企業に無制限の選挙献金を許すシチズンズ・ユナイテッド判決に異議あり!

2010/10/28(Thu)
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2010年の米中間選挙では、記録破りの選挙費用が使われました。その理由のひとつは、最高裁判所が1月に出したシチズンズ・ユナイテッド判決です。 この判決は、会社法人には、合衆国憲法修正第1条に基づく権利(信教、言論、出版、集会の自由、請願権)が保障されているとみなし、政府が企業の政治的な言論に制限をくわえることはできないとしています。この判決によって、企業や特殊利益団体が政治的な影響力を振るうために、公職選挙に特定候補を支持して無制限の金を使う道が開けました。 まさしく、金で買える民主主義の到来です。

これを危惧する法律学者や弁護士などが、同年10月から動き出ました。シチズンズ・ユナイテッド判決を覆すための憲法修正を呼びかけています。

*ジェフ・クレメンツ(Jeff Clements)Free Speech for People(民衆の言論の自由)の共同設立者、法務担当、元マサチューセッツ州司法次官補
*ジョン・ボニファズ(John Bonifaz) Free Speech for People(民衆の言論の自由)の共同設立者、「投票者アクション」の法務担当

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字幕翻訳:永井愛弓/全体監修:中野真紀子/サイト作成:丸山紀一朗