イスラエル人入植者、ナイフを振り回しながら人権団体創立者であるラビを襲撃

2015/10/26(Mon)
記事番号: 
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イスラエルでは連日、パレスチナ人による殺傷事件とイスラエル政府の取り締まり強化による緊張が続いています。10月1日以降、殺傷現場およびヨルダン川西岸地区とガザでの抗議行動の最中に射殺されたパレスチナ人は58人に上っています。イスラエル警察は、パレスチナ人に刺殺、または射殺されたイスラエル人は10人と発表しました。一方、覆面をしたイスラエル人入植者が「人権のためのラビ」(Rabbis for Human Rights)共同創設者でラビのアリク・アッシャーマンをナイフで攻撃するビデオがインターネット上で急速に広まりました。これは、西岸地区のナブルス近郊アワルタ村で、イスラエル人入植者がパレスチナ人のオリーブの木に放火する様子をアッシャーマンが撮影しようとしたときに起こりました。ビデオでは、覆面をした男がポケットからナイフを取り出し、後ずさる55歳のラビに繰り返し突進する様子が映っています。覆面男はまた、ナイフで脅しながら、アッシャーマンに殴る蹴るの暴行を振るいました。この入植者は最終的に逃走しました。「人権のためのラビ」(Rabbis for Human Rights)を1988年に共同創立したラビのアリク・アッシャーマンに話を聞きます。この団体はパレスチナのオリーブ収穫を守るため、ボランティアを10年以上にわたり派遣しています。

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