デイリーニュース

  • ウィリアム・バーバー牧師:バイデン政権は虚偽の団結のために人種的・経済的正義を犠牲にしてはいけない

    【21/01/25/2】新型コロナウイルスがいかに経済的不平等を増幅したか、反貧困の活動家ウィリアム・バーバー牧師とともに見ていきます。バーバー牧師はバイデン大統領の就任礼拝で説教を行なった牧師です。バーバー牧師は、人種差別や貧困、環境破壊と戦うための重要改革がジョー・バイデン大統領の重視する団結の犠牲になってはいけないと言います。「クンバヤ(黒人霊歌のひとつ)を歌うだけでは駄目です。根本的な変化でなければなりません」と師は言います。「新型コロナウイルス感染が拡大した2020年5月から11月の間、超富裕層は1兆ドルも儲けました。その一方で、あらゆる人種、信条、肌の色、セクシュアリティの貧困層と低所得層は苦しみ、今後も苦しみ続ける。そんな私たちが世界で最も豊かな国であるはずがありません」。

    dailynews date: 
    2021/1/25(Mon)
    記事番号: 
    2
  • フィリバスターを廃止せよ:奴隷制と黒人差別法の遺物の廃止を求める声 上院のさらなる民主化を求めて

    【21/01/25/1】ジョー・バイデン大統領は、パンデミックや経済危機などについて迅速な対応を約束しましたが、その政策の多くは上院で十分な支持を得ることができるかどうかにかかっています。上院では長年、前代未聞の数の法案が、そのフィリバスター(議事妨害)を打破するために「スーパーマジョリティ」と呼ばれる60人の賛成票が必要となる事態が続きました。このほど進歩派や人権団体は民主党指導部に対し、フィリバスターを廃止しなければ共和党上院はオバマ政権時のようにバイデン法案も妨害するだろうと警告し、フィリバスターの廃止を要求しました。新刊Kill Switch: The Rise of the Modern Senate and the Crippling of American Democracy(『キル・スイッチ:近代上院制度の台頭とアメリカ民主主義の機能不全』)の著者で元上院補佐官の経歴を持つアダム・ジェントルソンは、「歴史的にみると、フィリバスターは人種問題の進展の阻止と多数意見の妨害のために使われてきました」と言います。「起草者たちはフィリバスターを存在させたくなかったのです。創設時の上院にフィリバスターをする権限はありませんでした。上院は多数決の機関として設計されたのです」。

    dailynews date: 
    2021/1/25(Mon)
    記事番号: 
    1
  • バイデン大統領 キーストーンXLパイプライン計画を中止 先住民指導者たちはダコ・タアクセス・パイプラインにも同様の措置を要求

    ジョー・バイデン大統領が執務初日にキーストーンXLパイプライン計画を撤回する大統領令を発動した後、先住民指導者や環境保護団体から新政権に対して、2016年に歴史的なスタンディング・ロック蜂起の火付け役となったダコタ・アクセス・パイプラインについても同様の措置をとるように求める圧力が高まっています。「パイプラインは違法です」と、スタンディングロック・スー族の市民で、かつてバラク・オバマ大統領のネイティブ・アメリカン問題特別補佐官を務めたジョディ・アーシャンボーは言います。「新大統領が取れる最善の措置は、この問題の控訴を取り下げ、今すぐ石油の輸送を止めることです」 。また、パインリッジ居留区の元副首長で現在は首長を務めるアレックス・ホワイトプルームにも話を聞きます。彼の今は亡き妻デブラ・ホワイトプルームはスタンディング・ロック蜂起の重要なオルガナイザーでした。

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    2021/1/22(Fri)
    記事番号: 
    3
  • パンデミックがインディアンの土地を席巻する中 先住民の社会は高齢者と言語を救うために闘う

    インディアンの土地にパンデミックが蔓延する中、先住民社会は自分たちの言語を話す高齢者たちを救う闘いに奔走しています。きわめて脆弱な医療体制と政府による支援の欠如、数世紀にわたる植民地支配の負の遺産が残るなかで、先住民系の人々が新型コロナ感染で死亡する確率は米国の白人全体の致死率に比べて2倍になっています。この危機に立ち向かうため、スタンディングロック・スー族はダコタ語とラコタ語を話す高齢者に対して優先的にワクチン接種を施しています。スタンディングロック・スー族の市民であり、かつてバラク・オバマ大統領のネイティブ・アメリカン問題特別補佐官を務めたジョディ・アーシャンボーは、「非常にリスクの高い高齢者がたくさんいると分かっているので、最初から大きな問題でした」と言います。スタンディングロック・スー族評議会のメンバーであるノーラ・テイクンアライブは、両親が2人ともコロナウィルス感染で最近亡くなりました。「両親はとても謙虚な人たちでした。ふたりの果たした役割は、私の兄弟姉妹や家族の生活において重要だっただけでなく、スタンディングロックの部族社会全体にとっても非常に大きなものでした」と彼女は語ります。 また、パインリッジ居留地のオグララ・スー族の元副首長で現在は首長を務めるアレックス・ホワイトプルームにも話を聞く。ホワイトプルームはラコタ語の通訳を務めています。

    dailynews date: 
    2021/1/22(Fri)
    記事番号: 
    2
  • コロナ死者数が41万人を突破し、バイデン大統領は「戦時体制」を推進 それ以上はできることは?

    ジョー・バイデン大統領は就任後の最初の執務日に、コロナウイルスの大流行に取り組むための198ページに及ぶ全国レベルの計画を発表しました。米国の死者数は41万人を超えています。新大統領は、新たな新型コロナウィルス検査全国委員会の設置、学校再開支援、海外渡航者に対する到着時の検疫隔離の義務付け、すべての形態の州間交通機関におけるマスク着用の義務付けなどを定める10の大統領令に署名しました。また、ウィルスと戦うには戦時体制が必要だとして、国防生産法を発動してCOVID-19感染検査とワクチンの生産を増やします。「連邦政府が復活したように感じます。このパンデミックにおける対応において連邦政府が建設的で有意義な役割を果たすことになるでしょう。これは決定的に重要です」と、ブラウン大学公衆衛生学部の学部長であるアシッシュ・ジハ医師は言います。「こういう科学的根拠に基づいた対応が、1年前に始まっていればどんなによかったでしょう」。ジハ医師はまた、コロナウイルス・ワクチンの2回目の接種を、供給量が増えるまで遅らせるという彼の提案について語り、また新たに出現しているコロナウイルスの変種が、既存のワクチンの有効性にどのような影響を与えるかについても論じます。

    dailynews date: 
    2021/1/22(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「私たちが登る丘」:大統領就任式で詩を朗読した史上最年少の詩人 アマンダ・ゴーマンの息を吞むような詩の朗読

    【21/01/21/3】1月20日の大統領就任式で最も注目された瞬間の一つは、大統領就任式で詩を朗読した史上最年少の詩人、アマンダ・ゴーマンの朗読でした。22歳のゴーマンは1月の米連邦議会議事堂への乱入事件直後に書いた自作の詩「The Hill We Climb」(「私たちが登る丘」)を朗読しました。彼女の朗読の全てを放送するとともに、コーネル・ウエスト教授と賞にも輝くジャーナリスト、マリア・イノホサの反応を聞きます

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    2021/1/21(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「努力は今後も続く」:コーネル・ウエストとマリア・イノホサ バイデン政権の公約と危険を語る

    【21/01/21/2】ジョー・バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領の歴史的就任について広範の議論を行います。ハリスは初の女性、南アジア系および黒人の副大統領です。ここまでの道のり、今後の課題について、賞に輝くジャーナリスト、マリア・イノホサと、作家でハーバード大学のコーネル・ウエスト教授に話を聞きます。イノホサは就任式を「複雑な思い」で見ていたと言い、オバマ政権で起こったことを思えば、余り期待はできないと言います。「けた外れの期待をしていたのに、実際には実現しませんでした」とイノホサは言います。ウエストは「努力はこれからも続く」と言います。大統領選でトランプに勝つことは重要だったが、「ネオファシズム型の強欲とウソとヘイトを押しのけた今、今度は新自由主義型の強欲とウソとヘイトにひれ伏す」のではないかと疑っていると言います。バイデン大統領は、就任初日にトランプ政権の反移民政策の多くに終止符を打ちました。イノホサは彼の政策の一部は期待が持てるものの、緊急性に欠けると言います。「8年後、新たな政権が現れるかもしれません。それは皆が分かっていることです」とイノホサは言います。「大型の移民政策改革を今すぐ行うことには、どんな意味があると思いますか。米国経済全体を押し上げる可能性があるのです」

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    2021/1/21(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「民主主義の勝利」:ジョー・バイデンが米大統領に就任 カマラ・ハリスは初の女性副大統領に

    【21/01/21/1】1月20日、ジョー・バイデンが第46代米国大統領として就任し、トランプの時代は終わりを迎えました。バイデン大統領は全国民に融和を求め、混乱の時期を共に乗り切ろうと呼びかけました。バイデン大統領は大統領執務室での初仕事として移民、パンデミック、気候変動危機対策を含む17の大統領行政命令に署名し、近日中にさらなる大統領行政命令を発令すると約束しています。カマラ・ハリス副大統領は20日午後、3人の民主党新人上院議員の宣誓式を行いました。これで上院は僅差で民主党が優勢となり、バイデン政権の野心的な計画の土台を固めることができます。20日の就任式のハイライトを放送します。

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    2021/1/21(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 前進する道:左派は、バイデンをジョンソン、フランクリン・ルーズベルト、リンカーンのような変革を起こす大統領にすることができるか

    【21/01/20/4】バイデン=ハリス政権が進むべき道と、社会運動の役割について、政治戦略家のワリード・シャヒド、そして著述家でアナリストのマイケル・エリック・ダイソンを迎え、考えます。シャヒドは、進歩的な政治活動委員会の「ジャスティス・デモクラ―ト(Justice Democrats)」のスポークスマンで、バイデンが大胆に行動すれば、「米国史上もっとも大きな変革をもたらす大統領の一人」になる可能性はあるといいます。「しかし、そうなるためには、ジョー・バイデン自身に、政治制度に、それを成し遂げようとするバイデンを支持する政治的階層に対して計り知れない圧力をかける必要があります」。

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    2021/1/20(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 「まぎれもない大惨事」:マイケル・エリック・ダイソンに聞く、トランプがいかにしてホワイトハウスを「ファシズムの拠点」に変えたか

    【21/01/20/3】ジョー・バイデン次期大統領とカマラ・ハリス次期副大統領がきょう正式に就任し、トランプ政権は幕を閉じます。著述家でアナリストのマイケル・エリック・ダイソンとともに、トランプ政権を振り返ります。「トランプ大統領はまぎれもない災害でした」と、ダイソンは指摘します。民主主義のさまざまなプロセスに対して、トランプは「直接的な攻撃」をしかけ、その結果、「ネオファシストの大統領と化し、自らがそれを守るべくして大統領職についた民主主義の正当性そのものを揺るがしたのです」。

    dailynews date: 
    2021/1/20(Wed)
    記事番号: 
    3

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