オーストラリア、1996年の法改正で銃乱射撲滅に成功 米国で同じ措置は取れるか

2016/6/13(Mon)
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またしても起きた大規模な銃乱射事件を前に、米国は理解に苦しんでいます。銃暴力の蔓延する社会を変えるために戦い、その戦いに勝利した国に目を向けましょう。オーストラリアのタスマニア州ポートアーサーで1996年4月、武装した男が観光客に向けて発砲し、35人が死亡、23人が負傷する事件が起きました。この恐ろしい攻撃の12日後、沸き起こった人々の抗議を受け、オーストラリア政府は、銃規制法案の成立に向けた超党派の合意を発表しました。この合意は、州政府と地元政府の同意を含むものでした。法案の採択から20年、オーストラリアでは大規模な銃乱射事件は起こっていません。また銃暴力全体も50%減少しました。国際武器規制の推進者で「小型武器に関する国際ネットワーク」(International Network on Small Arms)で活動するレベッカ・ピータースに話を聞きます。ピータースはポートアーサー事件後、オーストラリアの銃規制法を改革するための運動を率いた人物です。

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