モンサントはジャーナリストや活動家はおろか歌手ニール・ヤングまで監視していた 新証拠で判明

2019/8/9(Fri)
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衝撃の文書が公開され、米国のアグリビジネス大手モンサントが、自社を批判したり告発する報道をする活動家やジャーナリストを監視し、信用を貶めるための「フージョン・センター」を運営していたことが判明しました。有名なシンガーソングライターのニール・ヤングでさえも、標的にされていました。ヤングは2015年に「モンサント時代」というアルバムを発表しています。モンサント社は彼のツイッターを監視し、アルバムの歌詞の分析までやっています。モンサントのフュージョン・センターはまた、ジャーナリストのキャリー・ギラムも監視していました。彼女はモンサントと同社の除草剤ラウンドアップについての詳細な調査と報道を行っています。大量に流通しているラウンドアップは発ガン性が指摘されています。モンサント社はまた、非営利の調査団体「米国の知る権利」(U.S. Right to Know)も標的にしていました。この団体は情報公開法に基づき同社に関する情報開示を請求しています。ミズーリ州カンサスシティとつないでジャーナリストのキャリー・ギラムと話します。彼女はWhitewash: The Story of a Weed Killer, Cancer, and the Corruption of Science(『粉飾 ~除草剤、がん、科学の腐敗の物語』)の著者です。また、カリフォルニア州バークレーからは「米国の知る権利」の共同設立者ゲイリー・ラスキンが出演します。

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