「この国の恥ずべき瞬間」 ダコタ・アクセス・パイプライン反対派キャンプ襲撃を振り返る

2016/10/28(Fri)
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ノースダコタ州スタンディング・ロックから、最新情報をお伝えします。ここでは27日(木)に、軍隊装備の警察官百人以上が、工費38億ドルのダコタ・アクセス・パイプラインが通過する予定地にアメリカ先住民の「水の保護者」たちが設置した反対派キャンプを襲撃しました。暴動鎮圧用の装備を着け自動小銃を持った100人以上の警官が、幹線道路を横切って整列しました。その脇には複数のMRAP車(イラク戦争で使われた耐地雷/伏撃防護装甲車)、LRAD(長距離音響装置)音響兵器、州兵が運転するハンヴィー(米軍の高機動多用途装輪車両)、そして武装した警察車両とブルドーザーが並びました。「水の保護者」によると、警官は先住民に対し催涙ガス、メース(催涙スプレー)、トウガラシスプレー、スタン(特殊閃光)手りゅう弾、ビーンバッグ弾(殺傷能力の低い弾薬)を使用し、彼らの馬に対してはゴム弾を発射しました。オーナー・ジ・アース(Honor the Earth)の全国運動責任者タラ・ホウスカは、「ノースダコタ州の先住民との関係について多くを学びました。私が立っていた隣にいた10代の若者グループはみな催涙スプレーを顔に吹き付けられ、私自身もビーンズバッグ弾で顔を撃たれかけました」と話ます。

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