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2019年6月6日(木)

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  • スーダンでは6月3日の朝、非暴力の座り込みをする抗議者たちに軍が襲撃をかけ多くの死傷者が出ています。犠牲者数は100人を超えたと見られています。今も続く反政府デモに参加している医師らによれば、今回の大虐殺後少なくとも40体の遺体がナイル川から上がったということです。一方、国営の通信社は6日、死者数は46人だったと報道しています。暫定軍事評議会は5日、今回の暴力に対する捜査を開始したと発表、民主化への移行に向けて対話を再開したいとしていますが、評議会はその数日前に、反政府連合との合意を全て破棄しています。反政府側は市民への暴力が続いている間は軍との交渉はしないとしています。様々な市民社会グループで構成されるデモ参加者は、数か月に渡る大衆の蜂起の後、4月にオマ ・アル=バシール大統領を退陣に追い込みましたが、その後軍が暫定政権をたて国を支配してきました。市民は今も民主的な暫定政権を求めています。スーダン人の活動家で先日、ハルツームを訪れたばかりのマリーン・アルニールに話を聞きます。軍が踏み込む数日前にアルニールも座り込み抗議に参加しました。(画像クレジット:EBRAHIM HAMID/AFP/ゲッティ・イメージズ)

  • キューバの経済を更に圧迫することを狙い、トランプ政権の財務省は6月4日、人材交流プログラムを終了すると発表しました。米国人は基本的にキューバへの渡航が禁止されているため、組織されたグループ旅行に参加してキューバを訪れるのが一般的な手段でした。今回の発表で民間のクルーズ旅行も禁止されたため、5日、クルーズ会社カーニバル・コーポレーション、ロイヤル・カリビアン、そしてノルウィージャンが、キューバへの旅行を中止すると発表、80万件近い予約に影響が出ています。スティーブン・マヌーチン財務長官は声明で、今回の禁止処置は、キューバが「(中南米で)共産主義への足掛かりを作っており、ベネズエラやニカラグアなどで米国の敵対勢力を支えている」ことに対する報復であると主張しています。キューバはベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を支持していますが、米国は反政府派リーダー、フアン・グアイドを支援、マドゥロ政権の失脚を求めています。トランプ政権は、4月にキューバ革命中に接収された民間不動産を使用して事業を展開するキューバ国内の企業を米国市民が訴えることを許可しました。キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領は、このニュースに対し「キューバは新たな脅威と規制に恐れることも取り乱すこともしない。働き、創造し、努力して対抗するのがわれわれの答えだ。彼らはわれらの息を止めることはできなかったし、これからも止めることはできない」と語っています。キューバ人政治学者アルトゥーロ・ロペス=レビーに話を聞きます。ロペス=レビーは、Raúl Castro and the New Cuba: A Close-Up View of Change(『ラウル・カストロと新しいキューバ――その変化の詳細』)の共著者です。

  • カリフォルニア州ペタルーマのライシャルト・ダック農場で、動物たちを救出し抗議活動を行ったことで、暴徒鎮圧用の装備を装着した警察に逮捕された動物保護活動家100人近くが6月6日、釈放されました。この農場は動物を拷問していると活動家たちが非難している農場です。動物の権利保護団体「各地で直接的行動」(Direct Action Everywhere)の600人以上の活動家が3日、この農場の屠殺場に突入、チームごとに入口やカモの餌場に自らを鎖で縛り付け、殺処分の列に自分の首を鍵で固定したりしました。複数の活動家が屠殺場にまで入り、足を縛りさかさまに吊るされていたカモを救出しようとしました。屠殺場内で活動家らはU型ロックを使って自分の首を金属製のカモ屠殺ラインに縛り付けました。屠殺場の従業員が活動家らを殺すと脅し、機械のスイッチを入れたため、活動家のトーマス・チャンはU型ロックで吊るされたまま引きずられ、金属製のポールに引っかかり危うく窒息しそうになりました。チャンはその後、救急車で運ばれ、神経損傷と強い痛みで治療を受けました。彼はすでに退院しています。「各地で直接的行動」の共同創設者でリード・オーガナイザーのプリヤ・サハニとウエイン・ショングに話を聞きます。ショングは3日の活動中に逮捕され5日に釈放されました。ショングには、全米各地での動物救出活動で合計17件の重罪容疑がかけられており、サハニも重罪容疑に問われています。(画像クレジット:Conditional One)

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