バイデンの気候対策チームの焦点は環境レイシズムと科学を産業ロビイストから取り戻すこと
2020/12/21(Mon)
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【20/12/21/2】ジョー・バイデン次期大統領が19日に正式に発表した気候対策チームは、進歩派や非白人コミュニティーからの働きかけにより、環境正義や科学が最優先課題となっています。議会で承認されれば、その多くが史上初の指名となります。黒人男性として初めて米環境保護庁(EPA)長官に指名されたのはマイケル・レーガンです。レーガンの選出は、それまで候補に挙げられていたカリフォルニア州大気資源委員会(CARB)のメアリー・ニコルズ委員長が「環境上の人種差別に関する実績が乏しい」と反対されたことをうけたものです。バイデンはまた、ネイティブ・アメリカンとして初の閣僚となる民主党下院議員のデブ・ハーランド(ニューメキシコ州選出)を内務長官に指名しました。マイケル・レーガンやハーランドなど、19日におこなわれた紹介スピーチのハイライトを放送します。環境諮問委員会の委員長に指名されたのは環境問題弁護士ブレンダ・マロリー、ホワイトハウス気候政策局を率いるのはオバマ政権で環境保護庁長官を務めたジーナ・マッカーシー、エネルギー庁長官に指名されたのは前ミシガン州知事のジェニファー・グランホルムです。
