デイリーニュース

  • リビアからのビデオ・レポート“我々が自由になるなんて夢にも思わなかった”

    リビアではリビア革命部隊の団長が、同部隊は、包囲されたムアマル・カダフィ大佐の故郷の町に閉じ込められた家族らを助け出す方法を確保するために彼らと交信していると述べています。首都トリポリを掌握し、カダフィ支配を事実上終わらせてから1ヶ月以上経った今も、革命部隊は依然として、シルト、バニワリードといった町や同国の南部砂漠地帯のへき地において、カダフィ支持者らの激しい抵抗に直面しています。一方、リビア国民評議会(NTC)は、さらに代表的な役割を果たすことになる最大36人のメンバーで構成される暫定政府発足の発表を遅らせました。戦闘は続き、リビアの政治的未来をめぐる数々の疑問は残されていますが、最近解放された首都トリポリは、概して明るい雰囲気に包まれています。9月第3週にトリポリに滞在していたデモクラシー・ナウ!の通信員アンジャリ・カマトと、ビッグ・ノイズ・フィルムズ(Big Noise Films)のジャッキー・スーヘンがビデオで報告します。

    dailynews date: 
    2011/9/27(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 米郵政事業におけるショック・ドクトリン:民営化推進の裏にある「危機」の捏造?

    郵便局員と彼らの支持者らは9月27日、福利厚生自足義務を撤回することを要求し、郵便局の民営化を求める動きと闘うために全米各地でイベントを主催しています。米国ではここ数ヶ月の間、財務破綻と郵便の使用頻度の下落によって郵便公社(USPS)が崩壊の危機に瀕しているという切迫した状況が報じられてきました。9月初頭、郵便局長は議会に対し、USPSはデフォルト(債務不履行)寸前であると伝え、12万人の従業員の解雇、数千の郵便局の閉鎖、値上げの拡大、退職者への福利厚生の減額によってコストを削減する一連の抜本的な提案を明らかにしました。しかし多くの郵便局員らは、現在派手に宣伝されているUSPSが直面している危機は、表面的な見かけとは違うと言います。彼らは、236年の郵便サービスの歴史の中で、扱われた郵便数が最も多かったのは2006年だったと主張しています。彼らはさらに、USPSがわずか10年の期限で、75年分の退職者用健康保険の単一資金提供源となることを強制した2006年の法律の存在を指摘し、過去4年間のUSPSの200億ドルの損失の100%はその法律が原因で、それがなければUSPSは黒字を計上していただろうと言います。

    dailynews date: 
    2011/9/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 米国:2006年の虐殺と囚人拷問に関与したアフガン軍司令官を引き続き支援

    米国が支援するアフガニスタンの軍閥司令官について明らかになった新事実によって、米国はタリバン掃討を目指すうちに自国の法律を犯したのではないかという疑問が浮上してきました。米誌アトランティックは、米国は、前大統領ジョージ・W・ブッシュとオバマ大統領の両政権下で、カンダハールの警察署長アブドゥル・ラジーク大将を彼が汚職と麻薬密輸だけでなく殺害と拷問といった深刻な人権侵害に関与していることを知りながら、積極的に支援していると報じています。アフガニスタン国内の軍閥を支援することでタリバンの弱体化を図る米国の戦略の中で、ラジークは米国特殊部隊と密接に協力しながら中心的役割を果たしてきました。ラジークは、米国が後ろ盾となったタリバンへの攻撃で主要な役割を果たした1年後の2011年初頭、カンダハールの警察のトップに昇進しました。ラジークをめぐる複数の疑惑の中には、2006年の二人の十代の少年への拷問と15人の殺害が含まれています。アトランティック誌のために調査を行った本日のゲスト、マシュー・アイキンスによると、米国は、「ラジークと彼の部下が行ったとされる冷酷な市民虐殺について信憑性のある申し立て」があることを知っているにもかかわらず、ラジークを支援し続けていると言います。

    dailynews date: 
    2011/9/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • トロイ・デイビス死刑執行、姉のマルティナ・コレイア「弟の戦いは続く」

    国際連合人権高等弁務官事務所は、21日のトロイ・デイビス死刑囚の死刑執行が、国際法違反の可能性があり、デイビスに対する法の適正な手続きおよび公正な裁判が遵守されなかったと指摘しました。番組ではデイビスの最大の支援者の1人だったデイビスの姉、マルティナ・コレイアに話を聞きました。「戦いはまだ終わっていません。世界中にいる数百万の人々が、今回の結果に非常に動揺しています。トロイの裁判は、特に米国南部における死刑制度を変える大きな契機になるでしょう」。トロイ・デイビスの葬儀は彼の故郷であるジョージア州サバナで10月1日に行われる予定です。

    dailynews date: 
    2011/9/26(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ウォール街占拠運動が2週目に突入:平和的な行進中に80人が拘束される

    「ウォールストリートを占拠せよ(Occupy Wall Street)」キャンペーンは10日目を迎えました。24日には、ウォール街への別の行進に数百人が参加するなか、デモ参加者80人以上が拘束されました。多くは路上を歩きながら市民的不服従を示していましたが、一部参加者は、ニューヨーク市警察官がネットと実力行使でデモを解散させようとしたとき、歩道を歩いていただけだと語っています。ユーチューブに投降された動画では、警察官が至近距離からデモ参加者の顔にトウガラシスプレーを放ったり、デモ参加者を殴り、路上を引きずり回しているのが確認できます。9月17日以降、数千人がウォール街付近の金融街に集結し、企業の強欲を非難しています。参加者の多くは、自分たちは、スペインやアラブの春といった他国での民衆蜂起に刺激を受けたと語りました。25日、デモ隊はニューヨーク市警本部長のケリー・レイモンドの辞職と、マイケル・ブルームバーグ市長との対話を求める声明を発表しました。デモクラシーナウ!のライアン・デブローとジョン・ガーバー記者によるレポートです。

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    2011/9/26(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 解放された米国人ハイカー、シェーン・バウアー:イラン看守はグアンタナモを引き合いにして刑務所内待遇を正当化していた

    イランの刑務所にスパイと不法侵入に問われて2年間以上拘束されていた米国人ハイカーのジョシュ・ファタルとシェーン・バウアーは25日、ニューヨーク市へ到着しました。25日は2人にとって帰国後米国で迎える初めての夜となりました。ハイカーらは前週解放され、オマーンへ移送され、そこで家族と喜びの再会を果たしました。2人の苦闘は2009年7月、サラ・ショウルドと共にイランとイラクの国境周辺でハイキング中に拘束された時から始まりました。バウアーとファタルはニューヨーク市で会見を行い、解放後初めて長いコメントをしました。質問は受け付けませんでしたが、2人の家族の何人かが質問に応じました。記者会見中、デモクラシー・ナウ!はバウワーの母であるシンディ・ヒッキー、ファタルの母ローラ、そしてサラ・ショウルドに質問しました。「刑務所では、私たちが待遇について不満を言うたび、守衛は即座にグアンタナモ米軍基地での同様の状況を引き合いに出しました。さらに米国国外のCIAの拘束施設のことを引き合いにだし、米国内の刑務所でイラン人やその他の人々が経験している待遇についても指摘しました」とシェーン・バウアーは語ります。「米政府によるそうした人権侵害が、私たちに行われたことを正当化するとは思えません。一瞬たりともです。

    dailynews date: 
    2011/9/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 『コンフィデンス・メン』著者ロン・サスキンド 金融危機に関するオバマ政権の否定に反論

    経済危機に関するオバマ政権の失敗とその初期対応について辛辣な描写をしている衝撃的な新著が、ホワイトハウス内外の高官たちから厳しい反論に遭っています。その新著"Confidence Men: Wall Street, Washington, and the Education of a President"(『コンフィデンス・メン:ウォールストリート、ワシントン、大統領の教育』)の著者、ベテラン・ジャーナリストのロン・サスキンドに話を聞きます。本書の中で彼は、米財務長官ティム・ガイトナーが2009年3月の主要銀行再編に際し、借金まみれだった銀行最大手シティグループの解体を検討せよとしたオバマ大統領からの命令を無視していたと記したのです。サスキンドは、このシティグループの件はオバマ大統領の権威が「彼の熟練顧問たちによって組織的に弱められ制限された」いくつかの事件の1つだったと話します。オバマ政権の現役スタッフや元スタッフばかりか大統領自身も含む200人以上からのインタビューを基にしたこの本で、サスキンドはまたホワイトハウスは女性にじつに冷淡な職場であるとも記しています。

    dailynews date: 
    2011/9/23(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 国連の国家承認の努力はパレスチナの苦闘を解決に向かわせるのか後退させるのか?

    パレスチナ自治政府大統領マフムード・アッバスは米国とイスラエルの脅しにもめげずに国連にパレスチナの国家承認を申請する予定です。新しいイスラエル・パレスチナ合同世論調査を見ると、パレスチナ国家承認に関するオバマ政権の態度は、イスラエル国民の大多数の意見よりも厳しいものです。69%ものイスラエル国民が、イスラエル政府は国連による独立パレスチナ国家承認を受け入れるべきだとしているのです。調査はまた、占領地区に住むパレスチナ人の83%がこの国家承認の努力を支持していることも明らかにしています。支持者たちはこれを、イスラエル占領を終わらせ中東に平和をもたらすための、苦闘の中の一歩前進だとして歓迎しているのですが、批判者たちはこれを、パレスチナ政府が権力にしがみつくための策略でパレスチナ難民たちの権利を損なうものだと言っているのです。2人の指導的なパレスチナ人研究者に討論してもらいます。アリ・アブニマーはウェブサイト「Electronic Intifada(エレクトロニック・インティファーダ)」の共同創設者で"One Country: A Bold Proposal to End the Israeli-Palestinian

    dailynews date: 
    2011/9/23(Fri)
    記事番号: 
    1
  • イランの米国人ハイカー釈放 すべての政治囚の自由を訴える

    スパイと不法入国の容疑でイランの刑務所に2年間以上収監されていた米国人ハイカーのジョシュ・ファタルとシェーン・バウアーが、21日、釈放されました。 この1週間、イランの裁判所とイラン大統領のマフムード・アフマディーネジャード の声明が食い違っていましたが、2人はようやく保釈され、スイスの外交官に引き渡されました。 出国した2人は、オマーンに向かい、そこで家族との喜びの再会となりました。 イランで行われた短い記者会見で、バウアーは、「監獄での2年間はあまりにも長かった。米国とイラン両国で不当に拘束されている政治犯、その他の囚人たちの自由を心から望みます」と述べました。 オバマ大統領はニュースを歓迎し、ハイカーたちの釈放の交渉を支援したオマーンとイラクの首脳、ならびに、その在テヘラン大使館が、イランで米国の代理人を勤めているスイス政府に感謝の意を表しました。 アナリストの中には、国連総会で本日、世界に向けて演説する予定のアフマディーネジャードが、寛大なイメージを与えようともくろんだと勘ぐる向きもあります。 バウアーとファタルは、サラ・ショウルドと共に、2009年7月にイランとイラクの国境周辺でハイキング中に逮捕されました。 バウアーはフリーランスのジャーナリストで、デモクラシー・ナウ!はじめいくつかのメディアに記事を送っていました。 ファタルは、環境活動家です。

    dailynews date: 
    2011/9/22(Thu)
    記事番号: 
    2
  • デモクラシー・ナウ! 特別レポート:トロイ・デイビスの処刑 ジョージア州は無実の罪で人を殺したのか?

    トロイ・アンソニー・デイビスは、有罪判決に対するさまざまな疑念があるにもかかわらず、ジョージア州が行った薬物注射による死刑執行で米東部時間9月21日午後11時8分に死亡しました。 死刑は、連邦最高裁判所が中止要請を却下した直後に執行されました。 トロイ・デービスを支援する数百人が終日祈りをこめて集会を行ったジョージア州ジャクソンの刑務所の敷地内から、処刑当夜の実況中継をし続けたニュース番組は、デモクラシー・ナウ!だけでした。 一夜明けた今日22日、トロイ・デイビスの姉のマルティナ・コレイア、ヒップホップ・アーティストのビッグ・ボイ、 NAACP (全米黒人地位向上協会)のベンジャミン・ジェラス、NAACPジョージア支部のエド・デュボース、トロイ・デイビスの弁護団の2人に話を聞きます。 また、処刑の立会人となったジャーナリストのジョン・ルイスも登場します。ルイスによれば、 「デイビスは、殺害された警官マーク・マクフェイルの家族に、お悔やみの言葉を述べると共に、彼らの息子、父親、兄弟の命を奪ったのは、自分ではないと述べました。 また、事件をもっと掘り下げて、真実を究明してほしいと語りました。 次に、刑務所職員に向かい、『私の命を奪うことになる皆さん、神が皆さんの魂に哀れみをかけますように』と、言いました。

    dailynews date: 
    2011/9/22(Thu)
    記事番号: 
    1

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