デイリーニュース

  • ベンガジの襲撃事件よりも重大な事実: スーザン・ライスの戦争・アフリカ・キーストーンXLをめぐるタカ派ぶり

    ヒラリー・クリントン国務長官の後任に現国連大使であるスーザン・ライスを任命しようという動きに関しての議論を検証します。死者を出した9月11日のリビア・ベンガジにおける米国領事館襲撃事件に関して事実と異なる説明を行ったとして、共和党はこの数週間、ライスの任命反対運動を展開しています。元上級CIA分析官のレイ・マクガバンに話を聞きます。彼はライスの任命はベンガジに関してではなく、クリントンおよびオバマ政権における彼女の職歴によって反対されるべきだと言います。また、計画中のキーストーンXL石油パイプラインに関して彼女に経済的な利害関係があることも理由だとしています。

    dailynews date: 
    2012/12/12(Wed)
    記事番号: 
    3
  • カイロ モルシ大統領の憲法案国民投票に反対のエジプト国民 革命の遺産を継続

    シャリフ・アブゥル・クドゥースがカイロの街からリポートします。数千人の人々が新たに街に繰り出し、窮地のエジプト大統領モハメド・モルシが推し進める議論百出の新憲法案国民投票に対し賛成や反対を叫んでいます。反対派の意を汲もうとエジプト政府は現在、投票は15日とさらに1週間後の22日にも行われると言っています。エジプトの主要な反対派指導者たちは投票ボイコットではなく「反対」票を投じるよう支持者たちに呼びかけています。

    dailynews date: 
    2012/12/12(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ミシガン州の反組合法に数千人が抗議するも 右翼支援者の莫大な資金提供者が勝利

    ミシガン州の共和党知事リック・スナイダーが非常に異論の多い2つの反組合法に署名し、同法が発効しました。労働組合の牙城であった同州はこれで正式に米国24番目のいわゆる「労働権」州となったわけです。11日には数千人のデモ参加者がランシング市の州議会議事堂に溢れ、同法が労働に対する組織的攻撃であり、賃金低下と集団交渉権の弱体化を招くと非難しました。このデモに参加した2人に話を聞きます。ケイシー・オッペンハイムは正看護師でミシガン大学職業看護師評議会の会長です。アンディ・ポッターはミシガン刑務官協会(Michigan Corrections Organizaiton)の州副会長でサービス従業員国際組合(SEIU)の全米共和党組合員諮問委員会議長です。また、ネイション・インスティテュート調査報道基金の報道研究員リー・ファンに、この法案がいかにして強力な企業や億万長者の黒幕たちによって断行されたかについても話を聞きます。ミシガン州議員たちはまた機能不全状態の議会をいいことに女性の中絶の権利を甚だしく制限する3本の法案を通そうとしています。これが通れば多くの医療保険で中絶費用を負担するlことが禁止され、さらに道徳的見地から企業従業員や医療従事者が医療保険や医療行為を提供することを拒否することができるようになるのです。

    dailynews date: 
    2012/12/12(Wed)
    記事番号: 
    1
  • チャールズ・グラスが語る シリアの相互破壊と信憑性に欠けるアサドの化学兵器使用への恐れ

    経験豊かなジャーナリストのチャールズ・グラスから、シリアとその最大の都市アレッポへの彼の最近の訪問について話を聞きます。アサド政権が化学兵器を使用する恐れがあるという米国が先導する警告について、グラスはこう言います。「シリア人が過去に化学兵器を使ったことがないのは明白ですし、彼らがそれを使用する利点もありません。戦いが行われている場所はアサド政権を支持する人々が暮らす所であって、同政権の兵士たち自身が化学ガスを吸い込む可能性だってあるのです。今回の警告は、イラク侵攻の前に使われたプロパガンダに非常によく似ていると思います。あのときは欧米の介入の言い訳として化学兵器がまつりあげられたのですが、結局そんなものはありませんでした」。元ABCニュース主任中東特派員であるグラスの著書Tribes with Flags(『誇り高き部族たち』)は、2012年に再刊されました。

    dailynews date: 
    2012/12/11(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「ここでの抗議は激しい」:エジプトで国民投票を前に混乱と対立

    エジプトでは12月11日、ムハンマド・モルシ大統領が、賛否両論飛び交う新憲法案の国民投票を無理やり実施しようとしていることに対し、新たな抗議行動が行われています。デモの前、11日未明、タハリール広場では、拳銃を持った覆面姿の男たちが野営していた反対派の抗議者らを襲い、十数人以上が負傷しました。11月にモルシ大統領が自らの権力を一方的に拡大して以来、抗議デモの衝突で少なくとも7人が死亡、何十万人もが街頭で抗議行動に参加しています。デモクラシー・ナウ!のシャリフ・アブドゥル・クドゥースがカイロから報告します。

    dailynews date: 
    2012/12/11(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ミシガン州の共和党勢力 下院議席失う前に、反労組かつエリート層支持の“労働権”法案を強引に通過

    ミシガン州では12月11日、共和党のリック・スナイダー知事が同州を米国で24番目のいわゆる“労働権”州にする2つの反労組法案に署名することを受け、数千人が抗議行動を行う予定です。2013年1月の新議会で民主党が下院で5議席を得る前に強引に推し進められた今回の動きについて、反対派は、賃金を抑制し団体交渉権を弱めることになる、組織的な反労組攻撃と呼んでいます。「スナイダーは、ミシガン州でかつて制定されたなかでも、最も不和の原因となりうる法案を支持すると決めたわけです」と、民主党のミシガン州議会下院議員のブランドン・ディロンは言います。「今日、国会議事堂に集まる人たちを見れば、彼がミシガン州を分裂させていることがわかるでしょう」。

    dailynews date: 
    2012/12/11(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「ひどく失望した」と市民団体が非難:気候変動の破壊的な証拠の中、COP18が消極的な合意

    国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)は8日、増え続ける世界の温室効果ガス排出の抑制に全く効果のない消極的な枠組みに合意した後、閉幕しました。通称「ドーハ気候ゲートウェイ」は、京都議定書を8年間延長し、2020年発効の新たな国連条約の話し合いに向けた道筋を作りました。この合意のもとで米国は、温室効果ガス削減に対する新たな約束を行わず、気候変動の影響を受けている国々への支援拡大も行いませんでした。「大統領が再選勝利演説で気候変動について言及し、ハリケーン『サンディ』が上陸し、米国内で有力政治家たちの間で話し合いが行われた後、COP18が開催されたので、気候政策の転換があると期待していましたが、我々が目の当たりにしたのは過去4年間に見られたのと全く同様の政策でした。オバマ大統領が一歩踏み出し、気候変動について全米的な議論を始める時だと思います」と世界自然保護基金(WWF)のグローバル気候・エネルギーイニシアチブのサマンサ・スミスは語ります。

    dailynews date: 
    2012/12/10(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 反転された「抜本的な思想」:ノーベル賞委員会は創設者の反武装の考えを裏切った

    ノルウェーノーベル平和賞委員会は、その秘密主義と選考に関して長年批判を受けています。ヘンリー・キッシンジャーが受賞した1973年は特に顕著でした。委員会批判を先導したのはノルウェーの弁護士フレドリック・ヘッファーメルです。「委員会はNATO同盟国と米国の外交方針にとても偏っており、賞は当初の目的とは正反対の意図のために使われています……軍事的な因習を打破して世界平和あるいは武装解除された世界の平和的秩序を作ることに貢献した活動を支援する(ことが当初の目的でした)。それは非常に抜本的な考えなのです」とノーベル平和評議会の元代表で、1910年にノーベル平和賞を受賞した常設国際平和局のr理事を務めるヘッファーメルは話します。彼はThe Nobel Peace Prize : What Nobel Really Wanted(『ノーベル平和賞:ノーベルが本当に望んでいたもの』)の著者です。ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルは、1896年12月10日に死去する前に、自らの財産を物理学、化学、生理学と医学、文学、平和に対する毎年の賞に使うよう遺書に記しました。ヘッファーメルは、ノルウェーノーベル賞委員会がノーベルの意思を不法に無視していると批判しています。

    dailynews date: 
    2012/12/10(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ノルウェー平和活動家:EUは世界の武器貿易で主要な役割 ノーベル賞に値せず

    EUのノーベル平和賞受賞選考に抗議するため、数百人のノルウェー人が9日、オスロ市内でろうそくを手にしながらデモ行進を行いました。EU加盟国は、世界の武器輸出の3分の1を占めています。「加盟国が武器輸出や兵器産業促進をしているだけでなく、EUが機関のレベルでそうであることが、この受賞に異議を唱えるための、少なくとも私の主な理由です」とノルウェー平和評議会のヘッダ・ランゲミヤー事務局長は語ります。

    dailynews date: 
    2012/12/10(Mon)
    記事番号: 
    3
  • EUはノーベル平和賞にふさわしいか? ギリシャの厳しい緊縮財政に対するEUの役割に非難

    EUが2012年ノーベル平和賞を受賞するにあたり、9日、オスロ市内でEUの支持者と批判者に話を聞きました。「南欧の人々の多くが金融戦争の結果に耐え、市民は困窮し、国の財産は奪われ、負債に支配されつつあることから、最初にEUがノーベル平和賞を受賞したと聞いた時、私たちは冗談かと思いました」とギリシアの左派野党シリザの議員ディミトリス・コデラスは、オスロのピースハウスでデモクラシー・ナウ!に語ります。

    dailynews date: 
    2012/12/10(Mon)
    記事番号: 
    2

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