デイリーニュース

  • 2012年選挙を前に草の根レベルの活動 次々と生まれる制限的な投票法に対し連邦調査はじまる

    エリック・ホルダー米司法長官は、議論の余地があるような新しい法律を成立させた12以上の州において、投票の権権利を保護することを誓いました。主に共和党が後ろ盾についているこれら新法の支持者たちは、法律は投票の不正行為を撲滅するためにあると言います。「人は恐怖に突き動かされると、悪法を作るものです」と全米黒人地位向上協会(NAACP)の代表、ベン・ジェロスは言います。ジェロスは、彼が共同執筆した新しい報告書の中で、マイノリティの人口や投票者が増えたことに対し、これらの新法はマイノリティの投票権を組織的か包括的に攻撃していると言っています。ほかにも学生や前科のある人、老人などが影響を受ける可能性があります。10日に全米黒人地位向上協会はニューヨークで投票権擁護を謳う行進を組織するのを手助けしましたが、この行進は、億万長者で保守的な融資家のデービッド・コークとチャールズ・コークが投票ID法を通すためにどれほど融資したかを強調するため、コーク・インダストリー社前から出発しました。前ペンシルベニア州選出下院議員で非営利政治団体、共通の信条(the Common Cause)の代表ボブ・エドガーにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/12/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • シリアで死亡者が5千人超える 潜伏中の活動家、アサド政権による弾圧に対する国際的行動を要請

    シリアでの死亡者数が増加し続け、シリアのアサド政権に対する国際的な圧力が高まっています。12月第3週、国連は、3月以来シリアの死亡者数は、数百人の子供を含め、5千人を超えたという推計を出しました。「アサド政権には、市民を民間人を殺す時間がまだまだ与えられています。」身の安全のために潜伏しているダマスクスの人権弁護士のラザン・ザイトウネは言います。「政府にはいつでもさらに人を殺すための新しい理由、新しい正当性があるのです。まるで全世界がシリアの状況がある点に到達するのを待っているかのようです。まるで、1日あたりの死者40人では政権に対して厳しい行動を起こすには十分ではないようです]

    dailynews date: 
    2011/12/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • タワックル・カルマン イエメン人ノーベル平和賞受賞者 世界中の女性活動家に賛辞

    2011年のノーベル平和賞が先週末、3人の女性に贈られました。リベリアの平和活動家リーマ・ボウイー、リベリア大統領エレン・ジョンソン・サーリーフ、イエメンの平和活動家でジャーナリストのタワックル・カルマンです。マルマンはアラブ人女性として初の受賞で、さらには最年少受賞者でもあります。今週は彼女らの受賞スピーチからハイライト部分をお届けしてきましたが、今日は最後のカルマンの演説です。3人の子供の母親である彼女は、長年の米国の協力者である大統領アリ・アブドラ・サーリハの統治に抗議する政治集会を率いてきました。「多数のアラブ女性が会場にみえています。男性優位主義に支配された社会で自らの権利を勝ち取ろうとしてきた彼女たちの懸命な戦いと探求なしでは私はこの場に立っていなかったでしょう」とカルマンは言います。「この男性優位主義は男性にも女性にもともに多くの不正義をもたらしてきました。それらすべての女性たちに言いたい、歴史と支配体制の苛酷さが不可視の存在にしていた女性たちに、女性と男性とが正しい関係を持てる健康な社会の建設のために身を捧げてきたすべての女性たちに、社会正義も平等な機会もない国でいまも自由への道をよろけながらも歩んでいるすべての女性たちに、私は言いたい。ありがとう。あなたたちなしではこの日は現実のものとはならなかった」

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    2011/12/14(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 連邦議会は無期限拘束法案を修正しホワイトハウスの拒否権回避をめざす ただし懸念は消えず

    連邦下院は今日、6620億ドルに上る大型の国防関連法案を採決する予定です。この法案が成立すれば、米国政府の下での無期限拘束の範囲を一気に広げることになるかもしれません。この国家防衛権限付与法には、米軍がテロ容疑者と考える者はだれでも、世界中いかなる場所でも訴追手続きや裁判抜きで収監できるとする条項があります。この法律は実際上、米軍の戦場の定義を世界中どこにでも拡大適用できるもので、米国内さえもそこに含まれます。ホワイトハウスはこれに拒否権を行使すると警告しました。拒否権の支持者には国防長官のレオン・パネッタ、国家情報長官のジェイムズ・クラッパー、FBI長官のロバート・ミューラーなどの政府高官たちも含まれます。しかし議員たちは、こうした懸念部分を最後の土壇場で修正して拒否権行使を回避しようとしています。それでも批判者たちはこの法案は憲法に謳われた基本的人権を深刻に脅かすと警告しています。米国自由人権協会ワシントン法務局の上級法律顧問クリス・アンダーズに話を聞きます。「この法律は、嫌疑があるというだけで人を投獄し、一生閉じ込めておくことも可能にするものです」とアンダーズは警告します。

    dailynews date: 
    2011/12/14(Wed)
    記事番号: 
    3
  • MFグローバル社倒産で前NJ州知事に厳しい尋問 資金不正利用を知っていたとの証言で

    前ニュージャージー州知事でその前は連邦上院議員も務めたジョン・コーザインが13日、連邦議会で証言しました。商品先物及び金融派生商品を専門とする証券会社MFグローバル社の経営トップを短期間つとめていたからです。同社はこの10月に倒産し、2008年のリーマン・ブラザーズ倒産以降で最大規模の倒産となりました。MSグローバル倒産後、管財人は本来隔離されていなければならない顧客勘定の資金のうち12億ドルにおよぶお金が紛失していることを発見しました。コーザインはMFグローバルのだれにも資金の不正利用を命じたことはないと言いますが、証人の1人はコーザインは顧客資金流用の疑いのある融資を承知していたと証言しました。投資銀行員からジャーナリストに転じたノミ・プリンズに話を聞きます。「いま聴いているのは自分の責任と説明義務をすり抜けて逃げ切ろうとしている者の話です。それはサブプライム危機や過去の他の危機の際にCEOたちが行ったこととほとんどまったく同じ話です」とプリンズは言います。「オキュパイ運動でこの国全部で5500人もの逮捕者が出ていますが、ウォールストリート側からはCEOからも上級役員からも1人も逮捕者が出ていないのです。私たちの経済やヨーロッパの経済から数兆ドルものカネをせしめた連中ですよ。そして彼らが今度はまた世界をぐるっと回ってアジアに対して同じことをしようとしている。

    dailynews date: 
    2011/12/14(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ロシアのプーチンにかつてない試練 選挙不正に数万人が抗議

    ロシアで先週末、数万人もの人々がモスクワやその他の都市の街頭に繰り出しました。ここ十年以上で最大のデモです。抗議の人たちは先頃行われた下院議会選挙で大規模な選挙不正が行われたとされることに怒りを表明し、首相であるウラジミル・プーチンと与党「統一ロシア」党の退陣を要求しています。「ロシアの人々が求めていることは、米国や西ヨーロッパの人々には当然と考えられているものだと思います」と、本日のゲスト、受賞歴を持つロンドンのガーディアン紙海外特派員ルーク・ハーディングは言います。「彼らはただ公正な選挙を求めているのです。本物の、より透明性の高いメディアが反対派の声に耳を傾け、現在の国営テレビから締め出されている批判者たちも登場させることを求めているのです。もっと複合的な政治的土壌を求めているのです」。ハーディングは今年、ウィキリークスによって公開された機密外交文書を利用して、プーチン統治下のロシアが「事実上のマフィア国家」になっているとの告発を記事にしてモスクワから国外退去処分になりました。この経験は新著"Mafia State: How one reporter became an enemy of the brutal new Russia"(『マフィア国家:一記者がいかにして野蛮な新生ロシアの敵になったか』)に書かれています。

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    2011/12/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「アラブの人々は目覚めた」:イエメン人活動家タワックル・カルマンがノーベル平和賞を受賞

    2011年のノーベル平和賞は12月10日、「女性の安全と、女性が平和構築に全面的に参加する権利のために、非暴力の闘いをおこなった」3人の女性たちに授与されました。デモクラシー・ナウ!は12月12日、リベリアの活動家リーマ・ボウイーと、同国の大統領で、アフリカ大陸で初の民主的に選出された女性国家元首であるエレン・ジョンソン・サーリーフの受賞スピーチのハイライトを放送しました。13日は、イエメンの活動家で、アラブ女性として初のノーベル平和賞を受賞し、史上最年少の受賞者でもあるタワックル・カルマンの受賞スピーチを放送します。32歳で、3人の子供の母親であり、積極的に発言するジャーナリスト兼活動家であるカルマンは、報道の自由を求める運動を行い、政治犯の刑務所からの釈放を求める毎週の座り込みを行いました。彼女は、束縛のない女性ジャーナリスト(Women Journalists Without Chains、WJWC)を結成し、イエメンにおける女性の権利と民主主義を求める闘いで指導的役割を果たしました。最近では、彼女は、長年米国が支持するアリ・アブドラ・サーレハ大統領の支配に反対する抗議活動での集会を先導しました。「アラブ世界は今、新しい世界の誕生を目撃しています。暴君や不当な統治者らはそれに必死に対抗しようとしています。

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    2011/12/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 占拠活動家らが西海岸の主要港を閉鎖 標的はゴールドマンサックス社

    > 「ウォール街を占拠せよ」運動は12月12日、舞台を路上から波止場に移し、サンディエゴ、ロングビーチ、ロサンゼルス、オークランド、ポートランド、タコマ、ロングビュー、シアトル、ベリンガム、アンカレッジ、バンクーバーを含む西海岸に沿って一連の行動を行いました。多くの抗議行動は警察との衝突を引き起こし、多数の逮捕者を出し、一部ではデモ隊に対するトウガラシスプレーや閃光催涙弾の使用も見られました。いくつかの港は一時的に業務停止に追い込まれ、ポートランドとシアトルのターミナルは完全に閉鎖されました。オークランドでは、港への夜の行進は、米海兵隊の退役軍人で10月に警察が発射したとされる発射物で頭を撃たれたスコット・オルセンによって先導されました。戦争に反対するイラク退役軍人(Iraq Veterans Against the War)のホルへ・ゴンザレスから詳細を聞きます。「シアトルと西海岸の全域で、港湾労働者やトラック運転者らの中で起こっている奮闘を私は理解できます」と、12月12日のシアトルでの抗議行動に参加中にトウガラシスプレーをかけられたゴンザレスは言います。「彼らは精神の健康、家がないことなど同じような問題に取り組んでいます。退役軍人も自分たち自身を、こうした問題全てに関係していると見ています」。

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    2011/12/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 元ソルトレイク市長で元民主党員のアンダーソン 2012年大統領選に向けオバマと共和党に対抗し第三の政党を設立

    2012年の米大統領選に先立ち、民主党と共和党に代わる選択肢として新たな政党が選挙戦に参入しました。元ソルトレイクシティ市長のロッキー・アンダーソンは12月12日、新たに結成した正義の党(Justice Party)から大統領選に出馬することを発表しました。アンダーソンは、安定した共和党支持を持つ州にありながら、近年の米主要都市の中で最も進歩的な市長の一人として知られてきました。2000年から2008年までの二期の市長任期の間に、アンダーソンはLGBT(性的少数者)の権利、環境の維持可能性、イラク戦争に反対する反戦運動について積極的に発言し擁護しました。アンダーソンは金が政治に及ぼす影響と闘うと誓い、個人の寄付金を一人あたり$100に制限することとして、12日に選挙運動を開始しました。アンダーソンと正義党は、2012年11月の大統領選に向けて草の根運動を築きたいと言っています。「我々が正義党を発足したのは、システム全体が腐敗しきっているからです」とアンダーソンは言います。「今のシステムは非常に病んでいます。このシステムの中にいる誰も、特にこの腐敗したシステムを維持し、それによって生きながらえている二大政党の誰も公共の利益のために働いていないことを私たちは知っています。」

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    2011/12/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • リベリアの平和活動家リーマ・ボウイーとエレン・サーリーフ大統領、イエメンのタワックル・カルマンにノーベル平和賞授与

    10日、2011年度ノーベル平和賞が「女性の安全と権利向上のために非暴力運動を行ってきた女性活動家と政治指導者ら3人に授与されました。3人の受賞者は110年続くノーベル平和賞の歴史の中で男性85人に対しわずか12人しかいない女性受賞者に続くものです。今日は受賞スピーチの一部をお送りします。「ノーベル賞委員会は、私たち3人の受賞者に、女性のために発言する許可を与えることはできません。ですが、委員会は、女性と話すためのプラットホームを提供してくださいました」と、人権活動と、アフリカ大陸初の民主的に選出された大統領として2006年に就任して以降、リベリアに進展をもたらしたことを評価されたリベリア大統領のエレン・サーリーフは話します。「この世の中が女性が男性と同等で自由とみなされ、一体性をもった調和を達成するまで、休む暇はありません」とリーマ・ボウイーは語ります。ボウイーの「平和のための女性」リベリア大衆行動は、2003年に国内紛争を終結させたと評価されています。この活動は2002年に、ボウイーが他の女性たちと魚市場における衝突の終結を祈り、歌うために組織し、静かに動き出しました。

    dailynews date: 
    2011/12/12(Mon)
    記事番号: 
    4

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