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2011年2月15日(火)

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  • オバマ大統領は、主に社会福祉と教育を中心に200あまりの連邦プログラムを削減または廃止することで連邦政府の財政赤字削減を求める一方、軍事費と原子力発電所の建設資金を増やす予算教書を発表しました。3兆7000億ドルの予算案を発表したオバマは、既発表の公約である非国防裁量予算の5年間凍結を強調しました。オバマの計画には、銀行と石油会社への小規模な増税が含まれています。また、ブッシュ政権時代の富俗層への減税を2013年に終わらせ、相続税を2009年の水準に戻すことを求めています。オバマの予算教書を分析するために、ネイション誌のワシントン支局記者ジョン・ニコルズから話を聞きます。

  • 最近選出された共和党のスコット・ウォーカー、ウィスコンシン州知事は、大半の公務員のほぼすべての団体交渉権を排除し、彼らの賃金と福利厚生を削除する法案を提出しました。ウォーカーはさらに、これを不満とする州、郡、市職員らによる抗議行動を警戒するようウィスコンシン州兵に通達しました。2月14日、数百人の抗議者がウィスコンシン州の州都マディソンをデモ行進し、さらなるデモも計画されています。マディソンから、ネイション誌のジョン・ニコルズと、ウィスコンシン州の公立学校教師、ブラッド・ルーツに話を聞きます。ニコルズは同知事の行動の全米への悪影響を警告しています。「ウォーカー知事が法案を通し、ウィスコンシン州で1930年台に設立された米国州・郡・市職員同盟(American Federation of State, County and Municipal Employees=AFSCME)の団体交渉権を排除するなら、そして彼が、全米で最も大きく影響力の強い教員組合の一つウィスコンシン州教育組合審議会(Wisconsin Education Association Council=WEAC)を屈服させるなら、この動きが全米中に広まることになるでしょう」。

  • 石油大手シェブロン社は、エクアドルの環境汚染をめぐる長期裁判で170億ドル以上の罰金と懲罰的損害賠償を支払うことを命じられました。アマゾンの原住民らは、1970年代以来エクアドルの熱帯雨林に数十億ガロンの有毒な廃油を廃棄し続けたことに対し、当時シェブロン社が買収したテキサコ社を訴えました。2月14日、エクアドル人裁判官は86億ドルの罰金と同額の懲罰的損害賠償を支払うことを命じました。これは環境被害に対して科せられたものとしては、BP社のメキシコ湾岸原油流出事故の賠償金200億ドルに次いで二番目に大きい賠償額です。シェブロン社は控訴することを発表しましたが、同社はさらに今回の判決を「正当性を欠いており法的強制力がない」とし、いかなる場合も賠償金は支払わないこを示唆しました。一方、原告らも賠償金が低すぎるとして控訴することを計画しています。アマゾン・ウォッチ(Amazon Watch)のアンドリュー・ミラーに今回の裁判について聞きます。

  • 独立系ジャーナリストのブランドン・ジョーダンは最近、地震で壊滅したハイチでの学校再建の取材を終え、同国から米国へ帰国しました。しかし、彼は米国に戻ると、飛行機から降りた直後に移民税関捜査局員によって拘束されました。彼は旅行について尋問され、書類、コンピュータ、電話、そしてカメラのメモリなどすべてを検査され複製されました。ジョーダンは、過去5年間で長期検査の対象になったのは今回が7回目であると言い、当局からは、彼は「リストに掲載」されていると言われたといいます。米国自由人権協会(ACLU)の弁護士キャサリン・クランプは、オバマ政権によるこのような扱いを受けているのはジョーダンだけではないと言います。クランプは、外国で仕事をする機会の多い、ジャーリストや弁護士の多くが似たような尋問を受けたことがあり、ACLUは憲法修正第1条および第4条は米国の空港内でも守らなければならないと考えていると言います。

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