デイリーニュース

  • メディア合併規制の緩和がマードックの米国メディア帝国構築を後押し

    ルパート・マードックとニューズ・コーポレーションの従業員による行為に対する厳しい調査は、米国にある同社の巨大なメディア企業体に対する世間の注目を拡げる結果ともなっています。 ニューズ・コーポレーションは、フォックス放送、FOXニュース、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル、ハーパーコリンズ、TVガイド誌、ウィーク リー・スタンダード誌、ニューヨーク・ポスト紙、ウォールストリート・ジャーナル紙、そして映画会社の20世紀フォックス、フォックス・サーチライトな ど、傘下に多くの企業を抱えています。ニューズ・コーポレーションの米国メディアにおける支配状態は、連邦通信委員会(FCC)が1990年代初頭にメ ディア合併を抑制しようとした規制を撤回したことで大きく後押しされました。メディア改革団体フリー・プレスの政策ディレクター、マット・ウッドに話を聞 きます。

    dailynews date: 
    2011/7/19(Tue)
    記事番号: 
    2
  • マードックの電話盗聴スキャンダルの内部告発者が遺体で発見

    マードックが所有するニューズ・オブ・ザ・ワールドの内部告発の手助けをした同紙元記者のショーン・ホアが7月18日、自宅で遺体で発見されました。ホアは、ニューヨークタイムズ紙が、ニューズ・オブ・ザ・ワールド紙の元編集長で後にデービッド・キャメロン英首相の官邸報道局長となったアンディ・コールソンと、電話盗聴を結び付けて報じた記事の情報源でした。コールソンはスキャンダルが明るみに出た7月初旬に逮捕されました。警察は、ホアは自然死と見られるとしていますが、犯罪疑惑は弱まっていませ ん。ホアは電話盗聴のことだけでなく、電話の利用履歴追跡や、彼が言うには、同紙が警察に金を払って行っていた、ニュース編集室“ピンギング”と呼ばれる個人の所在追跡についても話していました。

    dailynews date: 
    2011/7/19(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ネルソン・マンデラが93歳の誕生日:反アパルトヘイト運動の闘士ロニー・カスリルとの対話

    南アフリカは、反アパルトヘイトの指導者で南アフリカの前大統領であるネルソン・マンデラが93歳の誕生日を迎え、そのお祝いに沸いています。番組ではマンデラの友人の一人であり、アフリカ民族会議の中央執行委員を20年間務めたロニー・カスリルに話を聞きました。アパルトヘイト後の南アフリカで2004年から2008年にかけて情報相だったカスリルは、つい先日新たな本を刊行しました。The Unlikely Secret Agent(『思いもよらない秘密諜報員』)では、スコットランド出身で南アフリカの反アパルトヘイト活動家だった亡き妻エレノアとの思い出をつづっています。

    dailynews date: 
    2011/7/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「英国の春」か? 電話盗聴問題がマードックのメディア帝国と英政府を脅かす

    英国のデービッド・キャメロン首相は、ルパート・マードックのメディア帝国を脅かし、英政府を揺るがした電話盗聴スキャンダルを議論するため、20日に国会で緊急審議を行う計画を発表しました。17日、英警察はマードックのメディア帝国の英国部門トップだったレベッカ・ブルックスを、贈賄と盗聴関連の容疑で逮捕しました。その数時間後には、ロンドン警視庁のポール・スティーブンソン警視総監が、電話盗聴スキャンダルの警察の取り扱いをめぐる批判を受けて、辞任しました。マードックに関する記事を数多く取り上げているガーディアン紙のイアン・カッツ副編集長、そして英チャンネル4ニュース記者でワシントンD.C.を拠点に活動するサラ・スミスに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/7/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 連帯の輪が広がる カリフォルニアの受刑者たちのハンガーストライキ 3週目へ

    問題の多いカリフォルニア州の刑務所の中で、少なくとも13の刑務所で数千人の受刑者たちがハンガーストライキに入ってから2週間が経とうとしています。多くはカリフォルニア州最初の超重警備刑務所であるペリカン・ベイ州刑務所に収容されている受刑者たちに連帯しての抗議です。この刑務所では「厳重監禁房(Secure Housing Units)」と呼ばれる施設で、受刑者たちの言うところの非情で異常な状況が問題になっています。そのペリカン・ベイ刑務所の受刑者の1人による録音声明を放送し、3人のゲストに話を聞きます。ドーシー・ナンは受刑者支援組織「All of Us or None(我々すべてかさもなくばだれも)」の共同創設者で、子供のいる受刑者のための法的サービスを行う団体(Legal Services for Prisoners with Children)の専務理事でもあり、またハンガーストライキ中の受刑者たちとカリフォルニア州矯正局との仲介者の1人でもあります。モーリー・ポージグはPrisoner Hunger Strike Solidarity(受刑者ハンガーストライキ連帯)連合のメンバーでCritical Resistance(批判的抵抗)の広報です。

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    2011/7/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 明らかになったALECの影:企業と議員の秘密の連携で起草される州議会法案の数々

    「メディアと民主主義センター」(Center for Media and Democracy)は今週、800におよぶ法案モデルを公開しました。これらのモデルは、企業の戦略にまるまる沿う形で米国立法交流評議会(American Legislative Exchange Council : ALEC)が起草したものです。同評議会の会員には州議会議員と企業経営幹部が含まれ、秘密裏に集まって法案原案について議論したり賛否をとったりしています。労働者の権利を剥奪したり、環境規制を後退させたり、教育の民営化や主要産業の規制緩和、有権者ID法の通過などをねらう法案の作成にかかわったことで、ALECにはここ数カ月、次第に厳しい視線が注がれています。ALECのおかげで、このところ少なくとも12の州議会が、米環境保護庁の二酸化炭素排出規制をやめるよう連邦議会に求めるほとんど同一内容の議決を採択しています。「メディアと民主主義センター」専務理事リサ・グレイブズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/7/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米国の債務不履行が間近に? 赤字削減交渉の難航は「火遊びしているようなもの」

    財政赤字削減策の合意を目指す民主党と共和党の交渉が5日目を過ぎ行き詰まっています。米国の財政は債務残高が議会が定める上限(14兆3000億ドル)に達しており、8月2日までに上限が引き上げられないと、新規の国債発行が出来なくなります。今週、スタンダード&プアーズが米国債の格付けを債務不履行の恐れがあるとして引き下げ方向で見直すと発表しました。主要格付け機関としてはムーディーズに次ぎ2社目の引き下げとなります。民主党は企業や富裕層への増税を望むと言っているのですが、共和党は大規模な歳出削減を主張しており、オバマもその多くに賛同しています。ニュースクールのシュワルツ経済政策分析センター政策研究部長でAge of Greed: The Triumph of Finance and the Decline of America, 1970 to the Present(『強欲の時代:金融の勝利とアメリカの衰退、1970年から現在まで』)の著書を持つジェフ・マドリックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/7/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ポール・ファーマー医師 新たに明るみに出た、クリントン財団による粗悪で有毒なシェルターの供給についてコメント

    ポール・ファーマー医師は、クリントン財団が資金供給したシェルターが、カビ、粗悪な構造、そしてひとつの場合には、懸念されるレベルのホルムアルデヒドを含有するなどの問題を抱えるトレーラーだったとする、ネイション誌の最新レポートについてコメントします。これらのトレーラーを建設したのは、ハリケーン・カトリーナによって住まいを失った人々に、ホルムアルデヒドで汚染されたトレイラーを供給したとして現在、米国で訴えられている、クレイトン・ホームズ社でした。デモクラシー・ナウ!では、この調査記事を書き、調査結果への反応を聞くためにクリントン財団を訪問したイザベル・マクドナルドとイザボー・ドゥーセットに先日、話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/7/14(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ポール・ファーマー医師、ビル・クリントンのハイチの米作農業破壊への謝罪について:「救われる思いがした」

    ハイチへの国連特使就任後まもなく、ビル・クリントン元米大統領は、大統領時代に、政府援助を受けた米国からの輸入米への関税を撤廃するようハイチに強制したことを謝罪しました。この政策により、ハイチの米作は一掃され、ハイチの自給能力は重大な損害を受け、ハイチの強制的な都市化が促進されました。これにより、地震の被害が高まった可能性があります。ハイチでクリントンの代理を務めている、ポール・ファーマ医師は、「謝罪を聞いて救われる思いがしました。米国人として、ありがたかった」と語ります。

    dailynews date: 
    2011/7/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ファーマー医師:米国が糸を引いた社会不安がハイチにもたらした民主主義と公衆衛生の弱体化

    ハイチで30年近く仕事し、現在はハイチへの国連副特使を務めるポール・ファーマー医師は、米国が糸を引いたクーデターと新自由主義政策がハイチの民主主義の妨げとなったばかりでなく、公衆衛生を著しく弱体化したと言います。ファーマー医師は、最近ウィキ・リークスによって公開された、ハイチでもっとも人気のある政党ファンミ・ラバラスが排除されていたにも関わらず、米国が最近の選挙を支援したことをのべた機密外交公電を引き合いに出し、米国のハイチへの影響について語ります。この外交文書はまた、ハイチの最低賃金をあげようという努力の妨害に米国が舞台裏で一役買ったことについて述べています。

    dailynews date: 
    2011/7/14(Thu)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

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