デイリーニュース

  • 死刑囚から無罪放免まで: テキサスの元囚人アンソニー・グレイブズ 独房監禁下で生き抜いた日々を語る

    テキサス州の元囚人アンソニー・グレイブズが稀有なインタビューに応じ、独房監禁における経験と、彼がいかにして2010年に無罪放免で解放されたのかを語ってくれます。グレイブスは、6人もの人々を残虐に殺害したロバート・カーターの共犯者として1994年に有罪判決を受けたました。彼自身はカーターが何者なのかほとんど知らず、またグレイブズをその犯罪に結びつける物的証拠は皆無だったにも関わらず、判決は主にカーターの供述を重視して有罪としました。カーターは死刑が執行される前に2度、グレイブズが犯行に加担したというのはウソだったと認めていました。2006年に控訴審は検察が虚偽の供述書を採用して証言を無視してきたとしてグレイブズの有罪判決をくつがえし、再審を命令したのです。18年のほとんどすべてを死刑囚として独房で過ごし、特別検察官が彼を無実の人物だと認めた後に、彼は無罪放免されて家族と再会できました。ブレイブズは現在、死刑廃止運動の活発な活動家です。「私が経験したことは真さに地獄でした」とグライブズは言います。「最悪の悪夢にたとえられるものであると思います。18年半、毎日、私はそんな体験に耐え抜かなければなりませんでした。人間が生きられるはずもない状態でした」。グレイブズは死刑廃止を訴えて次のように言います。「死刑はあなたたち国民の名の下で行われているのです。

    dailynews date: 
    2012/6/22(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米国の刑務所内で拷問? 歴史的な上院公聴会 独房監禁がもたらす衝撃的な被害を取り上げる

    今週、米上院の法務分科委員会が公聴会を開き、米国内の刑務所における独房監禁がもたらす心理的かつ人権的な影響に関する証言を聞きました。この種の公聴会は歴史的にも初めてのことです。最も凶暴な服役者たちを管理するには独房監禁は必要だと擁護者たちが主張する一方で、公聴会の証人として呼ばれた多くの人々はそれが強烈な苦しみや精神疾患をひき起すと証言しました。本日はアンソニー・グレイブズに話を聞きます。彼はテキサス州で殺人罪で死刑判決を受け、18年間収監された後に無罪放免されましたが、その大部分の期間、死刑囚として独房に監禁されていました。もう一人のゲストは、米国の刑務所における独房監禁と拷問とを追跡するウェブサイト「Solitary Watch」の共同編集者でベテラン・ジャーナリストのジェイムズ・リッジウェイです。

    dailynews date: 
    2012/6/22(Fri)
    記事番号: 
    1
  • リオ+20で、セヴァーン・カリス=スズキ、20年前の歴史的な演説を追想。次世代の生存のために戦う

    1992年、12歳のセヴァーン・カリス=スズキはリオネジャネイロで開催された地球サミットの開会本会議で各国代表を前に演説し、「6分間世界を沈黙させた少女」として知られるようになりました。カリス=スズキの歴史的な演説をご覧いただき、現在はベテランの国際的な環境活動家、二人の子供の母になりリオ+20サミットに参加しているカリス=スズキにサミットの現場から話を聞きます。「あれから20年経ちましたが、世界は今でも演説の話をしています。演説を、12歳の少女が世界の首脳たちに向けて語った6分間の演説のことを。なぜ?それは世界が真実を聴くことを渇望しているからです。そしてそれを誰よりも能弁に口にすることができるのは、何もかもが危険にさらされている若者なのです」とカリス・スズキは言います。

    dailynews date: 
    2012/6/21(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ナイジェリアの活動家ニモ・バッセイ:リオ+20地球サミットでは環境危機から抜け出せない

    フレンズ・オブ・ジ・アース・インターナショナル(Friends of the Earth International)の議長で、ナイジェリアの環境権アクション(ERA: Environmental Rights Action )のエグゼクティブ・ディレクターのニモ・バッセイがリオネジャネイロで開催中のリオ+20地球サミット会場から番組に参加します。「世界の首脳たちがほとんどやる気無しにリオにやって来たのは明かです。きっと、自分や自分の国に得にならない問題が出てきたら阻止すれば良いくらいの気で。浅薄で中身のない合意文書案を作成しましたが、世界がまさに今直面しているいくつもの危機の根源となる原因について触れてもいないか、テーマにしていません」とバッセイは言います。

    dailynews date: 
    2012/6/21(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「メンツを保ち自分たちを救うためにここにいるのですか?それとも私たちを救うために?」:17歳のブリタニー・トリフォードがリオ+20で世界各国首脳に向けて演説

    20日、ニュージーランド、ウェリントンの17歳の環境活動家のブリタニー・ティルフォードが、史上最大の国連の会議となったリオ+20国連地球サミットの開会本会議で、百人を超す各国首脳を前に演説しました。「秒読みが始まっていることを私たちは皆、知っています。時間はあっという間に尽きてしまいます。皆さんの子供たち、私の子供たち、私の子供たちの子供たち、皆さんがその運命を決めます。持ち時間は、72時間。さあ、時計が動き始めます。」と、トリフォニーは述べました。

    dailynews date: 
    2012/6/21(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 国連持続可能な開発会議(リオ+20) 達成されない約束 弱気な協定草案 希望はどこに?

    100各国以上もの指導者がブラジルに集結してリオ+20地球サミットが今日、始まります。国連史上最大の会議です。生物多様性と気候変動に関する協定を承認して地球を守ろうと約束した前回のリオデジャネイロでの国連地球サミットから20年、この間に食糧安保、水資源、地球温暖化そしてエネルギーといった分野での開発目標で達成されたものはわずかしかありません。今回会議での交渉者たちはすでに協定草案で合意して世界の指導者たちによる承認を待つ状態ですが、環境や貧困問題に取り組む多くの団体は協定草案が弱気すぎると批判しています。リオからグリーンピース事務局長クミ・ナイドゥーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/6/20(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ウィキリークスのジュリアン・アサンジ 米国への身柄引き渡し回避のためエクアドルに亡命申請

    ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジが6月19日、ロンドンのエクアドル大使館に避難して亡命を申請しました。アサンジの動きは、性犯罪容疑の事情聴衆のためスウェーデンに引き渡されるのを避けるための、最後の賭けです。これに対して今日、ロンドン警察はアサンジが逮捕の対象であると発表しました。エクアドル大使館で宿泊したことで彼が保釈条件に違反したためです。アサンジの亡命申請は、スウェーデンへの引渡しが米国への移送につながる恐れがあるためです。米国に引き渡されれればウィキリークス関連の行動で起訴される可能性があります。アサンジ弁護団のマイケル・ラトナーは、「私見ですが、それはジュリアン・アサンジの政治活動に対する政治的な迫害であり、世界人権宣言の下での亡命申請手続きの要件を満たしています」と言います。エクアドル当局は、アサンジは「スパイ行為と反逆罪が死刑に処せられる国への」送致を恐れていると、明らかに米国のことを指して語っています。

    dailynews date: 
    2012/6/20(Wed)
    記事番号: 
    2
  • カイロのクーデター:ムスリム同胞団が勝利宣言 軍部が大統領の権限を剥奪

    シャリーフ・アブデル・クドゥースがエジプトで高まる政治危機についてリポートします。前大統領ホスニ・ムバラクが生命維持装置をつけられているとの報道がかけめぐる傍ら、先週末の大統領選挙決選投票の結果をめぐっては両候補ともに勝利宣言を出しており、暫定統治を行っている軍最高評議会は自らの権限を強化しています。選挙結果の公式発表は21日に予定されています【訳注:選管はその後、23日以降に発表延期】。カイロのタハリール広場には19日夜、ムスリム同胞団が呼びかけた抗議集会に数万人が集まり、17日に軍部が立法権を掌握するとの布告をだしたことに怒りを表明しました。「現在、エジプトには憲法も議会も新大統領も存在しません。その新大統領の権力も制限されようとしています」とクドゥースは言います。「つまるところ軍最高評議会が、国権の主要部門を全て握ったのです……きっとこれが、この16カ月にわたる無意味な権力移譲プロセスにふさわしい幕切れなんでしょう」。

    dailynews date: 
    2012/6/20(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 路上尋問を止めろ:ブロンクスの老女ジョイス・ウィリアムズとデモ企画者のゼンジベ・マクハリスが声高に非難

    ニューヨーク市警の「路上尋問(stop-and-frisk)」政策に反対するニューヨー市内のデモで、ブロンクスに住むジョイス・ウィリアムズはひ孫もいる女性ですが、路上尋問の被害にあったといいます。彼女は2011年に警察に呼び止められたときにお金を取られたと言いました。「彼らはおばあちゃんたちから盗むんだから、若い子たちからも盗むんでしょう」と、ウィリアムズは言います。デモの企画者で活動家のゼンジベ・マクハリスからも話を聞きます。「有色人種の若者たちは、類型化されることなく街頭を歩くことができないんです」と、マクハリスは言います。「(警察は)単に彼らを呼び止めて質問するのではなく、彼らを呼び止めて非常に強いメッセージを彼らに送っているのです。つまり、“お前はブラックだ。お前はブラウンだ。お前は有色人種だ。お前はここで暮らしているが、お前には大きな問題があるんだ”というメッセージです。なんてひどいんでしょう」。

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    2012/6/19(Tue)
    記事番号: 
    7
  • ドラマ『ザ・ワイヤー』の俳優J・D・ウィリアムズ「警察の嫌がらせが黒人少年らにとって当たり前になるのが怖い」

    ケーブルテレビHBOの人気ドラマシリーズ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』の中で麻薬売人プレストン“ボディー”ブローダスを演じた俳優のJ・D・ウィリアムズは6月17日、ニューヨーク市警の「路上尋問(stop-and-frisk)」政策に反対するデモに参加しました。「若い黒人男性にとって尋問が当たり前のことのようになっているのが悲しい」と、ウィリアムズは言います、「路上で呼び止められたり、ちょっかいを出されたり、嫌がらせをされるだろうと予期することが、僕たちにとってある種の習性になっているんだ。」

    dailynews date: 
    2012/6/19(Tue)
    記事番号: 
    6

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