デイリーニュース

  • ドーハのCOP18 アラブ青年活動家らがカタール初の気候変動デモを実施

    新しく組織されたアラブ青年気候運動は1日、国連気候変動サミット議長国のカタールで史上初めての気候変動デモを行いました。今年の気候変動サミットで交渉担当者に行動を起こすよう求めて、数百人がドーハ中心街で、許可されたデモ行進に参加しました。デモは若い環境活動家の連合によって組織されました。デモクラシー・ナウ!プロデューサーのマイク・バークがデモ参加者らに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/12/3(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 気候の崖:世界の排出量がピークに 期待薄のドーハ気候変動枠組み条約

    本日は、カタールのドーハで開催されている国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)の会場からお送りします。世界の排出量が過去最高を記録したにも関らず、温室効果ガスを制限する拘束力のある新たな合意への期待は低いです。2週間に及ぶ会議は、1997年の京都議定書のもとでの拘束力のある排出削減合意が、年末で期限切れとなる中で開催されています。京都議定書があったにもかかわらず、2日に発表された最新の科学論文では、2011年の世界の二酸化炭素排出量が過去最高を記録し、2012年にもほぼ同程度の急増になる可能性が高いことが報告されました。クライメイト・アクション・ネットワーク・インターナショナルのディレクターで、インディアクトの創設者のワエル・マイダンとフレンズ・オブ・アース(FoE)イングランドの気候変動活動家のアサド・レーマンの2人のゲストを迎え、話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/12/3(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ウィキリークスへの内部告発者ブラッドリー・マニング 「拘留中に死ぬだろう」と思ったと証言

    内部告発サイト「ウィキリークス」に数十万点の機密文書を漏洩したとして告発された米陸軍上等兵ブラッドリー・マニングが2010年5月の逮捕以来初めて証言しました。29日の公判前手続きでマニングは、逮捕後にクウェートで収監された間に経験した感情的動揺について「このまま死ぬんだと思ったことを思い出します。監獄の中で死ぬんだと思いました」と証言しました。証言の一環として、マニングはその後収監されたバージニア州カンティコの独房と同じサイズの150cm×180cmのチョーク描きの四角の中に足を踏み入れ、扉にある小さな窓からどう首を傾げて外光が差し込んでいる所を見ていたかを再現しました。22件の罪状のうち最も重い罪で有罪とされればマニングは終身刑の可能性があります。公判は2月に始まる予定です。罪状の一部を有罪と認めれば最大で16年の禁固刑にするとの司法取引も提示されています。「注目すべきはそんなことを経験しながらも彼がいまも驚くべき威厳をもって行動していることです」とマニングの登場した法廷に立ち会ったマイケル・ラトナーは言います。「とはいえ、このような状況の監禁は──もちろん当局はブラッドリー・マニングに怒っていたのでしょうが、自殺防止や自傷予防の監視下に置かれるべき精神状態にはないにもかかわらず、彼はいまも非人間的な環境に置かれ続けているのです。

    dailynews date: 
    2012/11/30(Fri)
    記事番号: 
    4
  • コンゴの人道的危機が悪化 ルワンダが支援する反政府勢力の武力行使が再燃

    中央アフリカのコンゴ民主共和国で大規模な人道的危機が展開しています。戦闘のせいですでに数万人が難民化しています。ルワンダが支援しているとされる反政府勢力は30日、ゴマからの撤退を「兵站上の理由」で延期し、近隣アフリカ諸国が設定し西側諸国も支持している最後通牒を2度にわたって無視しました。世界食糧計画は先週、安全が保障されないとして食糧の配給を一時停止しましたが、現在はコンゴに偏在する難民キャンプの数カ所で活動を再開しています。戦火を逃れてきた避難民たちの多くは帰郷を望んでいますが、紛争が長引く中まだ数千人がキャンプ生活を余儀なくされています。「第二次世界大戦以降の世界で最もひどい人道的危機の1つです。この地域で1998年に深刻な戦闘が再開して以来、約500万人が死亡しているのです」と40年近くにわたってアフリカを取材しているベテラン記者のジェイムズ・ノースは言います。ネイション誌の寄稿記者の彼の最新記事は、Washington’s Role in the Renewed Violence in DR Congo(『コンゴ民主共和国で再発した暴力における米国政府の役割』)です。

    dailynews date: 
    2012/11/30(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 国連がパレスチナを主権国家として承認 米国とイスラエルの孤立が際立つ

    国連総会が圧倒的多数でパレスチナを主権国家として承認する議決を行いました。これまでの「オブザーバー・エンティティ(機構)」から「オブザーバー・ステイト(国家)」への格上げです。この動きはパレスチナにとっては勝利ですが米国とイスラエルにとっては外交上の挫折で、決議に反対票を投じたのはほんの少数の国々でした。国連加盟190カ国のうち賛成が138カ国、反対は9カ国で、棄権が41カ国でした。3カ国は欠席しました。この採決が実施された日は、パレスチナの地をユダヤ人の国家とアラブ人の国家に分割すると決めた国連決議181号の採択から65周年に当たります。「これはイスラエルとパレスチナの和平プロセスを仲介する米国への信任投票だったのです」と話すのはエルサレム基金およびその教育プログラムであるパレスチナ・センターの事務局長ユーセフ・ムナイヤーです。「仲介が失敗したこと、それに代わる別のアプローチが求められていることを、きのう世界の大多数が表明したのだと私は思います」

    dailynews date: 
    2012/11/30(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ファストフード従業員数百人が生活賃金を求めてスト ウォルマート・ストに触発され

    ニューヨーク市のファストフード従業員たちが29日、一連のデモやピケを行うために職場放棄をしました。これは米国ファストフード業界で起きた最大の労働争議といわれています。マクドナルド、バーガーキング、タコベルその他数十のレストランの計数百人の従業員が公正な賃金と組合の認可を求めてストやデモを行いました。ファスト・フード・フォーワードと称するこの運動の主催者たちが求めているのは最低賃金の労働者たちの現在の賃金のほぼ倍に当たる時給15ドルへの昇給です。労働者たちもその支持者たちも要求しているのは家族を支えていけるだけの賃金なのです。デモクラシー・ナウ!の共同ホスト、フアン・ゴンザレスがデイリー・ニューズ紙の自身の最新コラムのために数多くのスト従業員たちに話を聞いています。「マクドナルドやバーガーキングなどの一日ストは始まりに過ぎない」と彼は言います。

    dailynews date: 
    2012/11/30(Fri)
    記事番号: 
    1
  • スモーク・シグナルズ:マーティン・リー 全米に広がるマリファナ合法化運動を語る

    11月の投票では、コロラド州とワシントン州で嗜好用のマリファナを合法化するという米国史上初の結果となりました。この結果が出る前から、18の州とコロンビア特別区では医療用マリファナ使用が可能でした。今回の合法化が、マリファナ使用禁止が解ける前触れになるか、多くの人が見定めようとしています。一方で、連邦政府は未だマリファナを違法ドラッグと見なしており、オバマ政権も警察の医療用マリファナをも含めた取り締まへの支持を表明しています。マリファナがうつや癌性の腫瘍などを含めた幅広い症状の治療に効果的であるという研究結果を、政府は無視した形です。調査報道のベテラン記者で多数の著書を持つマーティン・リーに詳しい話を聞きます。リー記者の最新作はSmoke Signals: A Social History of Marijuana — Medical, Recreational and Scientific(『スモーク・シグナル:マリファナの社会史―医療用、嗜好用、科学的使用まで』)

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    2012/11/29(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ジュリアン・アサンジ独占インタビュー:ウィキリークス、ブラッドリー・マニング、新著「サイファーパンク」、監視国家について語る

    数ヶ月ぶりの長編インタビューで、デモクラシーナウ!が、彼が半年近ロ籠もっているエクアドル大使館から、ジュリアン・アサンジに話を聞きます。攻撃されてもウィキリークスは耐えぬくとアサンジは断言しました。11月27日、欧州委員会は、クレジットカード会社VISAによるウィキリークスへの寄付の遮断は、欧州連合(EU)の反トラスト法には触れないと発表しました。「2010年12月に遮断措置が始まってからは、ウィキリークスへ届くはずの寄付の95%が失われています。この遮断措置によって、ウィキリークスが遂げていたであろう発展が妨げられ、、自由意志で文書を発表し、自分たち組織と情報源を守る能力も萎縮していまいました。」アサンジは新著Cypherpunks: Freedom and the Future of the Internet(『サイファーパンク:インターネットの自由と未来』)についても語ります。「インターネット利用者全員を対象にした大規模な監視と傍受は、非常に洗練された国家と私的諜報機関とその手先が、個人から大幅に権力を奪う行為でもあります」とアサンジは言います。米国がウィキリークスをターゲットにしていることについてもこう言います。「軍や政府職員に情報提供と内部告発を呼びかけるウィキリークスは犯罪組織である、という主張に米国防総省は固執しています。

    dailynews date: 
    2012/11/29(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「セントラルパークの5人」:新作ドキュメンタリー 無実の少年たちを投獄させた警察の職権乱用とメディアの過剰取材

    衝 撃的な新作ドキュメンタリー映画がかつて「世紀の犯罪」と呼ばれた事件を検証しています。いわゆる「セントラルパークの5人」たちの記録です。この事件を 知っている人も多いでしょう。しかし投獄された男性たちが結果的に無実だったことはあまりにも知られていません。ニューヨーク市のセントラルパークで白人 女性を殴打しレイプしたとして黒人とラティーノの十代の少年たちが1989年にいかにして逮捕されることになったのかをこの映画は教えてくれます。当時のメディアは、 加害者として非難されたこの少年たちのグループを人種的な隠喩を含んだ「ウルフ・パック(オオカミたちの一群)」と呼ぶなどして、あらかじめ有罪として報 道していました。ドナルド・トランプは市内の新聞4紙に全面意見広告を出し、死刑制度を再開しよう、そうしたら彼らを処刑できるからと訴えました。ところが 2002年に、彼ら5人の有罪は取り消されたのです。真犯人が出頭して罪を告白したのでした。7年から13年の禁固刑を受けていた5人はすでにだいたいが 刑期を終えていました。ニューヨーク市はいまや成人になった5人による10年越しの民事訴訟の和解を拒んでいます。そしていま市側弁護団はこの新作ドキュ メンタリーのために集められたフィルムを入手しようとしています。

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    2012/11/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 共和党の元選挙参謀 「米国革命」のルーツと米国政治の未来を語る

    3 週間前のミット・ロムニーの敗北後、共和党は混乱状態にありますが、本日は共和党選挙参謀の中でもかつて最も影響力のあった1人をゲストに迎えて番組を始めましょう。1969年、ケビン・フィリップスは時代を画する本 The Emerging Republican Majority(『台頭する共和党多数派』)を書きました。ニューズウィークはこの本を「ニクソン政権の政治的聖書」と表現しました。その後、ブッシュ 一家やウォール街、アメリカの神政政治に関する一連のベストセラーを出した後に、フィリップスはいま新著1775 : A Good Year for Revolution(『1775年:革命に絶好の年』)で米国にとって英国への革命を意味した独立戦争のルーツについて振り返っています。「1770年代中盤にアメリカを動かしたもの、そのとき に何が起きたのか、それはある意味、現在にも通じる事柄なのです。というのも、前進するには、時にはとても賛成できないような政策がたくさん存在する必要があるということがあのときにわかったんですね。耳に心地いいスローガンを並べたて、差異のことごとくを常套句に置 き換えて、問題はない、アメリカはうまくいっていると取り繕ったところでどこにも行きつけないのだと、あのときにわかったんです」とフィリップスは言います。「アメリカはうまくいっていません。

    dailynews date: 
    2012/11/28(Wed)
    記事番号: 
    1

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