CIA内部告発者、バイデンが指名するアブリル・ヘインズは、オバマ政権でドローン攻撃の殺害標的リストを承認、拷問を隠蔽した

2021/1/20(Wed)
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【21/01/20/2】バイデンが国家情報長官に指名しているアブリル・ヘインズの指名承認公聴会が19日、連邦上院で始まりました。ヘインズはオバマ大統領のもとで、2010年から2013年まで国家安全保障会議を担当する法律顧問のトップを、2013年から2015年まではCIA副長官を務め、ドローン攻撃による超法規的暗殺を承認しました。「大半のケースで、こうした殺害リストに名前を載せることは適法であると、彼女はいっていますが、その後、この人たちはドローンによって殺害され、殺害された人の中には米国市民もいました」。CIAを内部告発したジョン・キリアコウはこういって、ヘインズを批判します。キリアコウは、ジョージ・W・ブッシュ政権時代に行われた拷問プログラムを内部告発しましたが、拷問に関して拘留処分を受けた公務員は彼ひとりです。キリアコウは、連邦上院情報委員会のコンピュータに不正にアクセスしたCIA職員へのヘインズの対処についても議論します。職員たちは、同委員会が進めていたCIAの拘禁尋問プログラムについての調査を妨害しようとしたのです。尋問には水責めなどの拷問の手法が使われていました。

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