デイリーニュース

  • アレクサンドリア・オカシオ=コルテスの当選から1年 ティファニー・カバンがクイーンズ地区の地方検事選挙に立候補し支配層に挑戦

    アレクサンドリア・オカシオ=コルテスがニューヨーク市で、民主党下院の超大物ジョー・クローリーを破って2018年の民主党予備選に勝利し、ニューヨーク市の政治機構を一夜にして逆転させてから1年近くがたちました。以来、オカシオ=コルテスは、アウトサイダーから一転して、アメリカ中央政界において最も有力な政治家の一人となりました。もう一人の若い候補がクイーンズ区で歴史的大逆転を狙っています。同性愛ラティーノの31歳の公設弁護人[連邦、州、郡、市などに公務員として雇用され、貧困な被告人のための刑事弁護を専門に行う弁護人]ティファニー・カバンがクイーンズ区の地方検事選に立候補しています。彼女は、保釈金制度の廃止[裁判前、保釈金が払えないために有罪の確定がないにもかかわらず収監が続く容疑者の存在が問題となっている]、軽犯罪の起訴の廃止、性労働の非犯罪化、悪徳地主、不正な警官や入国税関管理局(ICE)の追及を掲げて選挙戦をたたかっています。カバンが選出されれば、クイーンズ区の刑事司法制度に大きな転換をもたらすばかりでなく、全米に新たな先例を打ち出すことになるでしょう。勝利には、いずれも制度改革を唱える7人の候補者による混戦を勝ち抜かなければなりません。候補者の中には、クイーンズの民主党エスタブリッシュメントの支持を受けたクイーンズ区長メリンダ・カッツもいます。民主党の予備選挙は6月25日。

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    2019/6/19(Wed)
    記事番号: 
    2
  • IT巨大企業があなたの財布を狙う戦争:フェイスブックが仮想通貨計画を公表 まきおこった猛反対

    フェイスブックが新しいグローバルに通用する仮想通貨リブラを発行する計画を発表しましたが、これは世界の金融システムを作り変えてしまいかねない動きの一つです。フェイスブックは18日、一年以上をかけて密かに計画を続けてきた仮想通貨についての詳細を公表しました。同社が来年、提供開始を予定しているリブラには、ビザ、マスターカード、ペイパルやウーバーなどの大企業が参画します。フェイスブックは、「数十億人に力を与えるシンプルな国際通貨と金融インフラ」を作りたいと述べています。この計画は既に金融規制当局や議員から猛烈な反対を受けています。民主党上院議員シェロッド・ブラウンは、「フェイスブックは既に大きすぎ力が強すぎる。そして同社はその力を使って、ユーザーのプライバシーを保護することなく、顧客データを食い物にしている。フェイスブックが監査されることなくスイスの銀行から危険な新仮想通貨を運営することを許すことはできない」とツイートしました。「アメリカン・プロスペクト」誌の編集長デイビッド・ダヤンから詳しく聞きます。彼が「ニュー・リパブリック」誌に書いた最近の記事のタイトルは、「あなたの世界を支配するためのIT巨大企業の最終戦争」(“The Final Battle in Big Tech’s War to Dominate Your World.”)です。

    dailynews date: 
    2019/6/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ペンタゴン・ぺーパーズの弁護士が語る ジュリアン・アサンジの起訴は「報道取材過程を犯罪と見なすことだ」

    ロンドンの判事はウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジに対し、本格的な身柄引き渡し審理のために2020年2月に裁判所に出廷することを命じました。米国の連邦検事たちは、スパイ法違反の17の罪状を含む18の罪状でアサンジを起訴しています。これは、第一次世界大戦時代に作られた法律でジャーナリストまたは出版者が起訴される初めてのケースです。アサンジは、もし英国が米国による彼の身柄引き渡し要請を受け入れるなら、彼の命は「実質的に危険にさらされる」と述べました。アサンジは現在、2012年保釈中に逃亡した罪でロンドンのベルマーシュ刑務所で50週間の禁錮刑に服しています。ニューヨークタイムズ紙の元法務顧問であるジェームス・グッダールに話を聞きます。彼は1971年、内部告発者のダニエル・エルズバーグによって漏えいされた「ペンタゴン・ペーパーズ」(ベトナム戦争に関する国防総省の機密文書)を出版することをニューヨークタイムズ紙に強く勧めました

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    2019/6/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ムハンマド・ムルシ:クーデターから6年 エジプトで初めて民主的に選出された大統領が裁判所で死亡

    エジプトの元大統領ムハンマド・ムルシが6月17日、カイロの法廷内のガラス製のケージの中で倒れ、死亡しました。67歳でした。ムスリム同胞団の最高幹部だったムルシは2012年、エジプトで初めて、そして今に至るまで唯一の民主的選挙で大統領に選出されました。その1年後、エジプト軍最高評議会議長のアブドルファッターフ・アッ=シーシーが率いる軍事クーデターによってムルシ政権は転覆しました。ムルシの死の一方、アッ=シーシーは、AP通信がエジプト近代史上最も厳しいと呼ぶ反対派への弾圧で、数万人の人々を投獄し続けています。ムルシは最後の発言のなかで、彼は依然としてエジプトの合法的な大統領だと主張していました。ムルシは長期の独房への監禁も含め人生の最後の6年間を刑務所で過ごしました。彼の家族や複数の国際人権団体は、ムルシは必要とされる医療を与えられていないとして 、刑務所の劣悪な環境とムルシへの処遇を頻繁に非難してきました。ムルシは6月18日の朝、カイロで埋葬されました。デモクラシー・ナウ!の特派員で、カイロの独立系メディア「マダ・マスール」(Mada Masr)の記者でもあるシャリフ・アブドゥル・クドゥースに話を聞きます。

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    2019/6/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ドキュメンタリー『16発の銃弾』 シカゴ警察による少年の殺害はシステムのうそを暴露した

    2014年にシカゴで10代のアフリカ系米国人、ラクアン・マクドナルドが殺され、市警が隠蔽(いんぺい)をはかった事件をめぐるドキュメンタリー作品“16 Shots”(『16発の銃弾』)が話題を呼んでいます。当時17歳だったマクドナルドは、ジェイソン・バン・ダイク警官(当時)から16発の銃弾を浴びました。バン・ダイクは2018年、マクドナルド殺害をめぐり、第2級殺人で有罪とされ、6年9カ月の実刑判決を受けました。バン・ダイクはさらに、マクドナルドに向けて発射した16発の弾丸について、1発について1件、合計16件の加重暴行で有罪とされました。このドキュメンタリー作品はケーブルテレビ局「ショウタイム」で放映されています。監督を務めたリック・ロウリーに話を聞きます。

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    2019/6/17(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 香港で大規模デモ 中国本土への引き渡し条例案撤回と指導者の辞任求める

    香港では6月16日(日)、香港居住者の中国本土への引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の撤回を求め、200万人もの抗議者がデモ行進しました。デモ隊は、改正案を推進した香港トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官やその他の高官の辞任も求めています。林鄭行政長官は、改正案の取り扱いについて謝罪し、改正案の審議を無期限延期すると発表しましたが、完全撤回はしていません。改正案に批判的な人々は、この改正案は、香港の独立性ならびに香港の居住者と訪問者の法的権利及び人権を侵害すると主張しています。数日前には警察が、数万人のデモ隊に対して催涙ガスやゴム弾、トウガラシスプレーを発射しています。2014年の雨傘運動を率いた民主化活動家の羅冠聡(ネイサン・ロー)と、ヒューマン・ライツ・ウォッチのグローバル・イニシアティブ部門でディレクターを務めるミンキー・ウォーデンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/6/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 映画『アドボケイト』:イスラエル人弁護士リア・ツェメル 占領に抵抗するパレスチナ人の弁護を振り返る

    リア・ツェメル弁護士はイスラエルの裁判所でパレスチナ人政治犯の弁護を半世紀近くにわたって請け負い続け、パレスチナ人政治犯の人間性と公正な裁判を受ける権利を主張してきました。この仕事によって、彼女は多くのイスラエル人から非難を浴び、排斥され、殺害の脅迫まで受けました。ツェメルはイスラエルによるパレスチナの占領を手厳しく批判し、政治的な動機によって暴力行為をはたらくパレスチナ人は自由の戦死であって、「テロリスト」ではないと、長いあいだ主張してきました。1999年にツェメルはイスラエルの最高裁判所で争われた裁判で画期的な勝利を勝ち取り、イスラエル当局者が拘束中のパレスチナ人を尋問中に拷問することは違法行為であるという判例をつくりました。新作記録映画『アドボケイト』は、ツェメル弁護士の驚くべき人生を物語っています。この映画は、今年のサンダンス映画祭で初上映され、昨日(13日)夜にヒューマン・ライツ・ウォッチ映画祭でニューヨークで初上映されました。リサ・ツェメル弁護士と『アドボケイト』の監督例チェる・リア・ジョーンズと話します。

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    2019/6/14(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ジュリアン・アサンジの友人オラ・ビニはエクアドルで二カ月にわたり起訴無しく拘禁されている

    ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジは14日(金)にロンドンの治安判事裁判所に出頭し、米国からの身柄引き渡し要請を英国がのめば彼の生命が「危機にさらされることになる」と述べました。彼は米国でスパイ法違反の17件の罪状で起訴されています。一方、アサンジの友人でスウェーデン人のプログラマー、データ・プライバシー活動家のオラ・ビニは4月11日、ロンドンのエクアドル大使館からアサンジが英当局によって強制的に退去・拘束されたのと同じ日に、エクアドルで逮捕され、起訴されないままいまも収監されています。ビニ氏について、トリコンチネンタル:社会調査研究所の所長ビジェイ・プラシャドと話します。彼はオラ・ビニの友人です。

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    2019/6/14(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ビジェイ・プラシャド:米国はタンカー攻撃でイランを非難するが世界の大半は外交解決を推進

    6月13(木)オマーン湾で日本とノルウェーの石油タンカーが攻撃された事件で、トランプ政権がイランを首謀者だと非難する中で米国とイランの緊張が再び徐々に高まっています。イランはいかなる関与も否定し、トランプ政権が外交を妨害しようとしたと非難しました。米国のマイク・ポンぺオ国務長官は、イランが石油タンカーを攻撃したと直接非難しており、米国は動画を公開し、イラン革命警備隊が攻撃された日本の石油タンカーの側面から不発魚雷を取り除いているところだと主張するビデオを公開しました。しかし、船を所有している日本の会社の社長は、攻撃は地雷によるものではなく2つの飛行物体によってなされたと語っています。彼はまた、船の側面に何かが付着していたとは思えないと述べました。トリコンチネンタル:社会調査研究所の所長ビジェイ・プラシャドと話します。

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    2019/6/14(Fri)
    記事番号: 
    1
  • TVドラマ「Pose」のスター インディラ・ムーア 死亡したトランスジェンダー女性の正義を求める:「私達はみな 安全を保障される価値がある」

    トランスジェンダー女優でモデルのインディラ・ムーアが6月10日、ニューヨーク市フォーリー・スクエアに集まった抗議者らの前で発言、8日、ライカーズ刑務所の監房で死亡しているのが見つかったトランスジェンダーの黒人ラテン系女性レイリーン・ポランコの正義を求めました。ポランコは軽罪で逮捕され、500ドルの保釈金を支払えなかったため4月にライカーズ刑務所に送られ、約2ヶ月後に死亡しました。「私達はみな、法的助言、自由、正義、援助を受けるに値します。私達はみな、生きるに値します。私達はみな、愛されるに値するのです」とムーアはスピーチしました。「私達が自分たちの肉体を使い、声を上げ、そして果敢に抵抗することが、暴虐的現政権とその支持者たち、信仰の名の下に私達を切り捨てようとする宗教、そして警察、刑務所、私達を切り捨てることを社会に許す政治的システム、ライカーズ島保護下にあるミステリアスな私達の死体よりも、あなたを不安に掻き立て恐ろしいと思わせるなら…私達はもう遠慮したり黙ってはいません」インディラ・ムーアは先日、タイム誌の最も影響力のある100人のひとりに選ばれました。スタジオで、トランスジェンダー活動家で作家、Out誌の編集長のラケル・ウィリスにも話を聞きます

    dailynews date: 
    2019/6/13(Thu)
    記事番号: 
    4

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