デイリーニュース

  • 「とても大きな損失」: 環境活動の主導的存在レベッカ・ターボトンが水難事故で死亡

    39才で早世した著名な環境活動家、熱帯雨林行動ネットワーク(RAN)事務局長のレベッカ・ターボトン を追悼します。彼女は休暇中のメキシコで水難事故に遭い死亡しました。RANの初の女性事務局長だったターボトンは、2012年5月にデモクラシー・ナウ!出演し、山頂除去採炭と呼ばれる石炭採掘方法の主要出資者 であるバンク・オブ・アメリカに対する反対運動について話しました。ターボトンの友人でもある環境活動家ビル・マッキベンがその功績を次のように追想しました。キーストーン・エ クセルパイプライン中止運動に関して、「ベッキー(レベッカ)はタールサンド反対運動に最初から関わったグループの1人でした。このように気骨があり聡明ですばらしい、若い環境活動リーダーはそう簡単には出てこないでしょう」

    dailynews date: 
    2013/1/2(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 350.org による化石燃料投資撤退運動は2013年の気候変動バトルの重要戦略になるか?

    350.org 創立者ビル・マッキベンとジャーナリストのクリスチャン・パレンティが、地球温暖化立ち向かう方法について議論します。2013年を気候変動に関するバトル「ゼロ年」と呼ぶ人もいます。2012年が、北極海の氷河の融解・縮小、巨大ハリケーンサンディ、フィリピンの大型台風など、異常気象の年だったためです。米国は昨年、史上最高の気温を記録し、大規模干ばつや森林火災が多発しました。大統領選の公開討論会では、2大政党候補者のいずれも気候変動の話題を避けました。しかし選挙後すぐに、マッキベンと350.orgは、化石燃料業界を「我々の惑星の生存を脅かす社会の敵ナンバー1」とよび、各地をまわり彼らと対決する集中キャンペーンを展開しはじめました。ツアーは終わりましたが、彼らが始めた「化石燃料投資撤退」キャンペーンは拡大しています。環境活動家の多くは、運動の新たなフロンティアになるとしてこのキャンペーンを歓迎し、投資撤退運動は拡大しているものの、その効果については疑問の声も上がっています。「数学上の問題:350orgの炭素投資撤退運動は充分か?」という記事を最近書いたパレンティもその一人です。この運動に関する、マッキベンとパレンティの議論をお届けします。

    dailynews date: 
    2013/1/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 米議会「財政の崖」を回避  争点は社会福祉支出の削減へ

    激しい攻防を繰り広げた「財政の崖」にひとまず終止符が打たれました。米上院がすでに可決していた法案が下院でも1日夜可決されたのです。その内容について経済学者ジュリエット・ショアに聞きます。同法案をめぐり、今後、連邦支出と債務に関して、民主党と共和党の間で、激しい戦いがまき起こるのは必至で、「エンタイトルメンツ」と呼ばれる社会保障や医療、失業保険などの政府給付制度への支出が、論議の焦点になると予想されます。「政府は国がやる必要があることに支出すべきです」とショアは言います。「クリーンエネルギーの枠組みへの移行に支出するべきなのです。」 ショアはボストン大学社会学経済学教授で、True Wealth: How and Why Millions of Americans Are Creating a Time-Rich, Ecologically Light, Small-Scale, High-Satisfaction Economy(『真の富:数百万の米国人が、時間的には余裕をもち、エコロジーにやさしく、小規模で大満足の経済を作ることができる理由』)の著者です。

    dailynews date: 
    2013/1/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 2012年文化と抵抗を振り返る:アリス・ウォーカー、ランディ・ウェストン、ウォルター・モズリイ、ゴア・ヴィダル他

    2013年1月1日は、政治と芸術のつながりを検証するため、アリス・ウォーカー、ウォルター・モズリイ、トニー・クシュナー、ランディ・ウェストン、スティーブ・アール、ランドール・ロビンソン、トシ・レーガン、トム・モレロらを取り上げた、2012年の文化についての番組の抜粋を放送します 。また、2012年に亡くなったアドリエンヌ・リッチ、ゴア・ヴィダル、ホイットニー・ヒューストンを追悼し、ウディ・ガスリーの生誕100年を祝います。

    dailynews date: 
    2013/1/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ウィルミントンの10人:40年前に無実の罪で投獄した公民権活動家たちの赦免を迫られるノースカロライナ

    新年が近づいていますが、ノースカロライナ州知事のベブ・パーデューが40年前に冤罪で投獄された公民権活動家グループへの恩赦を要請されています。彼らは白人が所有する食糧雑貨店に放火したという罪を着せられていました。有罪判決は1980年に破棄されましたが、州政府は彼らを赦免してはいません。冤罪投獄されたいわゆる「ウィルミントンの10人」の1人で、長年にわたる公民権活動家ベンジャミン・チャビスに話を聞きます。彼は8年間投獄され、後に全米黒人地位向上協会(NAACP)会長になりました。またウィルミントンの10人の筆頭弁護士ジェイムズ・ファーガソンにも話を聞きます。さらに「ウィルミントンの10人の無罪放免を求めるプロジェクト(The Wilmington Ten Pardons of Innocence Project)」のコーディネイターでウィルミントン・ジャーナル紙の記者としてもこの事件を追ってきたキャッシュ・マイケルズにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/12/28(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 議会を去る民主党クシニッチ議員 二大政党が裏切るなら我々が「平和の文化」を築かねばならない

    オハイオ州選出の民主党デニス・クシニッチ議員が8期にわたる議員生活の最後の一週間を迎えています。1997年以来クシニッチは連邦議会の最も進歩的な声であり続けてきました。彼の業績には、ジョージ・B・ブッシュ大統領にイラク侵攻と占領の責任を問う弾劾決議案の提出や米国愛国者法の採決に際して反対票を投じたこと、麻薬撲滅キャンペーンをやめようという訴え、アフガニスタンからリビアに至る米国の戦争への反対、米国におざなりな民営化制度に代わるシングルペイヤー方式の医療保険制度を導入しようと努力したことなどがあります。クシニッチは2004年と2008年の大統領選挙にも立候補し、平和省創設を公約に掲げました。「二大政党制はアメリカの国民の期待を裏切っている」とクシニッチは言います。「私たちはアメリカに存在する暴力の文化を正視しなくてはなりません。……そして平和の文化を築かねばならないのです」

    dailynews date: 
    2012/12/28(Fri)
    記事番号: 
    2
  • デニス・クシニッチ「財政の崖」を語る:企業利益のためにアメリカ人の雇用を犠牲にする愚

    オバマ大統領が予算問題での合意に達するためにホワイトハウスで議会リーダーたちと最後の努力に臨みます。デモクラシー・ナウ!は、今期で議会を去る民主党下院議員デニス・クシニッチと「財政の崖」について話します。期限までに合意に至らなければ6000億ドルの歳出削減と増税が1月1日に自動的に発効します。ただしこの増税は必ずしも固定したものではありません。新議会が来年発足してから遡及的にこの措置を取り消す法案を可決することもできます。「間違った方向に進んできたんです」とクシニッチ議員は言います。「どうして雇用創出による景気浮揚について審議してこなかったのか? ある程度の失業率は、経済を正しく機能させるために必要だとして容認されてきたようです。それによって企業は賃金を低く抑えられるからと。そんなことは戯言です。私たちが作り上げた経済的な悪習が、数千万のアメリカ人を陥れているのです」

    dailynews date: 
    2012/12/28(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ティーパーティーのお家騒動:政治団体権力掌握に失敗したディック・アーミー 800万ドルの手切れ金で退散

    2012年はじめ、 元下院院内総務のディック・アーミーは、自らが代表を務めていたティーパーティー系の非営利団体「フリーダムワークス」(FreedomWorks)での実権掌握を試みました。しかしそれが失敗に終わると、アーミーは共和党へ大口の寄付をしている人物から代償として800万ドルを受け取って同組織から離れました。この事件によって、2010年の選挙直前から頭角を現してきたティーパーティー運動の内部で、揉め事が大きくなってきているという噂に注目が集まりました。政治リポートサイト、ポリティコのケン・ヴォーゲル記者に話をききます。「(アーミーは)フリーダムワークスの実権を握って、自分をティーパーティーのリーダーにしようとしたことで、実際には犠牲者になってしまった」とヴォーゲルは言います。「ティーパーティーの組織内にはずっと、大金持ちの寄付者や後援者を持つ全国組織と、実際に草の根運動的に関わるグループとのあいだに覇権争いがあったんです」

    dailynews date: 
    2012/12/27(Thu)
    記事番号: 
    4
  • もう1人のブラッドリー・マニング:ジェレミー・ハモンド ウィキリークスとストラトフォー社メール流出に関連して終身刑の可能性

    身柄を拘束されているハッカー、ジェレミー・ハモンドの注目の裁判で、連邦裁判所判事は事件の裁判を降りることを拒否しました。「アノニマス」という団体の一員であると見られているハモンドは、民間諜報会社ストラトフォーのコンピュータをハックし、500万通あまりのメールを内部後発サイトのウィキリークスに渡した罪に問われています。ハモンドの弁護士は、ロレッタ・プレスカ連邦判事の夫が、ストラトフォー社の顧客に雇われていたことがあること、その夫自身のメールもハックされたとして、プレスカ判事にこの裁判の担当から降りるよう求めました。ハモンドの支持者によれば、流出されたストラトフォー社の文書は、民間諜報会社である同社が顧客の企業のために、どのように活動家を監視し、産業スパイ行為を行っているかを明らかにしたといいます。ハモンドは保釈されることも裁判にかけられることもなく9ヶ月以上拘束されています。「憲法上の権利センター」(The Center for Constitutional Rights)のマイケル・ラトナー名誉会長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/12/27(Thu)
    記事番号: 
    3
  • FBI対「占拠」運動:ウォール街占拠運動に対する開始直後からの「対テロ活動」監視 秘密文書で露見

    これまで秘密扱いされていた文書によれば、FBIはウォール街占拠運動の開始直後から、それが非暴力運動であったにもかかわらず、潜在的なテロ活動として監視していたことが明らかになりました。政府の内部分書によれば、占拠運動がはじまった2011年8月当初から、潜在的脅威とみなしていました。政府内部では占拠運動が暴力的な方法に反対していることが確認されていましたが、運動に対しては対テロリズム捜査官が動員されていました。占拠運動が全米に広がるにつれ監視も全国的に展開し、FBI捜査官は企業や、地元警察組織、大学とも情報を交換していました。情報公開法を使って問題のFBI文書を入手した「市民の権利保護パートナーシップ基金」(The Partnership for Civil Justice Fund)のマラ・ヴァヘイデン=ヒリアードに話を聞きます。「何十年も前から社会正義運動が起る度に、FBIは同じ役回りを演じてきました。つまり事実上、市民と対立する権力組織の秘密警察として行動してきたのです。」とヴァヘイデン=ヒリアードは言います。

    dailynews date: 
    2012/12/27(Thu)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

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