デイリーニュース

  • イヴ・エンスラーが語る「アメリカ女性合衆国」、自身の新作劇『感情的な生き物』、コンゴでの女性への暴力

    本日は残りの時間を使って、米国および世界中で、女性の権利を求めて休むことなく闘っているイヴ・エンスラーに話を聞きます。彼女の新作劇Emotional Creature(『感情的な生き物』)は現在、ニューヨーク市で上演中です。エンスラーは受賞歴のある脚本家で、、『ヴァギナ・モノローグ』と、女性と少女に対する暴力の根絶を呼び掛ける世界的な運動「Vデー」(V-Day)の発起人でもあります。彼女の新しい運動は「 立ち上がる10億人」(One Billion Rising)といいます。エンスラーは11月27日、ローラ・フランダースが司会をするシンポジウム「アメリカ女性合衆国」(The State of Female America)でスピーチする予定です。「立ち上がる10億人運動で私たちが取り組み、実現しようとしていることの一つは、女性たちが家庭や街頭、職場それぞれで受ける暴力の関連性を探ることです」と、エンスラーは言います。

    dailynews date: 
    2012/11/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • バングラデシュの労働活動家:多数の死者を出した工場火災現場でウォルマートのラベル付きの焼けた衣類を発見

    バングラデシュ政府は、米小売大手ウォルマートなどに製品を供給していた工場の火災で死亡した、120人以上の衣料労働者に対し、国として喪に服すことを宣言しました。バングラデシュから労働活動家のカルポナ・アクターに話を聞きます。彼女は火災工場を訪ね、そこで見つけた焼けた衣類のラベルの写真を撮りました。その中にはフェイディド・グローリー(Faded Glory)というウォルマートのブランドも含まれています。アクターは、12歳のときに衣料品工場で働き始めました。彼女は現在、より良い賃金、団結権の承認、より高い安全基準を求めて活動を行っています。世界中の工場の職場環境を調査する労働者権利組合(Worker Rights Consortium)代表のスコット・ノバからも話を聞きます。1911年に起きたニューヨーク市のトライアングル・シャツウエスト工場火災を引き合いに出し、彼は今回の火災を次のように表現します。「皮肉な意味で、ものすごごいことをやってのけたもんです。米国の衣料産業は、労働者にとって非常に過酷で残酷だった20世紀初頭の労働状況を、2012年の今、バングラデシュのような場所にある工場で再現することができたんですから。米国の衣料産業にとって、恥ずべき記録です・・・。

    dailynews date: 
    2012/11/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • バングラデシュのウォルマート取引工場で大規模火災、従業員118人以上が死亡

    ウォルマートと関連するバングラデシュの衣料品工場で24日、大規模な火災が発生し、従業員少なくとも118人が死亡、多数の負傷者が出ました。ウォルマートは、バングラデシュで作られる衣料品の最大の買い手ですが、これまでの防災対策の低さには悪評があり、また長年、労働者による労働条件改善の取り組みを抑圧してきました。火災のあった工場は、ウォルマート、IKEA、そして欧米の小売り大手に商品を納入するチューバ・グループ子会社のタズリーン・ファッションにより操業されていました。この工場では、ポロシャツやフリースジャケット、Tシャツが作られていました。世界中の工場事情の調査を行っている労働者権利組合(Worker Rights Consortium)代表のスコット・ノバに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/11/26(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ウォルマート従業員の反乱:ブラックフライデーに1000店舗でデモを決行

    歴史的なデモの波が、1年で最も忙しいショッピングの日「ブラックフライデー」に、小売大手のウォルマートを直撃しました。従業員とその支持者らは1000店舗以上でデモを決行。ウォルマートのデモは、全米食品商業労働組合(United Food & Commercial Workers)が後援する「私たちのウォルマート(OUR Wal-Mart)」などにより組織されました。ロサンゼルスのデモでは、交通の妨げをしたウォルマート従業員3人を含む9人が拘束されました。ニュージャージー州セコーカスのデモの声を紹介します。また、ネイション誌寄稿ライターのジョシュ・エイデルソンにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/11/26(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ガザの「深刻な被害」、停戦が占領下の暴力を止められない理由:シャリフ・アブゥル・クドゥースが語る

    パレスチナ人約170人の犠牲者を出し、700人以上の負傷者を出したイスラエルのガザ攻撃は先週、停戦合意により終わりました。一方、この襲撃中にイスラエルでは、民間人4人とイスラエル軍兵士2人が死亡し、多数の負傷者が出ました。数日間のガザの取材後、カイロに戻ったデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースに話を聞きます。「ガザの被害は深刻だ」とクドゥースは語ります。

    dailynews date: 
    2012/11/26(Mon)
    記事番号: 
    2
  • エジプトで抗議行動が再燃、モルシ大統領の権限強化の憲法令に

    エジプトのモルシ大統領が先週、大統領権限の強化と司法による審査や監視からの大統領の保護を定めた憲法令を発布したことを受けて、カイロのタハリール広場では、今もなお抗議行動が続いています。モルシは、イスラエルによるガザ地区への攻撃を止める停戦合意を仲介した翌日、この行動をおこしました。警官とデモ参加者の衝突で、憲法令の発布後、500人以上が負傷しています。モルシは、新たな強権付与が一時的であり権力の集中がねらいではないとして反対派を説得しようとしています。カイロのデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/11/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ウディ・ガスリー生誕100年: ピート・シーガー ビリー・ブラッグ ウィル・カウフマンが称える「ダストボウルの吟遊詩人」

    米国が生んだ最も偉大なソングライターの1人、ウディ・ ガスリーの生誕100年記念イベントが全米で開かれています。ガスリーは1912年7月4日、オクラホマ州オケマーで生まれました。「我が祖国」 (This Land is Your Land)、「パスチャーズ・オブ・プレンティ」(Pastures of Plenty)、「美丈夫フロイド」(Pretty Boy Floyd)、「ド・レ・ミ」(Do Re Mi) 、「レンジャーズ・コマンド」(The Ranger’s Command) など数多くのフォークソングを作りました。ガスリーはミュージシャンとして知られる一方、政治的側面も強く持ち合わせていました。マッカーシズムの絶頂期 に、労働者や市民の権利を擁護し、ファシズムに反対を唱えました。本日の特別番組では、フォークシンガーのピート・シーガー、英国のミュージシャン、ビ リー・ブ ラッグ、そしてWoody Guthrie, American Radical(『ウディ・ガスリー、アメリカの急進派』)を刊行した歴史家ウィル・カウフマンのインタビューや歌をお送りします。

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    2012/11/23(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ブラックリストに載せられた作詞家 エドガー・イップ・ハーバーグ追悼:「オズの魔法使い」に虹をかけた男

    彼の名前はあまり有名ではないかもしれませんが、その歌は世界中の多くの人に歌われています。今日はブロードウェーの作詞家、エドガー・イップ・ハーバーグの生涯と作品の歩みを紹介します。ハーバーグは「せめて10セント(Brother, Can You Spare a Dime?)」などのヒット曲を生み、映画「オズの魔法使い」のサントラを作曲しました。 マンハッタンのローワー・イースト・サイドの貧しい家庭に生まれたハーバーグは、人種差別や貧困と戦うべく、常に作品に強い社会的、政治的要素を織り交ぜてきました。生涯社会主義であった彼は、ブラックリストに載り、しつこく追い回されながら、その生涯のほとんどをすごしました。ハーバーグの息子、アーニー・ハーバーグに父イップの音楽、政治観について話を聞きます。そして、映画「オズの魔法使い」やイップ・ハーバーグのブロードウェイの曲をメドレーで聞きながら、曲が作られた当時の政治状況を詳しく考察していきます。

    dailynews date: 
    2012/11/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ウォルマート 感謝祭後商戦に合わせた従業員の職場放棄と抗議に対し報復を示唆

    ウォルマートの従業員たちが、「ブラック・フライデー」と呼ばれる年最大の搔き入れ時である感謝祭後の金曜日に、全米で先例のない規模の職場放棄と抗議行動を計画しています。これに対してウォールマートは全米食品商業労組(UFCW)を相手取って不当労働行為の申し立てを行うことで対抗しようとしています。同時に、同社が抗議行動の従業員に報復を行うと脅しているとの批判もあります。ウォルマートの社員で雇用者権利団体OUR Walmartのメンバーでもあるウィリアム・フレッチャーと、ネイション誌の寄稿記者ジョシュ・アイデルソンに話を聞きます。

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    2012/11/21(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 討論: 短期的な停戦から長期的な和平へ イスラエル・ガザ危機を解決する方法は?

    ヒラリー・クリントン米国務長官が先ほどエジプトに到着し、ガザ衝突終結のためにハマスとイスラエル間の停戦の可能性を探ってエジプトのムハンマド・モルシ大統領と会談します。クリントンはすでにパレスチナのマフムード・アッバス大統領、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との会談を終えています。停戦実現への努力が続く中、今日はイスラエルのガザ地区攻撃に関して2人のゲストの討論を放送します。ジェイムズ・コルバートは安全保障問題ユダヤ研究所(JINSA)の政策部長、ユーセフ・ムネヤーはエルサレム基金およびその教育プログラムであるパレスチナ・センターの事務局長です。

    dailynews date: 
    2012/11/21(Wed)
    記事番号: 
    2

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