デイリーニュース

  • 本当のボウリング・グリーン大量殺人 白人至上主義者がアフリカ系アメリカ人やユダヤ系の襲撃を計画

    ドナルド・トランプ大統領顧問ケリーアン・コンウェイがありもしなかったテロ攻撃をでっちあげてトップニュースになっていますが、番組ではオハイオ州ボウリング・グリーンで実際に起きた過激派による脅威を検証します。2012年、FBIの手入れで、ある容疑者が集めた大量の攻撃用ライフル、銃器、防弾着、弾薬を保管する兵器庫が発見されました。検察官は後にこの容疑者は大量殺人の実行を計画していたと確信しました。しかし、この容疑者は過激派のイスラム教徒ではありません。連邦当局の発表によると、リチャード・シュミットという名のこの人物は、白人至上主義者で、アフリカ系アメリカ人やユダヤ系を狙った襲撃を計画していました。捜査官が発見した暗殺リストには、全米黒人地位向上協会(NAACP)ミシガン州とオハイオ州のリーダーを初め、ターゲットとする人々の名前と住所が挙げられていました。検察側が彼を政治テロリストだと立証するに足る確証を示せなかったとし、連邦判事はシュミットに禁固6年の刑を言い渡しました。彼は2018年2月に釈放の予定です。白人至上主義者によるテロ脅威を、主流メディアがほんのわずかしか報道しないのは、この事件に限ったことではありません。6日(月)、キリスト教聖職者ロバート・ドッガートの公判がテネシー連邦地方裁判所で開かれました。

    dailynews date: 
    2017/2/10(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 移民税関捜査局(ICE)による手入れ加速化:移民支援団体によると オバマの国外追放がトランプ政権下で「猛スピード化」

    アリゾナでの移民の闘いのただ中にいるアーロン・ラヨスに話を聞きます。アーロンの妻のグアダルペ・ガルシア・デ・ラヨスは、米国生まれの2人の子どもの母親ですがメキシコに国外退去されました。グアダルペは8日(水)、移民局職員による定期検査の際に身柄を拘束され、勾留されました。彼女は過去21年間米国在住でしたが、2008年にマリコパ郡のウォーターパークでの手入れで逮捕され、職を得るために偽造文書を使用したとして重罪判決を受けました。移民支援者たちによると、この拘束は、オバマ大統領政権下では「優先順位が低い」と考えられていた人々も国外退去させるというトランプ政権による明らかな政策転換の表れです。「プエンテ・アリゾナ(Puente Arizona)」の組織化責任者フランチスカ・ポルチャスに話を聞きます。

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    2017/2/10(Fri)
    記事番号: 
    3
  • トランプ 法執行機関に関する3件の新たな大統領令で「警官の命も大事体制」に着手

    9日(木)、トランプ大統領は犯罪と移民に対処する3件の新たな大統領令に署名しました。1件目は警察官への暴行で有罪判決を受けた人物への刑罰の強化、2件目は麻薬カルテルの捜査中における各法執行機関間での情報共有の増加、3件目は、麻薬密売と凶悪犯罪と共に「不法移民」対策を優先するよう司法長官に命じるものです。本日のゲスト、憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)代表のビンセント・ウォレンによると、「我々はこれを『警官の命も大事体制』(a blue lives matter regime)の始まりと呼んでいます」。

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    2017/2/10(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 控訴裁判所 トランプのムスリム入国禁止令差し止めを支持 指定された7カ国からの攻撃の「証拠なし」

    公民権擁護の大勝利です。第9巡回連邦控訴裁判所は、イスラム圏7カ国の市民の米国への入国を禁止し、全米各地で激しい抗議行動を巻き起こしたドナルド・トランプの大統領令の差し止めの停止を満場一致で退けました。判事はトランプ政権は「大統領令で指名された国からの入国者が、米国へのテロ攻撃を実施したという証拠を、ひとつも提示しなかった」と裁定しました。トランプは、場合によっては米最高裁判所へ上訴すると明言しています。憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)代表ビンセント・ウォレンに話を聞きます。「問われているのは政府の信憑性です」とウォレンは話します。

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    2017/2/10(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 出入国管理所で仕事内容や国籍などについて質問されたACLU弁護士にインタビュー

    連邦控訴裁判所が本日(2月9日)にも、トランプ大統領による難民およびムスリムが過半数の7カ国の国民すべての入国禁止命令について判決を出すと見られています。トランプ大統領は8日(水)朝、この裁判の判事達は「あまりに政治的」と非難し、今回の法手続きは「破廉恥だ」と述べています。今回の大統領令を巡る法廷闘争の現状について、米自由人権協会(ACLU)の「国家安全保障プロジェクト」(National Security Project)の責任者ヒナ・シャムシに話を聞きます。シャムシは米国永住権の保持者ですが、先週、米国に帰還した際に入管に留められ、パキスタン国籍であることや、ACLUでの仕事について質問されました。

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    2017/2/9(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「50年代に逆戻りした気分」コレッタ・スコット・キング回想録の共著者がエリザベス・ウォーレン上院議員の発言禁止を語る

    米国上院議会は2月8日(水)夜、ジェフ・セッションズ上院議員の司法長官就任を52対47で承認しました。セッションズ議員の承認については、同議員が投票権法(Voting Rights Act)に反対し、過去に人種差別発言を繰り返してきたことを巡り、広く反対運動が行われました。7日夜にはじまり24時間に及んだ審議は、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員が発言を禁じられ叱責された場面でクライマックスを迎えました。ウォーレン議員は、マーティン・ルーサー・キング牧師の妻コレッタ・スコット・キングが1986年に書いた書状を読み上げている最中でした。この書状は、当時、連邦判事の候補だったセッションズを不適格として非難する内容でした。この事件について、バーバラ・A・レイノルズ牧師に話を聞きます。レイノルズは、コレッタ・スコット・キングの回想録Coretta Scott King: My Life, My Love, My Legacy(『コレッタ・スコット・キング―人生、愛、私が遺すもの』)を共同執筆しました。

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    2017/2/9(Thu)
    記事番号: 
    5
  • トランプが次にテロ組織に認定するのは どの外国団体?

    トランプ政権は、外国テロ組織に公式認定する団体を増やすことを検討しています。中東で最も歴史があり影響力をもつイスラム組織のひとつムスリム同胞団も候補に挙がっています。米自由人権協会(ACLU)の「国家安全保障プロジェクト」(National Security Project)責任者のヒナ・シャムシに話を聞きます。

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    2017/2/9(Thu)
    記事番号: 
    4
  • シリア難民問題の根底に 民間人の拷問 失踪 勾留の蔓延

    アムネスティ・インターナショナルによる、サイドナヤ刑務所での絞首刑問題報告書が発表されたのは、トランプ大統領が難民受け入れの無期限停止およびシリア等ムスリムが過半数を占める7カ国の国民の米国入国をすべて一時禁止とする大統領令に署名してから2週間も経たぬうちでした。ニコレット・ウォルドマンに、シリア難民問題の根本原因について話を聞きます。

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    2017/2/9(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 人間屠殺場:シリア刑務所で最大1万3000人が絞首刑と アムネスティ・インターナショナルが発表

    アムネスティ・インターナショナルのショッキングな報告書によれば、ここ数年で、最大1万3000人がシリア政府の軍事刑務所内で絞首刑に処されました。ほとんどが民間人と報告されています。アサド政権はダマスカス近郊の刑務所を人間屠殺場にし、数千人の民間人を絞首刑にする計画的絶滅政策を行っているとアムネスティは非難しています。この殺害は戦争犯罪であり、人道に対する罪であるとアムネスティは主張します。同報告書を共同執筆した、アムネスティ・インターナショナルの勾留問題専門調査員ニコレット・ウォルドマンに話を聞きます。

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    2017/2/9(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 陸軍のダコタ・アクセス・パイプライン承認間近 「水の保護者たち」世界規模の抗議運動を呼びかける

    7日(火)、米陸軍工兵司令部はダコタ・アクセス・パイプライン建設の最終段階を承認すると発表しました。アムネスティ・インターナショナルはこの発表を「非合法で恐るべき人権侵害」と評しました。ここ数ヶ月間に、警察はスタンディング・ロックでの抗議活動に対する暴力的な取締りを強化しています。先週は、歴史的にスー族が協定で得た土地に設置された新しい抵抗キャンプを武装した警察が襲撃し、70人以上が逮捕されました。受賞歴もあるプエプロ族のジャーナリストでインディアン・カントリー・メディア・ネットワークの仕事で取材にあたっていた、ジェニ・モネも逮捕されました。

    dailynews date: 
    2017/2/8(Wed)
    記事番号: 
    4

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