デイリーニュース

  • トランプ・プーチン会談は「米国にとって危険」か「核大国に欠かせない重要な外交」か 識者の討論

    トランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領がヘルシンキで首脳会議を開催しているのに合わせ、米露関係についての討論会をお送りします。首都ワシントンからは世界平和の推進を掲げる財団「プラウシェアズ・ファンド」(Ploughshares Fund)の代表ジョセフ・シリンシオーネが参加します。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロからは、ピュリッツァー賞受賞のジャーナリストで調査報道サイト「インターセプト」の創設編集者の一人であるグレン・グリーンウォルドが参加します。グリーンウォルドはトランプ・プーチン会談を「すばらしい」(excellent)と評価し、オバマ大統領もロシアとの外交を模索していたと指摘します。シリンシオーネは、首脳会談は「米国と西側にとって危険なものだ」と主張します。

    dailynews date: 
    2018/7/16(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米露会談 トランプとプーチンを迎えたのは大規模な抗議デモ 人権や言論の自由 気候変動対策を求め

    フィンランドのヘルシンキでは、16日の首脳会合のために現地入りしたトランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領を大勢のデモ隊が迎えました。首脳会合のために空港から市内に車で向かった両首脳は、英語とロシア語で書かれた300枚の看板に迎えられることにもなりました。この看板はフィンランドの主要紙「ヘルシンギン・サノマット」が立てたもので、両首脳のメディアとの緊張関係を際立たせるものともなりました。グリーンピースの活動家はヘルシンキのカリオ教会の鐘楼から巨大な垂れ幕を下げ、「地球を暖めるな 心を温めろ」(Warm Our Hearts, Not Our Planet)と両首脳にメッセージを送りました。ヘルシンキでは15日、数千人が街頭に出て、人権や平等、気候変動の重視を訴えました。同日の抗議活動で発言した、フィンランドの政治家で欧州議会のメンバーでもあるハイディ・ハウタラに話を聞きます。ハウタラは、欧州緑の党の一部をなすフィンランドの政党「緑の同盟」のメンバーでもあります。

    dailynews date: 
    2018/7/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 訪英したトランプはメイ首相を屈辱 極右政治家ボリス・ジョンソンを称賛しムスリムのロンドン市長を非難

    トランプ大統領は7月13日、テリーザ・メイ首相と会見しますが、その数時間前に「穏健なブレグジット」(soft Brexit)は将来の英米貿易協定のチャンスを葬るものだと警告しました。ルパート・マードック所有の英タブロイド紙『サン』が行った衝撃のインタビューの中で、トランプは、移民のせいでイギリスは文化を失いつつあると主張しました。また、テリーザ・メイにはブレグジット交渉についてアドバイスしたのに無視されたと語りました。ガーディアン紙の総合編集長でネイション誌のコラムニストでもあるゲイリー・ヤングに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/7/13(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 英国の反トランプデモを批判するテレビ司会者を「バカ」と呼んだ活動家に聞く

    ドナルド・トランプ大統領は7月13日、暴力を逃れてヨーロッパに亡命を求める移民たちは「ヨーロッパの骨組みを変えている・・・よい方向にではありませんよ」と発言しました。このトランプの排外主義的コメントは、ルパート・マードック所有の英タブロイド紙『サン』の衝撃のインタビューで飛び出したものです。二日間にわたり英国を訪問したトランプ大統領は大規模な抗議デモに迎えられ、約6メートルの巨大ベビー「トランプ」気球が国会前に浮かびました。ロンドンの街角より、反トランプ連合オーガナイザーのアッシュ・サカーに話を聞きます。彼女は、テレビ番組『グッドモーニング・ブリテン』の12日のインタビューで司会のピアース・モーガンと口論になった動画が急速に拡散されました。

    dailynews date: 
    2018/7/13(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 国境で我が子と引き離された親は 亡命を認められるために再び別れざるを得ないのか?

    裁判所命令の期限を2日過ぎた7月12日、「ゼロ容認」政策に則り国境で親と引き離された100人以上の5歳以下の子供のうち、再会を果たしたのはわずか57人だとトランプ政権は公表しました。しかしまた、トランプ政権は米メキシコ国境における新たな亡命手続きの方針を発表し、ギャングや家庭内暴力から逃れてきたとする亡命希望者はその場で拒否するよう移民局員に指示しています。移民の犯罪化、家族の拘束、そして拘束施設のビジネス化について長期にわたり取材してきたデモクラシー・ナウ!特派員でプロデューサーのルネー・フェルツに話を聞きます。ネイション・インスティテュートの調査報道ファンド(The Investigative Fund)との協力で取材した記事が“For Some Migrant Families, a Second Separation Awaits”(「一部の家族は二度目の別れに直面」)というタイトルでネイション誌に掲載されました。

    dailynews date: 
    2018/7/13(Fri)
    記事番号: 
    2
  • トランプ政権はメキシコ人記者を勾留して彼の「言論の自由」を侵害した恐れありと裁判所が判定

    デモクラシー・ナウ!がこれまで入念に追ってきた、米国で勾留中のメキシコ人ジャーナリストの件で大きな動きがありました。7月11日エルパソで、連邦判事が26ページに渡る判決文の中で、エミリオ・グティエレス=ソトおよび息子のオスカーをトランプ政権が拘束していること疑問を呈し、移民局員が親子の言論の自由を侵さなかったか検証するため8月1日に審理を行うことを命じました。グティエレスが米国に亡命を求めたのは2008年、メキシコ軍内の汚職疑惑を取材したことで殺害の脅しを受けたためでした。グティエレスは過去10年間、米国に住み、米記者クラブの報道の自由賞も受賞しています。ラトガース大学法学教授で、グティエレス=ソトの件で米国憲法修正第1条の「言論の自由」の侵害を根拠に起訴を行ったペニー・ヴェニーティス、米記者クラブのビル・マカーレン事務局長、グティエレス=ソトの弁護士エドゥアルド・ベケットに話を聞きます

    dailynews date: 
    2018/7/13(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「古い体制は消えつつある」:英国と米国に巻き起こる進歩派の草の根運動

    評論家や米民主党派の重鎮は、6月のニューヨーク州での民主党予備選挙で28歳の民主社会主義者アレクサンドリア・オカシオ=コルテスが10期目の現職ジョー・クローリー下院議員を破ったことに衝撃を受けました。イギリス人ジャーナリストで作家のジョージ・モンビオと、ネイション誌の編集者で発行者でもあるカトリーナ・バンデン・ヒューベルに今回の勝利の意味と、民主党および進歩派運動の将来について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/7/12(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 大統領就任後初の英国訪問 数万人の抗議者がトランプを揶揄するベビー型気球を飛ばして迎える

    大統領就任後初めて英国を訪問するドナルド・トランプを、大型のデモ隊が迎えると見られています。ロンドンでは抗議者たちが、約6メートルの巨大なベビー・トランプ型気球を国会前で飛ばす予定です。この気球は、トランプ大統領がおむつ姿で携帯を片手にツイートをしようとしているオレンジ色の赤ちゃんとして描かれています。7月12日朝の会見でトランプは、英国で大規模デモが予定されているのは「構わない」、英国の人々は自分に「とても」好感をもっていると発言しました。ロンドンから、社会正義活動家でベビー・トランプ気球の準備にも関わったシーラ・メノンに話を聞きます。オクスフォードからは、イギリス人ジャーナリストで作家のジョージ・モンビオにも話を聞きます。モンビオの新著は Out of the Wreckage: A New Politics for an Age of Crisis(『瓦礫の中から生まれるもの: 危機の時代のための新たな政治』)です。

    dailynews date: 
    2018/7/12(Thu)
    記事番号: 
    2
  • カトリーナ・バンデン・ヒューベル NATOの軍事費 冷戦による核の大惨事回避を語る

    北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議でトランプ大統領は、メンバー国に軍事費を国内総生産(GDP)の4パーセントまで倍増するよう求め、今回の会合は成功だったと称賛しました。トランプ大統領は16日にロシアのウラジミール・プーチン大統領と会見する予定です。ネイション誌の編集者で発行者でもあるカトリーナ・バンデン・ヒューベルにNATO、米国の外交政策が軍事化していること、そしてロシアによる米国選挙への介入疑惑が原因で第二次冷戦が起こることを回避することについて話を聞きます。「権力層の超党派合意は行き詰まりだというのが私の見解です……安全な選挙を実施することも、核の大惨事を回避することも可能だと信じています」と、ヴァンデン・ヒューベルは語ります。ネイション誌が先日発表した公開書簡Common Ground: For Secure Elections and True National Security(「共通の基盤--安全な選挙と真の国家安全保障」)にはダニエル・エルズバーグ、グロリア・スタイネム、ノーム・チョムスキー、元ニューメキシコ州知事ビル・リチャードソン、ウィリアム・バーバー師、マイケル・ムーアをはじめとする人々が署名しています。

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    2018/7/12(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ネバダ州は フェンタニルと処刑失敗に関連した薬物で囚人の死刑執行を行う計画

    ある製薬会社が、今夜、執行が予定されている死刑囚の処刑を阻止すべく提訴しました。鎮静剤のミダゾラムを製造するアルボジェン社は、10日、ネバダ州矯正局が、死刑囚スコット・ドジエの処刑に使用するべく、ミダゾラムを違法に入手したとして、ネバダ州クラーク郡に訴状を提出しました。覚醒剤の売人だったドジエは、2007年に、凶器による殺人ならびに凶器を使用した強盗で第一級殺人の判決を受けました。2017年、ドジエは死刑判決に対する控訴を取り下げ、処刑を求めました。ネバダ州当局者は、ドジエの死刑執行に、これまで試されたことのないミダゾラム、フェンタニルおよびシサトラクリウムの3つの薬剤を組み合わせて使用する計画です。今日の執行は、ネバダ州にとって12年ぶりの死刑にあたります。インターネット誌「マーシャル・プロジェクト」のスタッフライター、モーリス・チャマに話を聞きます。チャマが書いたスコット・ドジェのプロフィールは「ある志願者:1年以上前、ネバダの死刑囚のスコット・ドジエは控訴を断念し、処刑を求めた。彼はいまなお、執行を待っている」です。

    dailynews date: 
    2018/7/11(Wed)
    記事番号: 
    4

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