自殺したイラク戦争退役軍人の母の訴え:「死者に名誉を、負傷者に治療を、戦争の中止を」

2012/5/28(Mon)
記事番号: 
2

シカゴのNATO首脳会議の場外仮設ステージでは、反戦を唱える退役軍人らが、NATOのボスニアからリビアまでの軍事活動ではためいた星条旗を折りたたみました。星条旗は「戦地で命を落とした、もしくは任務から帰還した後に自ら命を絶った何千人ものアメリカ人の棺にかけられた」旗を象徴するものです。彼らはこの旗を、2007年に米軍に入隊し、イラクでの2度目の従軍から帰還しあた2010年3月に自殺したデリック・カークランドの母親、マリー・カークランドに贈呈しました。「息子が自殺をしたと言わなければいけないことを恥ずかしいとは思いません。私は息子のメンタルヘルスの治療を怠った米軍を恥だと思います」とカークランドさんは話します。当初、軍は息子は戦死したと報告していました。

共有します