ジャーナリストのクリス・ヘッジズとライラ・アル・アリアンは、共著Collateral Damage: America's War Against Iraqi Civilians(『巻き添え被害:米国の対イラク一般市民戦争』)を発表しました。同著のなかで彼らは、イラク戦争に従軍した50人の退役軍人が、米国のイラク占領そして、イラク市民の占領への抵抗の理由についてどう考えているかを紹介しています。
新著What Happened: Inside the Bush White House and Washington’s Culture of Deception.(『何が起きたか:ブッシュのホワイトハウスとワシントンの欺瞞の文化の内幕』)が大きな波紋を投じている中、著者である前ホワイトハウス報道官スコット・マクレランの登場です。マクレランは、CIA漏洩事件に関し、前大統領補佐官のカール・ローブとルイス・“スクーター”・リビーの2人は自らの果たした役割について彼に対してウソを教えたと言います。また、イラク侵攻への世論の支持を形成しようとブッシュ政権が行った故意の情報操作の中で、メディア企業はあえて政権との共犯者として振る舞ったと批判します。ハリケーン・カトリーナの際のホワイトハウスの対応に関しても、彼は「現実から目を背けていた」と批判します。さらに、ホワイトハウスがイラク市民の苦境に対してほとんど関心を示していない事実に関しても明かします。米軍侵攻によって生じたイラク市民の犠牲者数の膨大さが、ホワイトハウスで議論に上ることはほとんどなかったというのです。
ビンセント・ブリオーシは米国における辣腕検察官の最たる1人です。起訴した21件の殺人事件では、すべて有罪を勝ち取っています。その彼が新著The Prosecution of George W. Bush for Murder(『ジョージ・W・ブッシュを殺人罪で訴追』)で、次に取り上げる事件の標的を定めました。