デイリーニュース

  • クリス・マッコイ医師「米医師会よ、私は辞める!」

    オバマ大統領は自らが提案する米国の医療保険制度改革への歩を着々と進めています。医療制度が議会論議の目玉となる週の幕開け、15日に、オバマはシカゴで開催された米国医師会(AMA)の年次総会で演説しました。この演説の数日前には、オバマが提案する民間保険会社と競合する公的医療保険計画に、AMA が反対を表明したばかりです。フィジシャンズ・フォー・ナショナル・ヘルス・プログラム(公的医療保険を推進する医師団)の全米コーディネーター、クエンティン・ヤング医師と、メイヨー・クリニックの医薬指導員でナショナル・フィジシャンズ・アライアンス(全米医師連合)政策委員会の委員長を務めるクリス・マッコイ医師から話を聞きます。マッコイは、公的医療保険制度案へのAMA の姿勢に抗議して、AMAを脱退したばかりです。
    dailynews date: 
    2009/6/16(Tue)
    記事番号: 
    2
  • テヘランで数十万人がアフマディネジャドによる選挙不正を叫んで抗議:監督者評議会は一部再集計を指示

    12日の大統領選挙の結果に抗議するデモが4日目に入ったイランでは、選挙の審査・監督に強い権限を持つ監督者評議会が、問題となっている投票の再集計をする用意があると発表しました。この発表は、選挙結果に抗議するため、公的集会の禁止規則に反して15 日にテヘランで開かれた、数十万人規模のデモの直後に出されました。イラン国営ラジオは、このデモで7人が死亡したと報じています。
    dailynews date: 
    2009/6/16(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ニューヨーク州上院の混乱続く

    イラム・モンセラーテ上院議員が、またまた党を変えました。モンセラーテ氏は1週間前に、同じく民主党州議員でブロンクス出身のペドロ・エスパダ・ジュニアと共に、民主党に反旗を翻して共和党に同意する投票をしました。これにより州議会の主導権が少数派である共和党に移ったのです。しかし、気まぐれなモンセラーテ議員は15日、エスパダ議員を残して1人民主党に復帰、この復帰により州議会は、民主党と共和党の議員数が31対31と同数となり、完全なこう着状態となりました。どちらの党が議会を掌握するかという問題でさらなる混乱が続いています。
    dailynews date: 
    2009/6/17(Wed)
    記事番号: 
    5
  • フアン・ゴンザレスのレポート: 労組「ユナイト・ヒア」の巨額の資金流用を巡る争い

    米国内最大の労働組合の一つ、ユナイト・ヒア(UNITE HERE)が厳しい勢力争いの末分割する数週間前に、同組合の委員長は本人とつながりの強い地方支部と外部団体宛に1200万ドルを超える資金を送金するように指示していました。複数の組合幹部によれば、ブルース・レイノア委員長は、送金する際には必要とされている同組合のジョン・ウィリヘム共同委員長からの承諾や承認を得ることなく資金を送金したということです。 幹部たちによれば、この資金は同組合から離脱したメンバーが組織する団体の財政支援に利用されました。
    dailynews date: 
    2009/6/17(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 抗議運動が続くイラン:政府は海外メディアの規制を強化

    16日、数千人のイラン人が街頭で抗議運動を行いました。大統領選挙で落選したミール・ホセイン・ムーサヴィーを含む改革派の政治家が、12日に実施された選挙の投票を一部再集計するという、監督者評議会の提案を拒否したためです。16日にはテヘランで、アフマディネジャド大統領への賛否両論のグループが、競い合うように集会を開きました。一方、イランの治安部隊は、元副大統領のモハメッド・アリ・アブタヒやサイード・ハッジャリアン、人権擁護の弁護士として第一線で活躍するアブドルファッター・ソルタニなど、少なくとも3人の改革派の重要人物を逮捕しました。
    dailynews date: 
    2009/6/17(Wed)
    記事番号: 
    3
  • オバマ大統領 選挙運動の公約に反して ブッシュ政権の情報非公開主義を導入

    就任後の数ヶ月間、オバマ大統領は、ブッシュ政権が正当化した政府の重要情報に関する秘密主義を受け入れてきました。ごく最近では大統領を護衛するシークレットサービスが、2つの組織から要求された、ホワイトハウス訪問者の記録公開を拒否しました。この訪問記録には、銀行規制や環境政策、景気回復および外交に関して、オバマの政策立案会議に関わった人々が記録されています。 「責任と倫理のためのワシントン市民達」(Citizens for Responsibility and Ethics in Washington)と呼ばれる市民団体は16日、オバマ政権に対し、石炭会社の幹部のホワイトハウスへの訪問記録の公開を求める訴訟を起こしました。
    dailynews date: 
    2009/6/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • キューバ人民権力全国会議のリカルド・アラルコン議長  米最高裁による「キューバの5人」の上訴棄却を非難

    米連邦最高裁は15日、「キューバの5人」と呼ばれる拘留中の5人のキューバ人の再審請求を棄却しました。5人は南フロリダ州の米軍やキューバ亡命者に関してスパイ活動を行っていたとして2001年にマイアミの陪審により法廷で有罪判決を受けました。現在5人全員が米国各地の連邦刑務所で服役中です。弁護団は、「キューバの5人」は米軍に関する諜報活動は行っておらず、本国キューバへの攻撃活動を組織した過激な右翼キューバ人グループを監視していただけと主張しています。同件を担当したマイアミの裁判官がこの裁判をキューバ亡命者の住民が少ない地域へ移すことを拒否したため、裁判はキューバ亡命者が圧倒的に多いマイアミで行われました。 弁護団は、マイアミ地区の陪審員適格者の多くは、5人に対して偏見を持っていたと語っています。「キューバの5人」裁判の訴訟手続きは、国連人権委員会からも非難されました。訴訟手続きが同委員会で問題視されたのは、米国史上初めてのことです。
    dailynews date: 
    2009/6/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • アメリカの急進派: I・F・ストーンの一生とその時代

    20年前の6月19日、I・F・ストーンは81歳で世を去りました。20世紀随一の調査報道記者で急進派ジャーナリストを自認したI・F・ストーンが後生に残した仕事は、ニューディールから第2次世界大戦、マッカーシズム、冷戦、イスラエル=パレスチナ、公民権運動、ヴェトナム戦争に及びます。ストーンは、右派、左派、両方の記者たちを特ダネで出し抜きました。彼はFBIに後を付け狙われながら、事件の後を追いました。自費出版していた『週刊I・F・ストーン』誌が一番有名でしょう。1960年代の絶頂期には、一人で手がけたこの出版物の発行部数は約7万部にのぼりました。ストーンの伝記を書いた作家 D・D・グッテンプランに話を聞き、1965年のカリフォルニア州立大学バークレー校でのベトナム討論会とニュース番組「マクニール=レーラ―・ニュースアワー」に登場した時のI・F・ストーンの歴史的な録音をお届けします。

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    dailynews date: 
    2009/6/18(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 元陸軍長官 米軍の同性愛公言禁止政策の撤廃をオバマ大統領と連邦議会に求める

    オバマ大統領は選挙公約として、米軍における同性愛公言禁止(Don't ask, don't tell)政策を撤回すると表明していました。しかし当選後のオバマはいまだ撤廃に向けてのなんの行動も起こしていません。連邦最高裁もこのほど、同政策への異議申し立てを却下しました。弁論趣意書の中でオバマ政権は、同性愛公言禁止政策は「軍の規律と団結という政府の当然の要求に合理的な関連性を持つ事項」と述べました。前陸軍長官のクリフォード・アレクサンダーと、Unfriendly Fire: How the Gay Ban Undermines the Military and Weakens America(『アンフレンドリー・ファイア:いかにゲイ排除が軍とアメリカを弱体化させるか』)の著者ナサニエル・フランクの話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2009/6/19(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ゲイ・コミュニティに募るオバマ批判 ゲイ人権運動の先駆者クリーヴ・ジョーンズが、平等な結婚権を求めるワシントン行進を呼びかけ

    オバマ大統領は17日、連邦政府関連職員の同性パートナーにも配偶者と同じ福利厚生の一部を適用するという覚書に署名しました。もっとも、これはすべての福利厚生ではなく、たとえば包括的な医療保険は適用されないのです。また同日、同性婚を認めないとする連邦法の結婚防衛法(DOMA)に関しても撤廃に向けて動くと約束しましたが、これは1週間前にオバマ政権が同性婚の権利を求める裁判でDOMAを支持するとした弁論趣意書を提出し、結婚の権利の平等を求めて戦っている活動家たちもおおいに失望させ、批判を浴びたためでした。ゲイ人権運動やエイズ啓発運動の草分けの1人であるクリーヴ・ジョーンズに話を聞きます。彼はエイズ犠牲者たちの名前をキルトに縫い付けて追悼するネームズ・プロジェクト(エイズ・メモリアル・キルト)の創始者であり、サンフランシスコ・エイズ・ファウンデーションの設立者の1人です。また、1970年代にゲイの人権拡大に尽力して暗殺された政治家ハーヴィー・ミルクの友人としても知られています。

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    ★ ニュースレター第44号

    (2011.9.27)

    dailynews date: 
    2009/6/19(Fri)
    記事番号: 
    2

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