ラッカは「死の落とし穴」:米主導の連合軍がシリア市民1600人以上を殺害とアムネスティ

2019/4/25(Thu)
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アムネスティ・インターナショナルと「エアウォーズ」(Airwars-空爆による軍事活動の民間人への危害をモニタリングし査定する組織)が実施した大型調査によれば、米主導の連合軍は2017年、シリアの都市ラッカから自称イスラム国(IS)過激派を追い出すための作戦で民間人1600人以上を殺害しました。連合軍は数千回の空爆と数万回の砲撃をラッカに向けて行いました。この砲撃の数はベトナム戦争以来最も多いものとなっています。当時、米国はこれを「史上最も正確な攻撃」だと主張していました。アムネスティ・インターナショナルの主任捜査員ドナテラ・ロベラに話を聞きます。彼女は米国および連合国が、市民に大量の犠牲者が出たことをきちんと調査するよう求めています。ロベラはアムネスティ・インターナショナルの上級危機対応アドバイザーです。新たな調査報告書はRhetoric versus Reality: How the 'most precise air campaign in history' left Raqqa the most destroyed city in modern times(『建前と現実――「史上最も正確な空爆」は、なぜラッカを現代で最も破壊された都市にしたのか』)というタイトルです。(画像クレジット:アムネスティ・インターナショナル)

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