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2011年6月30日(木)

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  • ガザ地区に向かう支援船団の主催者の話によると、また別の船が破壊工作で破損しました。トルコに停泊中のアイルランドの船のエンジンがひどい損傷を受け、航海中に沈没し乗客の命が失われた可能性もあったと報告されています。これは、アテネ近郊の港に入港していたギリシャ=スウェーデンの船への損傷に続く、破壊工作の標的となった少なくとも今週2番目の船団船になりました。活動家たちは、イスラエルがこの破壊活動の糸を引いていると非難していますが、直接の証拠はありません。イスラエル政府は船団の出航を止めようと試みており、もし出航すれば、捕獲すると断言しています。エルサレムポスト紙は、イスラエル高官が語った「彼らがアテネでかけずりまわっていてくれればくれるほど、イスラエルには好都合」という言葉を報道しています。10隻から成る船団の船のひとつは、米国を基地とする船で、オバマ大統領のベストセラー本の題をとり「大いなる希望」( The Audacity of Hope)と名付けられています。少なくとも36人の米国市民が、ガザの人々に宛てた米国人の手紙を携えて、乗船しています。デモクラシー・ナウ!のプロデューサーのアーロン・マテとビデオ映像家のハニ・マスードがギリシャで「大いなる希望」の旅を取材しています。28日、元イスラエル空軍のパイロットで現在は平和活動家となり、米船の乗組員になっているヨナタン・シャピラが、デモクラシー・ナウ!に、船の内部を見られるめったにない機会を提供し、破壊工作の脅威について語ってくれました。「この船の舵を取ってガザへの航海を支援し、戦争犯罪人たちに挑戦し、 ガザの人々が孤立してはいないこと、我々が彼らを支援しており、いつの日か、彼らは自由になるというメッセージをガザのパレスチナ人とパレスチナの子供たちと世界のその他の人々に送るのは、一人のイスラエル人、ユダヤ人としての義務だと思っています」とシャピラは言います。

  • 船の破壊工作と、イスラエル軍からの脅威に加えて、支援船団の米国の旗艦「大いなる希望」に乗船してガザに向かう米国市民たちは、自国政府というもうひとつの障害にも対処しなければなりません。米国務省は、米国の乗客たちに、船団に参加すれば「罰金と投獄」を課される可能性があると警告しており、ヒラリー・クリントン国務長官は、イスラエルの実力行使に青信号を出したと見られています。6月第3週、クリントンは、船団がイスラエル領海内に入り、イスラエルの自衛権が発動されるような状況を作り出せば、それは実力行使の挑発であると述べました。ほんの1年前、イスラエル軍が、ガザへ向かう1回目の船団を急襲し乗船者9人を殺害ましたが、また暴力の脅威が生じています。今回の米船の乗船者は実に多彩で、子供のいる人、孫のいる人、若者、弁護士、医師、看護師、ソーシャルワーカー、平和活動家などが乗っています。ナチのホロコーストのユダヤ人生存者で87歳のヘディ・エプスタイン、高名な作家・詩人・活動家でピュリッツア賞受賞作品『カラー・パープル』の作家、アリス・ウォーカーもその一人です。「大いなる希望」はギリシャからの出発を準備中ですが、デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、アーロン・マテとハニ-・マスードが乗組員で元イスラエル空軍パイロットのヨナタン・シャピラに、船の巡航を阻止しようとするイスラエルと米国の共同の取り組みについて聞きます。

  • デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、アーロン・マテと86歳のユダヤ人ホロコースト生存者のヘディ・エプスタインは、アテネの港に停泊中の、米国旗を掲げた米船「大いなる希望」の船上で、ガザに向けての出港を待っています。この船は、ほかの9隻とともに支援船団に参加し、イスラエルによるパレスチナの海上封鎖に挑戦します。なぜガザに行こうとするのかという質問に、エプスタインは、「私は世界のどこにだっていかれるのに、なぜ、ガザには行かれないの? 私がそこに行くのを、イスラエルが望まないから? だからって、私がそこに行かない理由にはなりません」と答えました。

  • テキサスからソマリアまで、異常気象は、気候戦争の新時代の到来を暗示している可能性があります。6月も、ネブラスカ州で2箇所の原子力発電所施設が、大規模な洪水のために閉鎖されました。ニューメキシコ州では、ロスアラモスにある米国最大の核兵器研究所が、制御不能な森林火災により脅威を受けています。そんな中、国連は、「アフリカの角」地帯が、60年来最悪の干ばつに直面し、ジブチ、エチオピア、ケニア、ソマリア、ウガンダで1000万人以上に影響が及ぶと警告しています。数々の賞に輝くジャーナリストで、新著の中で地球温暖化は、社会的・環境的大災害を導くと論じているクリスチャン・パレンティに、話を聞きます。「(歴史的にただでさえ過酷な状況だったところへ) 気候変動による気象現象、東アフリカで起きている洪水を伴った干ばつのような異常気象が加わるのです。気候変動は、大変多くの場合、単なる悪天候ではなく、民族的な暴力や、宗教的な暴力、無法収奪行為、内戦の様相を呈します」とパランティは語ります。

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