米祝日コロンブスデーの廃止を求める声 シアトルが「先住民の日」を制定

2014/10/13(Mon)
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本日は、1492年にいわゆる「新世界」にクリストファー・コロンブスが到着したのを記念する連邦の祝日、 コロンブスデーです。ですがこの祝日は、ヨーロッパの植民地化や先住民の搾取、奴隷貿易のきっかけをつくった男を褒め称えているとして長い間、アメリカ先住民の人々の悲しみや怒りをかき立ててきました。シアトル市議会は6日、先住民族活動家を奨励するため、10月の第2月曜日を「先住民の日」として祝う決議を満場一致で採択し、コロンブスデーを祝わない他の多くの都市や州の仲間入りをしました。「我々は、探検家とよばれたヨーロッパ人によってアメリカ大陸で起こされた植民地化と支配という絶対的な恐怖を認識していることを確認しようとしている。コロンブスはその主たる扇動者の一人だった」と先住民の日を記念する決議の起草者の一人である社会主義者のシアトル市議会議員、クシャマ・サワントは述べます。彼女は社会的・経済的正義活動家の全国組織ソーシャリスト・オルタナティブの一員です。

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