イスラエルは14日(木曜)、米国民主党の2人の非白人新人下院議員、すなわちミシガン州選出のラシーダ・タリーブ議員とミネソタ州選出のイルハン・オマール議員の入国を拒否し、人々を憤慨させました。民主党の幹部とパレスチナ人からの抗議を受けて、イスラエルは「人道的な」配慮から、タリーブ議員がヨルダン川西岸地区にいる彼女の家族を訪問するための入国を許可しました。しかしタリーブ議員は本日、このような条件の下での家族訪問はしないと言っています。イスラエルが当初、2議員の入国を拒絶したのは、トランプ大統領の次のようなツイートを受けたものでした。「イスラエルがオマール議員とタリーブ議員の訪問を許すことは、大きな弱みをさらけ出すことになる。彼女らはイスラエルとすべてのユダヤ人を嫌っている」。タリーブ議員とオマール議員は、ムスリム女性で連邦議会に選ばれた最初の2人で、東エルサレムと占領下のヨルダン川西岸地区を訪問する予定でした。両議員は、イスラエルに国際法を順守させるためのボイコット(Boycott)、投資撤退(Divest)、制裁(Sanction)を世界の人々に呼びかける国際キャンペーン「BDS運動」をパレスチナの人々と一緒に支持すると表明してきました。この非暴力運動は経済的、文化的な制裁をもってイスラエルのパレスチナ占領を終わらせようと試みています。