CIA秘密刑務所における拷問の生存者: リビア出身のカリード・アル=シャリフ 恐怖の体験を語る

2016/10/13(Thu)
記事番号: 
2

ニューヨークタイムズ紙が暴露した衝撃的な新記事の中で、米国による残酷な尋問方法が元囚人たちに重い精神障害を残した、その詳細が明らかになりました。この暴露記事はHow U.S. Torture Left a Legacy of Damaged Minds(「米の拷問が、いかに精神的ダメージという遺産を残したか」)と題されています。同記事で、CIAの「強化された尋問プログラム」(enhanced interrogation program)と呼ばれる尋問方法を受けた囚人39人中少なくとも半数がその後、精神病を患い、一部は心的外傷後ストレス障害(PTSD)、パラノイア、うつ病、精神疾患と診断されています。囚人らはグアンタナモにあるCIA秘密刑務所で極度の睡眠妨害、水攻め、模擬処刑、性的暴行、そして棺桶に模した箱に閉じ込められるなどの拷問に晒されました。カリード・アル=シャリフが、ニューヨークタイムズ紙のシェリ・フィンク記者とのインタビューで、CIAの秘密刑務所にいた2年間の記憶に現在も悩まされていると語るビデオを放送します。

共有します