新刊書Private: Bradley Manning, WikiLeaks, and the Biggest Exposure of Official Secrets in American History(『プライベート:ブラッドリー・マニング、ウィキリークス、そして米国史上最大の公的機密の暴露』)【訳注:Privateには「上等兵」の意味と「秘密」や「私事」の意味がある】は、オクラホマ州の小さな町で育ち、ゲイとして十代をすごし陸軍に入隊したマニングの人生の軌跡をたどっています。米国史上最大の情報漏洩事件の容疑者として起訴されるまで、彼は軍情報分析官として成功を収めていました。著者のデンバー・ニックスに話を聞きます。「いろんな意味で、ブラッドリー・マニングの物語はポスト9.11時代の米国そのものなんです」とニックスは言います。「(彼の)人生はアメリカのこの時代とぴったり重なっている。ちょうどゲイの人権問題が一般社会に認知されるようになったときに、彼はゲイでした。彼は陸軍に入り情報分析官になりましたが、それはちょうど米国の国家安全保障部門が肥大化し、いまだかつてないものに変質し始めていたときでした。……私たちは今、かつてないほど多くの人間が、かつてないほど大量の機密情報に、かつてないほどアクセスできる前人未到の世界に生きています。