し投獄された女性たちのための闘いのリーダーになるまで』)の中で数々の虐待を受けていた幼少時代、成人してからの麻薬中毒、そして女性を刑務所へ送る根源的な問題に取り組む闘いにいたるまでの自らの人生の軌跡を描いています。アレグサンダーは自書の序論でこう書きます。「かつて濃い褐色の肌の黒髪の1人の女性がいました。彼女は人々を束縛から解放し、安全へと導きました。

    dailynews date: 
    2017/5/19(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 人権弁護士:スウェーデン当局 ウィキリークスのアサンジに対する捜査を打ち切り 「とっくの昔になされて当然の決断」

    スウェーデンの検察当局は、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジの性的暴行容疑に関する捜査を打ち切りました。アサンジは容疑を否定し、諜報活動取締法のもとで起訴するために最終的に彼を米国へ送還するための口実だと主張しています。2012年以来、アサンジはロンドンのエクアドル大使館に避難しています。アサンジが近いうちに大使館から出るかどうかは、不明です。「ジュリアン・アサンジとウィキリークスのために働いているすべての人たちを解放するための長い道のりの中で、これは小さな勝利です。ですが、これによりついに私たち弁護士は本題、すなわち、米国でのジュリアン・アサンジへの迫害、ジュリアンへの政治的で差し迫った迫害に集中できます」と本日のゲストのレナータ・アビラは話します。アビラは、カレッジ財団(Courage Foundation)の管財人で人権弁護士です。

    dailynews date: 
    2017/5/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • アナベル・ヘルナンデス記者 バルデス記者の死と暴力事件の増加に直面するメキシコ人ジャーナリストの状況を語る

    メキシコでは2000年以降100人以上のジャーナリストが殺害されてきました。先日発表された「国際戦略研究所」(International Institute for Strategic Studies )の報告書によれば、メキシコは2016年紛争による死者数で世界第二位となっています。なんと昨年2万3000人もの人がいわゆる「麻薬戦争」で殺害されたのです。メキシコでの死者数は、内戦で2016年に5万人が犠牲となったシリアに次ぐものです。最も危険な地域3、4、5位はイラク、アフガニスタン、イエメンでした。メキシコ人ジャーナリスト、アナベル・ヘルナンデス記者に話を聞きます。メキシコの麻薬取引について取材するヘルナンデス記者もまた襲撃や殺害予告を受けており、「どの国であれ、ジャーナリストが外を歩くのにボディーガードが必要というのは恥ずべき状況です」と語ります。

    dailynews date: 
    2017/5/18(Thu)
    記事番号: 
    3

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