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2011年11月1日(火)

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  • 米国とイスラエルが反対する中、感情的、そして多分に象徴的な動きとして、ユネスコとして知られる国連教育科学文化機関はパレスチナの正式加盟を圧倒的多数で可決しました。現在米国は、11月に予定していたユネスコへの6000万ドルの分担金の拠出を停止すると述べています。米国の分担金はユネスコの年間予算の約5分の1を占めています。米国はさらに、パレスチナが独立国として国連安全保障理事会によって承認されるためのどんな取り組みに対しても拒否権を行使すると威嚇しています。「ユネスコへの加盟申請は、いろいろ異なる政府があるなか、一般的な意見とはどんなものであるかを計る方法であり、さらに国際社会にとってもっと重要な象徴的意味を持つのは、この申請が、20年間にわたって米国が先導してきたいわゆる“和平プロセス”は機能してこなかったことを認める時期に来ている、と言うことを示している点なのです」と、政策研究所(the Institute for Policy Studies)のフィリス・ベニスは言います。

  • 北大西洋条約機構(NATO)は10月31日、リビアへの空爆を終了しました。過去7ヶ月にわたって、NATOの航空機は9700回の爆撃作戦を含む2万6500回以上の出撃を行いました。NATOは、リビア内の5900ヶ所の軍事目標を爆撃したと発表しました。NATOのアンドレス・フォー・ラスムセン事務総長は、作戦は成功したと称賛しましたが、多くのアナリストたちは、NATOの激しい空爆は国連の権限を侵害したと述べています。「NTOがリビアで果たした役割は、非常に問題があり、非常に憂慮すべきものです。最終的には、非常に長期間にわたってリビアの将来に有害な影響を与えることになるでしょう」と政策研究所(the Institute for Policy Studies)のフィリス・ベニスは言います。「NATOの空爆はとにかく市民を守るためにすぎなかったという考えは全く当てはまりません。」ベニスは、リビア革命はアラブの春の一部として始まったが、NATOの介入はそれを「北アフリカにある中東のアラブ国への新たな欧米の攻撃」に変えてしまったと言います。彼女はさらに、アフリカにおける米軍の台頭に警告を発しています。「アフリコム(米国アフリカ司令部)を、米軍によって行われる医療やエイズ教育、女性の権利のためのものであると言い張ろうとしていますが、アフリカは現在、中東全域よりも多くの石油を米国に供給しているという非常に深刻な現実問題があるのです」。

  • すでに11年目に入った米国主導のアフガニスタン戦争は、依然として終結する兆しがありません。12人の米軍兵が10月30日、カブールで自爆攻撃により死亡しました。10年間の戦争の中で、北大西洋条約機構(NATO)部隊を狙った単一の地上攻撃としては最悪のものでした。アフガニスタンについて討論するために、ガーディアン紙の長年の記者で、新著Ghosts of Afghanistan: The Haunted Battleground(『アフガニスタンのゴーストたち:取り付かれた戦場』)を執筆したジョナサン・スティールから話を聞きます。「[米軍の戦略は]機能しない。なぜなら、そこにいることによって新たな抵抗を生み出すからです。米軍がいるから抵抗が生まれるのであって、抵抗があるから米軍が行っているのではないのです。占領軍自体が抵抗を生み出している」と、スティールは言います。「ですから、今認めるべき重要なことは、この戦争には勝者がないということです。行き詰まりです。軍事的勝利はありません」。

  • 「ウォール街を占拠せよ」運動の参加者らが、税金投入によって救済された銀行の記録的な収益に抗議を続ける中、草の根活動家らの団体は、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、ウェルス・ファーゴなどの米国の大手銀行の最も大きな痛手を受ける場所、つまり預金口座を攻撃しようとしています。活動家らは、今週の土曜日11月5日を“バンク・トランスファー・デイ”と呼び、“大きすぎてつぶせない”と見なされる銀行から地方銀行や信用組合に預金を移そうと人々に呼びかけています。バンク・トランスファー・デイは、映画製作者ユージーン・ジャレッキ、経済学者ロブ・ジョンソン、そしてコラムニストのアリアナ・ハフィントンその他の人々によって広まったアイデアを元にしています。彼らは2010年に、短編映画"Move Your Money"(『預金を移そう』)を製作し、口コミで評判を呼びました。映画製作者のユージーン・ジャレッキに話を聞きます。

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