1968年メキシコオリンピックのメダリスト、ジョン・カルロスとトミー・スミスは、表彰台で米国国歌が流れる間、黒い手袋をつけた拳を高くかかげてブラック・パワー・サリュートをし、米国の人種差別に抗議の意を表したことで国際的な象徴となりました。その際の写真は現代で最も象徴的な写真の1つとなりました。カルロスはスポーツ記者デイヴ・ザイリンの協力を得て、新しい自伝を出版したばかりです。10月10日、2人がウォール街占拠に集まった群衆に話しました。「ここに来ているのがデジャヴのようです。こんなに多くの人が社会について心配していることを思うと―自分のことだけでなく、地球上のすべての個人を心配していることを思うと」とカルロスは語りました。「ここにいる人たちは、多くの人が仕事を失い、大勢が家を追われ手いることを危惧しています。多くの学生が教育を受けてこのわれわれの偉大な国の労働力になるためにローンで学校に通い、その結果その学生ローンが払いきれるものではないことをしる、その状況を彼らは危惧しています。誰もが苦境に陥っているのです。」